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前回と同様、300人のSEに質問した「最悪だった火を噴くプロジェクト」の回答です。ただ今回は、「その中での楽しみ」にフォーカスしました。こじつけに思われるかもしれませんが、皆さんは地獄の中で一条の光を求めているのです。でしょ? |
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やっぱり、火を噴くプロジェクト。「楽しみは何ですか?」と聞かれて、まともに答える人ばかりではない。そして、そんな彼らに罪はない。ここではちょっと変わった「愉しみ方」を紹介します。ひょっとしたら同じ思いをしている人がいるかもしれません。 |
火を噴いていちばん困るのはだれか? 4択で答えてもらった結果が以下のグラフです。「それは現場のメンバーだろ」という結果ですが、ちょっと複雑なんです。だって、答えている人はメンバー、リーダー、プロマネの3人なのですから。 |
アンケートでは本人の職種をメンバー、リーダー、プロマネの3つで聞いています。「プロジェクトに入るときにいちばん多い立場」というわけです。ですから、全員が「本当に大変なのは俺だ」と思えば、三者の割合がそのまま結果となるわけです。ちなみにその割合はメンバー41%、リーダー47.3%、プロマネ8.7%、その他3%で、実はリーダーがいちばん多いのです。 それがなぜ、全体的には「メンバーが困る」になっているのか。小さなグラフを見てもらえればわかりますが、メンバーの多くが「自分が困る」と答えているのに対して、リーダーとプロマネの多くは「自分でなくメンバーが困る」と答えているのです。 |
しかもよく見ると、リーダーは「自分」と答えた人が最も少なく、「顧客」と答えた人が最も多い。一方のプロマネは、「リーダー」と答えた人がゼロで、「顧客」はメンバーと同数。大ざっぱにいえば、メンバーは多少自己中心的で、リーダーは現場と顧客の大切さを考え、プロマネは現場を心配しつつもリーダーへの配慮なし、となります。プロジェクトに真摯に向き合っているのは、中間管理職的な役割のリーダー職なのかもしれません。 これで終わります。今年は皆さんのプロジェクトが火を噴くことのないように、Tech総研を代表してお祈りいたします! |
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