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プロスタイリストの小ワザで女子の見る目がちょっと変わる?!年末イベントを乗り切る!エンジニア着こなし改造計画
「第一印象で8割決まる」このフレーズを聞いたことがある人も多いだろう。ビジネスでも恋愛でも、数ある出会いの中で自らの魅力を的確に伝えられれば、新たな可能性・縁が広がるのではないだろうか。今回、雑誌などで活躍するZEELのプロスタイリストが、志願してくれたエンジニアを見事に全身コーディネート。簡単に変身できるコツ・ポイントをご紹介! これであなたもイケメンエンジニアになれるかも!?
(取材・文/高尾将寛 総研スタッフ/タニー只野)作成日06.11.29
パート1
ビフォー編

今回の企画、「スタイリストのスタイリングを受けてみたい!」と志願してくれたのは、某大手SIベンダーにSEとして勤務する榊原さん(都内在住、28歳独身)。「『ファッションは上を向かせてくれる』という看板広告を見て、服装をちょっと変えてみたいと思っていた」とのこと。まずは、いつもの榊原さんをチェック!
スタイリングモデル【ビフォー】
普段は楽で洗濯しやすい服ばかり
 「楽で、洗濯も気にしなくていいデニムをいつも履いてます。上は大体シャツが多いですかね」と、普段のファッションについてはよくある男性諸氏の言葉。「日ごろは、近くの洋服店か百貨店で買います。ただ、そんなに頻繁に買うわけでもなく、いつも同じようなものになってしまうんですよね。

最近、お洒落なショップには何となく敷居の高さを感じるようになってしまって(苦笑)、格好良いと思うので、気にはなるんですけど」と絵に描いたようなコメントだが、何となくそのキモチは理解できる。

本日のコーディネートは、ストライプのシャツにデニム、黒のスニーカー。なるほど「センス良い!」って感じにはちょっと見えないかも。さて、ここから榊原さんはどう変身するのか!?
シャツ
綿ストライプのユニクロのシャツ。「合わせやすいので似たようなシャツを何枚も買っています(笑)」
ジーンズ
LEEビンテージ加工デニム。「何にでも合わせられるのでデニムがやっぱり便利ですね」
シューズ
コンバースのキャンバススニーカー。「安くて軽いコンバースが好きです。黒だと汚れも目立ちませんし(笑)」
トレンドは取り入れつつ、自分でも着れるものを希望!
 「希望を、と言われると、特段に何かイメージがあるわけではないのですが、折角プロのスタイリストさんにお願いできるということなので、“イマドキ感・流行を取り入れている”ということと、“エッジが利いたものではなく、オーソドックスだけど遊びが利いてる”というセンスを感じさせるようなイメージでお願いしたいです。さらに欲張ると、人に語れるような、ファッションについてのこだわりの小話が欲しいですね、いろいろとうんちくが話せるとモテそうですし(苦笑)。とにかく、自分では色々考えてもよくわからないので、プロにお任せします。ただ、芸能人や雑誌のモデルでなく、自分でも着れるものでお願いしたいです。上級者向けじゃないもので」
モデル
 
カリスマスタイリスト
スタイリスト
 TV・雑誌のスタイリングも手がける小野さん。大手セレクトショップの店舗でも活躍した経験があり、セレクトショップZEELでも活躍。 大人のカジュアルを提唱し、トレンドを押さえた上品な色合わせ、アイテム遣いが素晴らしい。外面への意識が、自分の心の調子にも影響する、という心理学的側面にも気を配り、「ファッションを楽しんでもらうことから、自分を高める、上を向くキッカケになれば、生活の楽しみが広がれば」という考えのもと、活動を続けている。
 
 
パート2
プロの技とアイテム選びをチェック!

 これからの季節、まだまだ寒くなるので、素材選びも大切。ディテール・縫製の作りまで、きっちりチェックし、プロならではの目が光る! この秋冬はやはりダウンジャケットがMUSTアイテム。特に今年は、各ブランドともに力を入れており、それぞれに面白いものが多い。定番といえば定番のアイテムだが、色合わせでいかようにも楽しめる。
 
まずは素材からチェック
巷ではモンクレール※1ばかりが目についたこの秋だが、山系の本格派は素材にその違いが現れる。高密度の薄い・軽い、でも丈夫なダウンは「ならでは」のアイテムで、より大人好み。カジュアルではパンツもデニムの流れからデニム以外へとトレンドが流れる中、トラウザータイプ※2のボトムが注目、ウール素材のパンツは季節感を感じるには欠かせない。

【※1 モンクレール】 近年、ダウンジャケットと云えば「モンクレール」と云われる程に人気を博しているブランド。軽くて丈夫で暖かいその造りは、長年愛用できるものだ。
【※2 トラウザータイプ】 基本的にはメンズのズボンのことであるが、スーツなど上着と揃いになったものに使われることが多い。
ダウンジャケット
 
