失敗しないための『転職完全マニュアル』 |
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■退職編 STEP1 円満退社のためのスケジュールを確認しよう |
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円満退社の基本は、会社に迷惑を掛けずに辞めること。仕事の引き継ぎやあいさつ回りなど、やらねばならないことは山ほどある。
退職日までに何をすればいいのか、スケジュールを立てて退職の段取りを整えよう。 |
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退職までのスケジュールを確認しておこう |
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退職を決めてから退職日まで、一般的には2カ月は必要とされる。「そんなに必要?」と思うかもしれないが、上司に報告をし、引き継ぎ資料を作り、取引先にあいさつ回りをし、転職のあいさつ状を作り……と、日常業務のほかにこれだけの「仕事」が待っている。スケジュールに余裕を持ち、ダンドリよくこなそう。 |
■退職スケジュール例 |
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●やるべきこと |
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■退職願・あいさつ状の書き方 |
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●退職願の基本的な書き方 |
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●あいさつ状(はがき)の書き方 |
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●あいさつ状(メール)の書き方 |
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白地の縦書きの便せんに、黒インクの万年筆かサインペンで書く |
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表題は必ず「退職願」とし、1行目のほぼ中央に書く |
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退職理由は「一身上の都合」とだけ記入 |
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退職日は上司と相談して決めた日付を記入 |
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所属部署と名前を書き、その下に捺印する |
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あて名は社長名。自分の名前の位置は社長の名前より下にする |
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白地の縦長の封筒を使用。表の中央に「退職願」、ウラには部署名と氏名を書く |
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季節のあいさつから始める |
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退職の年月、在職中の厚情に関する感謝の言葉を入れる |
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転職先や転職月日など退職後の予定を報告する |
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今後の変わらぬ付き合いのお願いを入れる |
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書中でのあいさつの言葉を入れる |
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相手の幸せを祈る言葉も盛り込む |
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自宅、転職先などの新しい連絡先を入れる |
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メールのあいさつ状の場合は「季節のあいさつ」などかしこまった表現は向かない。
自分らしい言葉で、退職や転職に伴う今の気持ちや決意などを盛り込もう。 |
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■退職で返却するもの、受け取るもの一覧 |
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健康保険証は、組合管掌あるいは政府管掌保険であっても、勤務先を通じて返却する。退職日の翌日から使用できなくなる。 |
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転職時や、国民年金に切り替えるときに必要で、生涯にわたり使用する大切なもの。厚生年金基金に加入していた人は、同基金加入員証も受け取ること。 |
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社員としての身分を証明するものはすべて返却。仕事で会った人からもらった名刺も、会社の資産として会社に置いていかねばならない。 |
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雇用保険に加入していたことを証明する、名刺大のカード。雇用保険の受給手続きの際に必要で、転職先にも提出する。 |
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洗濯するかクリーニングに出してから返却する。退職当日まで着用していた場合は、退職後に返却すればいい。 |
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所得税の年末調整や確定申告の際に必要。年の途中で退職し、その年のうちに再就職した人は、転職先で年末調整を受けることになる。その年のうちに再就職しなかった人は、住所地を管轄する税務署で確定申告をする。 |
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社費で購入した書籍、資料、文具類などは会社の備品。業務で作成したデータ、図面、顧客リストなども忘れずに返却する。 |
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雇用保険の失業給付受給手続きに必要。受給額算定の基準となる過去の給与支給額、離職理由などが記されている。転職先が決まっている人は必要ない。 |
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会社から現物支給されたものでも、通勤手当で自ら購入したものでも返却するのが原則。 |
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