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組込みシステム技術史 |
IT技術史 |
1979 |
「OS-9」の最初のバージョンが登場
モトローラの8ビットMPU MC6809のために開発されたリアルタイムOS |
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松下電子工業が真空管の生産を終了(真空管時代の終焉) |
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1980 |
「VxWorks」が登場
高い信頼性や安全性が要求される航空宇宙、防衛分野などで広く採用されているリアルタイムOS |
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電電公社がDDX-P(デジタル・データ交換網パケット交換)サービスを開始 |
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1982 |
「pSOS」開発(Software Components Group社)
組込み機器向けリアルタイムOS。同社は後にIntegrated Systems社に買収され、さらに1991年には「VxWorks」を提供するWind River System社がIntegrated Systems社を買収 |
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日本電気、ジョセフソン素子理論回路を開発 |
公衆電気通信法改正(中小企業VAN自由化) |
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1984 |
コンピュータ・アーキテクチャ「TRON」提唱(東京大学坂村健教授)
TRONプロジェクト発足 |
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電電公社、INSモデル実験を東京・三鷹、武蔵野地区で開始 |
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1986 |
社団法人日本システムハウス協会設立
通産省の指導の下、マイクロエレクトロニクス応用技術に関する標準化の推進、権利の保護、調査研究等の活動を目的 |
「ARM2」提供開始
世界中の組込みシステムで数多く使われているARMアーキテクチャの最初のCPU製品 |
「Lynx」最初のバージョンが登場
POSIX互換のリアルタイムOS |
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ソフトウェア生産工業化システム(シグマシステム)プロジェクトがスタート |
UNIXワークステーションが相次いで製品化(パナファコム、カシオ計算機、ソニー、オムロンなど) |
NTT株の一般入札開始。財テクブーム起こる |
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1987 |
「ITRON」仕様公開(TRONプロジェクト)
機器組込みシステム用のリアルタイムOS |
「第1回ツールフェア'87」開催(社団法人日本システムハウス協会)
現在の「Embedded Technology展」の前身 |
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日米政府が国際VAN自由化で合意 |
ニューヨーク証券取引所で株価暴落(ブラックマンデー) |
利根川進にノーベル医学・生理学賞 |
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1988 |
社団法人トロン協会が発足
トロンプロジェクト推進の中核機関 |
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瀬戸大橋が開業 |
UNIX標準化の国際団体「OSF」が発足 |
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1992 |
「SH-1」発表(日立製作所)
組込み機器用32ビットRISCマイクロコンピュータ SuperHの最初の製品 |
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産業構造審議会・情報化人材対策小委員会、「2000年のソフトウェア人材」を発表 |
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1993 |
OSEK(Offene Systeme und deren Schnittstellen fur die Elektronik im Kraftfahrzeug)プロジェクトがドイツで発足
欧州の自動車制御を行うコントロールユニットの標準化を目標とする |
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国内パソコンメーカーとソフト会社約70社、「OS/2コンソーシアム」を設立 |
細川連立内閣成立 |
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1996 |
「Windows CE」発表(マイクロソフト)
PDAや組込み機器向けの32ビットのマルチタスク/マルチスレッドOS |
情報処理技術者試験制度で「マイコン応用システムエンジニア試験」開始
組込みシステムの設計、開発に関する実務経験や組込みシステム開発のプロジェクト管理スキルを測るもの |
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電子ネットワーク協議会、「パソコン通信の利用をめぐる倫理問題に関するガイドライン」を発表 |
文部省とNTT、全国の小中学校計1000校のパソコンに通信機能を持たせる共同計画を発表 |
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1997 |
「JBlend」開発(アプリックス)
ITRONとJavaの実行環境を融合したJTRON仕様に準拠したオペレ−ティングシステム |
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「コンピュータ西暦2000年問題関係者省庁連絡会議」を設置 |
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1998 |
Symbian社が英国に設立
携帯電話搭載のOSとして高いシェアをもつSymbian OSを提供 |
「EmbeddedJava」の仕様が提唱される(Sun Microsystems社)
組込み用のJavaの開発環境 |
「Auto PC 1.0」提供開始(マイクロソフト)
車載情報端末向けのソフトウェアプラットフォーム |
「MISRA-C」策定・発表(The Motor Industry Software Reliability Association)
C言語による標準コーディングガイドライン。MISRAは欧州の自動車関連ソフトウェア業界団体 |
「第1回 組込みシステム開発技術展」東京ビッグサイトで開催(リード エグジビション ジャパン)
「ソフトウエア開発環境展」の「組込型システムコーナー」が分離独立 |
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政府、総合経済対策を発表(総事業費16兆6500億円。情報通信関連は総額7500億円を計上) |
行政情報化推進基本計画(1998〜2002)がスタート |
民間金融機関と郵便貯金、日本デビットカード推進協議会を設立 |
和歌山毒物カレー事件起こる |
ERP/CRMなどニューアプリケーション市場が広がる |
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1999 |
「MontaVista Preemptible Linux Kernel」リリース(MontaVista Software社)
2.4 Linuxカーネル用のパッチ。同社は、組込みシステムに特化したLinuxオペレーティングシステムとクロス開発ツールの提供を主軸にこの年設立 |
「Microsoft Windows NT Embedded 4.0 日本語版」発表(マイクロソフト)
組込み機器専用OS |
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EU単一通貨「ユーロ」がスタート |
郵政省、「日本インターネット決済推進協議会」を設立 |
経団連、「デジタル・ニューディール構想」推進5カ年計画に関する提言を発表 |
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