今年要チェックのアイテムたち
ベストアイテム ベストアイテム ベストアイテム
イタリアで火がついたVA BENE小粋な時計。「3万円程度で購入できるところも魅力のひとつです」
IMAI HIROKIの靴。「足元はオシャレの重要なポイントです。綺麗目に押えましょう」
MARMOTのダウンジャケット。「今年の旬は深みのあるパープルですね。この色なら派手にならず大人っぽくまとまります」
合わせ方のコツは?
選び
 コーディネートで大切なのは、やはり着る人の着心地がいいこと。自身になじむということは、自身の雰囲気・オーラとのマッチが欠かせない。色・素材・シルエット&サイズ・アイテム、がその要素になる。まず色は大切。印象をつくり上げる部分では最も重要。その色が自分に似合うかどうかと、その時々のトレンドを、いかにバランスよくコーディネートするかがカギ。この冬は挿し色に紫系、次の春まで考えるとブルー系を取り入れるのがおススメ。男性なら紫はちょっとと言う方も、濃い目、青みがかかると無理なく取り入れられる。
 次に、素材は季節感を意識し、マッチしたものを選びたい。体形に応じてシルエットを選んで全体のラインを考え、特にサイズが合っているかも、見る人の印象をきれいにまとめるコツ。サイズが合っているとイメージは格段にUP。アイテム選びは、用途・着用シーンによるところがあるが、いろいろな着用シーンを考え、あわせやすいものがまずは必要だ。
 「今年っぽさを考えると、注目のアイテムは、繰り返しになりますが、やはりダウン。濃い紫のプレーンなタイプは、ぜひトライしたい逸品。また全体の流れとしては大人っぽさが鍵。そうなるとテイストはやはりきれいめのスタイル。きれいめは足元からの演出が取り入れやすい、ドレスシューズでライトな色め、スマートな雰囲気は一枚革のシルエットでばっちりです。 あとこだわりたいのは小物。男ならではの小技と遊び、腕の周りや首元にしつこすぎないボリュームで、トレンドを押えて遊んでほしい。イタリアの遊び心満載のVABENEの赤は注目です。」
スタイリスト
パート3
オドロキのコーディネート術【カジュアルアフター】

カジュアルは去年までダメージ・中古感のあるもの、イタリア×アメリカのようなものが目立ったが、これからはきれいなカジュアルが好印象。やはり今年はダウンジャケットを中心に、またクリスマス前ということで、小技の利いたアイテムを取り入れたい。スタイリストがチョイスしたスタイリングは……。
スタイリングモデル【アウターコーディネート】
コーディネートの特徴
 「今年のアウターと言えばダウンジャケット。オーソドックスなものより着丈の短いN2Bタイプ※3でファー付きのモデルは、トレンドでもある『ゴージャス感』を演出できます。シャープな印象も大人の男に求めたいもの、そこで色は黒をチョイス。合わせるボトムスもジーンズではなく細身のカーゴパンツを選びました。
 トップスのダウンジャケットにボリュームがあるので、細身のパンツや色の薄いスニーカーなどでバランスをとり、やぼったさがなるべく出ないようにするのがポイント。インナーはトレンドカラーでもあるパープルのニットを差し色に」

※3【N2Bタイプ】 1960年代に採用された米国空軍の特に寒冷地用のフライト・ジャケットの一種です。現在はその機能性、デザイン性を落とし込んで定番として愛されています。
シャープにスマートな印象を演出する
今日のダウンの着こなしで、特に気を配ったのが、「シャープにスマートな印象を」 という点と 「この冬を楽しんでもらう遊び」。ダウンジャケットのしなやかな黒とニット素材のソフトなパープルの色は、相性が良い上にトレンド感も押さえ、ぜひ取り入れていただきたい組み合わせになりました。今までは選ばないような色かもしれませんが、「今」選ぶと楽しめますよ。
ダウンジャケット
遊びのあるヴァベーナのリストウオッチ
暗くなりがちな冬の着こなしには、アクセサリーなどの小物に赤など色味のあるものを取り入れてみましょう。今回お薦めなのは、「VA BENE」のウオッチ。イタリアのブランドですが、今年日本に入ってきたところ。イタリアセレブやサッカー選手が注目のブランドで、スケルトンのバンドなどが、いい意味で「おもちゃ」っぽく、遊びの利くアイテムです。価格ももちろんリーズナブル。イタリアセレブは、コレクションをして、その日のスタイルに合わせて、時計もコーディネートして楽しんでます。いいですよね、こういう遊びも。
ダウンジャケット
パート1
オドロキのコーディネート術【オフィス編】

