SEって、飲みニケーション嫌いだよね？

職場の人間関係や仕事を円滑に進めるためには「飲みニケーション」も大切。でもSEはこの「飲みニケーション」というか、人付き合いが苦手だと思われがち。だけどそれって誤解だったり事実だったり……。今回もきたみりゅうじがぶった切ります。

（イラスト・文／きたみりゅうじ　総研スタッフ／宮みゆき）作成日：07.02.16

　飲みニケーションといえばあれです、飲み屋でガハハと笑いながら、おっとととと酒を注ぎながら、いやいやどーもどーもなんて話に華を咲かせる宴。酒でも飲みながらコミュニケーションを……の造語ですね。
　しかしSEさんって、なんかイメージとしては妙に冷静でムダを嫌うというか、付き合い悪いなというか、そういう旧来の習慣を忌避してるイメージがございます。時には「人間ギライ？」と思う節もあったりなかったりだったりして。でも、ほんとにそうなんでしょうか。SEさんって、飲みニケーション大嫌いなの？　はてさて、それは以降の物語をごらんあれ。


SEさんやプログラマさんなどを見ていると、論理的思考が身につきすぎてるせいか、ムダを嫌う性質がある……とはたしかによく思うことです。でも、だからって「人付き合いをムダと見る」わけじゃないんですよね。実際、無愛想だとか無口だとか言われる同僚は多々いたりしましたが、彼らが人間ギライだったかというとそんなこたなくて、どっちかといえば話し好きでしたし、寂しがりやさんだったよなぁと思います。ちょっと入り口のドアが開けづらくなってるだけで、そこを開いちゃえば普通にペラペラ話すわけです。もちろん飲みニケーションだってウエルカム。　んじゃ、なんでそれがそう見られないのかというと、そこは職業的な要因がひとつあるのかなと。どうしても仕事に集中してる期間は、それに頭が覆われちゃって、ほかのことが後回しになりますし、責任感の強さが災いして、気持ちの切り替えを許さない……ということもあると思います。そのへんが、「人間ギライ」的な冷たい印象を醸し出しているのかもしれません。　あ、でも、おべっか使うのは嫌いって部分はあるかもしんない。さらには好き嫌いもけっこうはっきりしてるかも……。そう考えると、一部の上司さんにとってみれば、「SEとかいう人種というのは飲みニケーションを嫌う、やっかいな奴らだなぁ」という印象は゛正しい"ということになるでしょうね。そこはきっぱり「ムダ」と見ちゃうから。うん。

Dr.きたみりゅうじ

ソフトウェア開発会社にて約７年間、企業システムの営業・設計開発、Windows向けパッケージ商品の企画開発などに従事。現在は、フリーのイラストレーターおよびライターとして活躍中。SE時代の七転八倒を描いたコミックエッセイ『新卒はツラいよ！』『改訂版図解でよくわかるネットワークの重要用語解説100』が現在好評発売中。

http://www.kitajirushi.jp/

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宮みゆき（総研スタッフ）からのメッセージ

SEが飲み二ケーション嫌いかどうかについて、個人的な意見としては「NO」。だって、私の飲み友だちはSEが多いんですもん。元SEを含めたら相当な数かも。もちろん仕事を通じての飲み友だちは少ないので、100％そうだとはいえないのですが、友人たちは会社の飲み会も大好きみたいです。さてさて、皆さんの場合はどうですか？