転職なら社会人のための転職サイト【リクナビNEXT】|求人、転職に関する情報満載! 2017/04/26 UPDATE 毎週水・金曜更新!

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大手ファーストフードからIT企業へ。長く働ける女性のキャリアとは

カナさん(仮名):26歳 サービス→ITエンジニア

夜型の生活が続き、家庭との両立に不安を覚え転職を決意

338_2大学生のころからアルバイトをしていた大手ファーストフード会社にそのまま入社したカナさん。就職活動はしたが、「人を大切にする」という部分で大好きなアルバイト先を上回る会社は見つからず、そのまま新卒として就職した。入社後は地元に近い九州の店舗に配属されたが、給与や待遇には満足していた。年次とともに重くなる責任範囲もやりがいと感じ、業務改善など自分の提案によって店舗に貢献する手応えも感じていた。ただ、アルバイト時代と大きく変わったのは生活のリズム。平日は15時に出勤して深夜零時までほぼ立ちっ放し。閉店後はオフィスワークがあり、業務が終わるのは午前2時ごろ。仕事が終わるのが遅いので、起床も当然遅くなる。出勤が早番だった場合は起きたらすぐに出勤しなければならず、昼夜逆転の日々が続いた。

現場で経験を積み、いずれは「本社で全店舗が利用するシステムの開発がしたい」という目標を持っていたカナさんは、体力の続く限り昼夜逆転の長時間勤務を続けていた。だが、会社の体制が変わったことをきっかけとして、果たして本当に本社に行けるのか、目標の実現性に不安を覚えるようになった。また、目標を切り替えて店長を目指した場合に気掛かりになったのは、このまま年齢を重ねること。体力も不安だが、それよりも周りの女性社員を見渡してみて、結婚や育児には勤務時間の関係上、親のサポートがないと難しいことに気がついた。

「女性として出産も子育ても経験したいし、仕事もずっと続けたい。充分に親のサポートが受けられるわけではないので、転職に踏み切りました」

スキルが身につけば出産後も働けると考え、SIerに転職

店舗での業務改善などの経験を通して、「使う人のニーズを反映したシステムを構築すること」に興味を抱くようになったカナさんは、システム開発を自社で行う会社に絞って転職活動を行った。

「プログラマ、システムエンジニアとしてのスキルがあれば、フリーランスとして業務を受託して自宅で開発する働き方も可能だからです。子どもが小さいころは家にいたいので、まずプログラマとしてスキルを磨くことに決めました」

カナさんは開発未経験でも応募可能な会社を前提に、転職先を徹底的に調べたという。会社規模やネームバリューにはとらわれず、収入が下がることも構わずに「将来役立つスキル」が得られるかどうかを判断の軸にした。勤務地にもこだわりはなかったが、地元から離れる場合は住宅手当があるところを優先した。転職活動の結果、東京にあるSIer(システムインテグレーター)に内定。現在は顧客の会社に常駐するエンジニアとして経験を積んでいる最中だ。

残業は少なく、節約も兼ねて自炊生活を楽しむ

転職後は夜型の生活から、昼型の生活に一変した。月に一度、本社に研修を受けに行く以外は、顧客の会社に朝9時半までに出勤する。仕事が終わるのは定時の18時か、遅くてもせいぜい19時くらい。未経験のため月収は前職より下がったが、現在の会社では家賃補助が約3万円出るため、暮らしぶりが変化するほどではない。

「前職は生活の中心がお店でずっと自炊がしたかったので、朝早く起きてお弁当づくりを楽しんでいます。健康にもいいし食費の節約にもなるし一石二鳥です」。

未経験からITエンジニアとして今後のステップがはっきりと見え、ワークライフバランスも実現している現在の仕事に手応えを感じているようだ。

転職活動を振り返って

結婚や出産といったライフイベントの影響を受けやすい女性は、将来の働き方をイメージできるかどうかが重要だ。「結婚・出産後もシステムエンジニアなら仕事を続けられる」と決め、年収ダウンを覚悟で未経験でIT業界に飛び込んだカナさんだが、結婚・出産後も働ける職種はシステムエンジニアだけに限らない。また、女性活用の観点から、育児関連の制度を整えている企業も増えている。現在の仕事が結婚・出産後も続けられる仕事かどうか、少し立ち止まって考えてみては。