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部門や会社を超えて、広く流通するプロジェクト名。理想としては、覚えやすくて開発内容もイメージできて、思いも込められた名称が望ましい。そこで今回は、全国のエンジニアにアンケート調査を行い、印象に残っているプロジェクト名を集め、編集部の独断と偏見で賞を贈ることにした。
(総研スタッフ/タニー只野 イラスト/坪井弘貴)作成日:08.09.29
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今回、全国のエンジニアに「印象深かったプロジェクト名」のアンケート調査を行い、特に秀逸だったものを「珍プロジェクト名・好プロジェクト名大賞」と銘打ち、〈IT編〉〈製造業編〉と業界に分けて豪華二回シリーズでお届けする。だがその前に、まずはプロジェクト名がどのようなプロセスで決定されているのか、また、命名する指標やポイントを、参考までに大賞の発表前にご紹介したいと思う。 まず、プロジェクト名は誰が決定しているのか。集計結果のグラフを見ると、プロジェクト名の決定方式は、メンバーや役職者が決めたパターンと、メンバーの合議で決められるパターン、顧客や営業などメンバー以外の別の部門で決められるパターンの三種類に分けられることがわかる。なかでもいちばん多かったのは「マネジャー・管理部門」という回答だ。PL・PMだけでなく、「管理部門の部長」や「役員」、ひいては「社長」まで、プロジェクトに参加してない偉い人が、鶴の一声で決めていることも多いようだ。続いて挙げられたのは「その場の雰囲気」。フリーアンサーを見てみると、「資料作成時の表題や、会議室を押さえたときにその担当者が決めたり、プロジェクトの召集者が決めたり、かなり適当(27歳 女性 研究、特許、テクニカルマーケティング、品質管理ほか)」など、いつの間にか決まっているケースも。 続いて「メンバーからの公募」。公募からの選出方法は、「第一にわかりやすいこと、第二に的を射ていること、第三にプロジェクトの成功を込めた何かが含まれていること(32歳 男性 システム開発(Web・オープン系)」と、一定の基準を決めて多数決で選び、その後、マネジャーや経営会議での承認などを経て決定するケースが多くを占めた。 |
いよいよ本題のプロジェクト名を発表したい。ここでは、響きと意味が上手にマッチしているプロジェクト名や、開発者の思いあふれるプロジェクト名など、秀逸と思われるものを編集部の独断と偏見で5つの部門に分けて選出した。さっそくご紹介していこう。※プロジェクト名についているカッコ内は、プロジェクトの規模と期間を表しています。
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続いて、全国から寄せられたプロジェクト名のうち、「ちょっとそれは……」というべき、珍プロジェクト名をご紹介したいと思う。日々このプロジェクト名を口にし、プレゼン資料や社内の報告書に記載されているであろうシーンを想像すると、なかなか感慨深い名称ばかりである。
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IT系とメーカー系に分けてお届けする珍プロジェクト名・好プロジェクト名大賞。今回ご紹介したIT系のプロジェクト名の特徴は、スマートで語感のいい英単語を用いるか、もしくは同様のプロジェクトが続くせいか、神話に出てくる神々の名前や星の名前など、同じテーマでシリーズ化できる名称が多かった。また、既にプロジェクト名自体が切羽詰まっているケースが目立ったことも特徴的か。 次回は製造業(メーカー)編。プロジェクト名の数だけ、開発にかける熱い思いとドラマがある。IT系とは違った、味わい深いプロジェクト名が数多く登場しますので、ぜひご期待ください! |
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