忙しいSEは、会社の近くに住むべきだよね？

終電帰りや徹夜作業が、昨日も今日も明日も、その先も……。こんな毎日が続くSEが夢見るのは「自宅が会社に近かったら、もっと寝れるのに」。でも待った！家が会社の近所だからって、いいことばかりじゃない！今回もきたみりゅうじが、ぶったぎります！

（イラスト・文／きたみりゅうじ　総研スタッフ／宮みゆき）作成日：06.11.08

なんの因果か残業の多い会社に入っちゃって、家に着くのは毎日毎日午前様。
え？　なに？　SE稼業をしてりゃ珍しくもなんともない？
……そんな悲しい環境にいる方であれば、誰しも一度は考えるのが「んじゃ、会社のすぐそばに住んじゃえばいいんじゃね？」ってことではないでしょうか。それこそもう徒歩3分くらいのご近所に。ちょっとのどが渇いたな……とかいって、自宅の冷蔵庫を開けにいけるくらいご近所に。
そうすりゃ終電を気にすることもないし、硬い床の上で寝ることもない。そりゃ名案だ、SE稼業を続けていくならかくあるべきだ！　……なんて思いますか？　さてさて、それでは以降の物語をご覧あれ。


忙しけりゃ忙しいほど無駄に思えてくるのが通勤時間です。なので、それを減らしたく思うのは自然なことで、実際そうするほうが効率的とも思えます。でも、あまりに近すぎてしまったとき、今度は境目がなくなって、どこまでも仕事がおっかけてくることになりかねません。それこそ自宅で働く私の場合、いついかなるときも仕事モードで泣けるわけですよ……と、それはいいか。　なので、ほどよい距離を保ちながらも……ってのが一番いいんでしょうね。いざとなったら自転車でもいけるけど、普段は公共の交通機関を使って通います、くらいな感じ。これなら一応、「終電」「終バス」の概念は残るから、そんなにむちゃな呼び出しもくわないでしょうし、ケジメもつきやすくてよいように思えます。　しかし一番の難点は、「そもそもどこに近けりゃ一番いいの？」となる可能性が高いことだったりして。あっちへ出向～こっちへ出向～……と仕事のたびに移動が伴うような職場の場合、そのたびに引っ越しでもしないかぎりは職住近接なんて結局は無理。その都度会社が引っ越し代負担とかしてくれりゃいいんだけど……。そんなん現実はあり得ないもんなぁ……トホホホホ。

Dr.きたみりゅうじ

ソフトウェア開発会社にて約７年間、企業システムの営業・設計開発、Windows向けパッケージ商品の企画開発などに従事。現在は、フリーのイラストレーターおよびライターとして活躍中。SE時代の七転八倒を描いたコミックエッセイ『新卒はツラいよ！』『改訂版図解でよくわかるネットワークの重要用語解説100』が現在好評発売中。

http://www.kitajirushi.jp/

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宮みゆき(総研スタッフ)からのメッセージ

仕事で徹夜は無理だけど、飲んで遊んで徹夜はまだまだ平気（？）な私。夜は強いけど、朝起きるのは苦手なんです。もっと朝寝坊していたい！　でも、会社の近所に住むよりやや離れたとこで、休日は知り合いにも会わず、のんびり過ごせるところに住んでるほうが楽ちん。ということで、今は会社から遠からず、近からずなとこに住んでます。皆さんは近所派ですか？遠くてもOK派ですか？ご意見お寄せくださいませ！