オフィス編といえど、ビジネステイストもばっちりスーツで決めてしまうより、ドレスダウンしたスタイルがソフトで遊びある雰囲気が出て◎。職場によってはそうもいかない!というエンジニアも、ひとつコーディネートできる軸のアイテム(ジャケット・ボトムス)を持っていると、使いまわしも利いて役に立つ。それでは次の項で、具体的なコーディネート術をみていこう。
スタイリングモデル【ビジネスコーディネート】
コーディネートの特徴
 定番ともなりつつある「ジーンズ+ジャケット」のワンランク上のスタイル。よく見かけるこのコーディネートに挑戦ですが、合わせるアイテムによって、よりフォーマルな装いになります。ブラックのジャケットもコットンではなくウールの素材のものを。今年らしさをさらに出すには、えりの形がピークドラペル※4のモデルがおススメ。
 清潔感を演出するのは必須ですから、織り柄の入った白シャツで、さらに欲を言えばダブルカフスのタイプでシルバーのカフスを付けたりするのもいいですね。ジーンズも色落ちや加工のしていないデニム本来の濃い色をした風合いのものが、きれいめに仕上げるためのMUSTアイテム。自然に決められるコーディネートです。

※4【ピークドラペル】 テーラードジャケットのラペル(襟)部分の先がとがった形の物。よりスタイリッシュな印象を与えてくれます。
定番に新しい小物のカラーを
少し冒険になるかもしれませんが、ストールやマフラーに今年の流行色でもある「パープル」や「グリーン」を取り入れると、より一歩上のスタイリングに。シンプルな収まりのよい色を選びたくなるところですが、小物には是非「今」を取り入れ、遊んでいただきたいところ。ベースが主張の強すぎないシンプルなスタイルなだけに、グッと着こなしの幅が広がります。自分の好きな色を取り入れていただくのも、楽しみ方としては◎
ダウンジャケット
足元も定番でシンプルに
全体の組み合わせで気を付けたいのはベルトや靴、バッグやカフスなどの色を揃えるということ。合わせやすいブラックで統一感を出す。この小さなポイントが全体の完成度をグッと引き立てます。こだわる人は同じブランドの同じ革でという方もいますが、そこまで頑張らずともツヤ感の似たものをチョイスしてもらえれば十分。 細かい点ですが、今回選んだ「TRADE」の 生デニムは、ステッチが赤と黄色で遊びが利いて、全体のバランスに溶け込むアクセントになります。
ダウンジャケット
パート5
コーディネートを振り返る

顔つきも変わったエンジニアの榊原さん、自然に笑みもこぼれる今回のスタイリスト体験。 スタイリストの小野さんの話していた「上を向く」楽しみは、実現された様子。ファッションの持つ魅力を改めて再認識してもらえたのだろうか?お二人の感想を参考にして、今年の冬のファッションをちょっと検討してみては。
 
スタイリスト小野さんからのコメント
 今回榊原さんといろいろお話させていただいた上でスタイリングにあたって心がけたのは、キチンとしたサイズのもので、なおかつトレンドをほどよく押さえたアイテムを選ぶということでした。アクの強い現実感の薄いものだと「着せられた感」が出やすいですし、普段のファッションに取り入れにくいものだと着まわしの幅も狭くなりますから、その辺りは気をつけましたね。ご本人も撮影の始まる前と終わった後でだいぶ顔つきが変わり、いたく感激してくださったのが印象に残ってます。こういったシーンに出合えるのもスタイリスト冥利に尽きますね。
スタイリスト
 
笑顔の榊原さん
エンジニア榊原さんの感想
 自分がこんなに服を着こなせるとは思いませんでした。世界感が広がった気がしますね。職場のみんなも驚くと思います。以前からセレクトショップで売っているようなおしゃれな服を着たいという願望はありましたが、どんな服が自分に似合うのかわからないし、おしゃれでない自分がセレクトショップに行くこと自体に抵抗を感じていました。今回選んでいただいた服は今持っている服を引き続き着られるようにスタイリストさんが意識してくれました。そんな心遣いも嬉しかったです。ありがとうございました!
 
今回ご協力いただいた企業
株式会社ZEEL
ONLINE最大級のメンズセレクトSHOP『ZEEL』を運営
トレンドの商品に加え、国内・世界の「モノづくり」にこだわる本物ブランド・商品をラインUP。衣服・靴・バッグからインテリアまで幅広く販売している。TV・雑誌で活躍するスタイリストと契約して、毎月スタイリストが選んだ商品の特集や、「スタイリストチョイス」が好評。スタイリストがお客様の要望に合わせてスタイリングした商品をお届けする「スタイリストお買い物代行サービス」が人気だ。
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タニー只野(総研スタッフ)からのメッセージ
日頃カジュアルな服装で出社しているので、ファッションはついつい適当になりがちです。というか先日元Tech総研の編集長に「もうちょっと気を遣った方がええで」と注意されてしまいました。というわけでスタイリストさんのアドバイスを自分のことのように聞いていたのですが、「そうか、今年はやけに紫の服着てる女の人が多いのは流行りだったからなのか!」という発見がありました。週末にでも紫の洋服買うことにします。

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