これぞエンジニア魂！僕らの座右の銘＆ポリシー30選

エンジニア300人が、仕事をしていく上で大事にしている「座右の銘」や「格言」「ポリシー」などの大事な言葉を一挙紹介！エンジニアだからこそ納得できる珠玉の数々をご覧あれ。

（総研スタッフ／山田モーキン）作成日：10.07.28

以前、Ｔｅｃｈ総研では「じーんときた！現代のエンジニア22人の名言集」というテーマで、著名エンジニアたちが発した言葉を紹介して、大きな反響を得た。
そこで今回、25歳～34歳までのソフト・ハード含む若手・中堅エンジニア300人に対して同じようなテーマでアンケート調査を実施した。具体的には『「座右の銘」「格言」「ポリシー」等、あなたにとって普段、仕事をしていく上で大事にしている言葉を教えてください』というもの。
集まった300の言葉の中から厳選した30を、その言葉を大切にする理由とともに紹介しよう。きっとどこかに、あなたが共感できる言葉があるはず。

	コードは一晩寝かせろ
	（33歳・パッケージソフト開発）

時間に追われがちな状態ではあるけれど、少し距離を置いてみれば作りこんだ不良を見つけやすくなるから

	プログラムとは、英語の羅列というピースのパズルゲームである
	（32歳・システム開発Webオープン系）

プログラムといえども、小さな機能のプログラムを組み合わせれば大抵のことはできるから

	プログラムは思っている・考えているものを具体化するための近道
	（33歳・システム開発Webオープン系）

自分にとっての理想を実現するための手法がプログラミングであり、プログラミングに関するスキルを磨き続けることが大切

	Simple is best
	（30歳・システム開発Webオープン系）

何事もシンプルな設計、コーディングをしていれば素敵なものが生まれるはずだから

	設計は思いやりだよ
	（25歳・機械設計）

キーボードやマウスにだって技術者への思いやりがある。設計という仕事にも使う人への思いやりが必要だ

	図面はアートだ
	（33歳・制御設計）

汚い図面でもわかればいいのかもしれないが、見た人が「きれいだなあ」と思ってくれたらいいと思っているから

	優れた製品の設計は、見た目にも美しい設計である
	（34歳・機械設計）

機能的に効率よく設計した製品は、整然としていて必然的に見た目にも美しくなるもの

	システムはユーザーが楽をするためにある
	（27歳・コンサルタント）

システムはエンドユーザーの負担を軽減し、業務効率化ができるものでないといけないと思っている

	誰が見てもきれい、誰が使っても使いやすく、自分からメンテナンスしたくなるような設備作り
	（31歳・サービスエンジニア）

自分だけでなく、実際に設備を使う人が気持ちよく、また使いやすい＝壊しにくい。来客の際にも自社の人間が自慢して設備を見せられるものを作りたい

	機械は表現の媒体
	（33歳・機械設計）

人が見たときにこれはあの人が作ったんだなと認められるような個性的なものを作りたい

	考えるのは人間だ
	（30歳・コンサルタント）

ソフトウェア開発においてツールを重視する傾向があるが、最終的には人間が考えて、その結果ツールが役立つため

	本来の目的を見失わず、最小投資最大効果を求める
	（32歳・機械設計）

時間が勝負。結果が大きくても時間がかかる仕事の価値は下がるもの。時間と納期を大切に

	昨日はシロでも今日はクロ
	（30歳・コンサルタント）

客の要望によって日々変化することが大きいので、流動性を持ってフレキシブルに対応するという意味で、この言葉をイメージすると気持ちが落ち着く

	技術が未来を切り開く
	（31歳・生産技術）

技術の探求と修練を日々忘れずにいたいから

	ひとつの作業に完璧を求めすぎないこと
	（34歳・システム開発Webオープン系）

ひとつの作業に完璧を求めるのはただの自己満足。ひとつの作業に100％の力を使うよりも、75％くらいの力にとどめて、残りを他の作業に回したほうが自分も疲れないし効率的

	やればできる
	（34歳・機械設計）

急に来た短納期の仕事でも、スタート時は「無理」と思うが結果的には間に合うことが多い。この言葉で初めに自分に気合を入れる

	正しい仕事をしない人は、正しい仕事をしている人を非難する
	（31歳・通信インフラ設計）

いい加減な人ほど、うまく職場で立ち回り、そんな状態に真面目な人は耐えられなくなる。
自分が上の立場になったとき、失敗や問題を起こした人間こそ聞く耳を持って話を聞いてあげたい。なぜなら不真面目な人間は失敗を起こすまでのアクションすら起こさないし、結果的に問題など起こさないから

	負けずに柔らかい
	（32歳・素材）

新しいことをやろうとすると必ず批判が湧いてきたり、ネガティブな評価をされることがある。そういったことに負けずに突き進む精神力が必要。しかし同時に、他者の意見を受け入れる柔軟な思考も必要

	仕事は時間をかけるほど正確性が落ちる
	（33歳・機械設計）

仕事に時間をかける人は得てして、その仕事に対する作業見通しを立てずに漫然と取り組む。真に「しなければならないこと」を見失い、「したほうがよいこと（＝しなくてもよいこと）」ばかりする傾向にあるから

	1に正確さ、2に正確さ、3.4がなくて、5にスピード
	（29歳・システム開発Webオープン系）

モノづくりをする上で、正確さは人から信頼を得るために大変重要なものであるため

	エンジニアは歯車でよい。しかしその場限りの歯車になってはならない
	（33歳・社内SE）

忙しい部署担当の応援を頼まれて引き受けた時、どんなに頑張っても一向に仕事の成果が見えてこないから

	ユーザーよりも業務やデータに詳しくなること
	（33歳・システム開発Webオープン系）

ユーザー＝オペレータであることが多く、視野が狭いので自分が把握していればユーザーのいうことをうのみにせず、よりよいものが作れる

	自分の出したデータにプライドを持つ
	（34歳・素材）

基本かつ常識的なことだが、そうしていない人を見てきたから

	「臨機応変」「難しいことをやさしく、やさしいことを深く、深いことを面白く、面白いことを真面目に描く」
	（31歳・機械設計）

現在は個人レベルで弱小なので、客先要求には臨機応変に対応し、大企業にはできない隙間サービスを充実させたい

	「いつまでにできる？」と聞かれたら、自分の能力の1.8倍の工数を答えろ！
	（34歳・社内SE）

これを実践してきたことで今まで信頼を得ているから。それがすべて

	直属上司よりも、他部署から信頼される仕事
	（32歳・品質管理）

利己よりも利他が、最終的には利己になる

	権利と義務は比例する
	（33歳・運用保守）

プロジェクトでもプログラムでも作成・推進している時はよいが、トラブル発生時、終了後に責任問題でもめがち。権利（実行権はもちろん、給料待遇的なものも含め）を主張するならば義務・責任もきっちり取るべき

	職人の言葉が理解できて半人前。それを会得し、自分の言葉に変えて人に伝えられるようになって一人前。次の世代を育てられるようになって職人
	（30歳・生産技術）

どこの企業も技術を残すことができていない。次に伝える術を考える時期に来ている

	NOと言えないのではなく、NOと言わない日本人
	（32歳・研究）

お願いされた仕事はできるだけ引き受けるようにしている。できない！と思っても最初からNOという言葉は出さないようにしている

	プライドなんてない。天才には勝てない。問題は常に自分のせいだと思え。どこまで捨てられるかが勝負の鍵
	（33歳・パッケージソフト開発）