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景気が後退すると、人材の採用に慎重になる企業も多い。その表れが、厚生労働省が発表している有効求人倍率の低下。2008年8月の有効求人倍率(季節調整値)は0.86倍と、前月を0.03ポイント下回っている。また正社員有効求人倍率も0.53と前年同月を0.08ポイント下回っている。このようにマスでとらえると、求人数は減少傾向にある。 このような状況から、「今は時期が悪い」と、転職に消極的になってしまう人も多い。確かに全体の求人数は減っている。だからといって「自分が携わりたい仕事」が減っているということではないはず。そこで景気後退期にある「今」は転職のタイミングとして有利なのか、不利なのか、専門家に意見を聞いてみた。 今回、本企画に協力してくれた専門家を紹介する。 |
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CAの高原氏は、「求人件数が多い=選択肢が増える」と勘違いしている人が意外に多いと指摘する。「内定をとるまでは、幻の選択肢。内定をとってはじめて真の選択肢になる」(高原氏)からだ。従って自分にとって今が転職のタイミングだと思うのであれば、経済状況がどうであっても転職行動を始めることを躊躇する必要はない。 転職活動は「人生の選択肢を増やす行動」であって、こればかりは誰も増やしてくれないので、自分自身で増やす努力をしなければならない。専門家の意見からもわかるように、不況だからといって動かない理由はどこにも見つからないのだから。 次回はどのような行動をすれば、不況期での転職を成功に導くか、レポートする。 |
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