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あなたのキャリアはココが見られている 企業にスカウトされるレジュメ作成術E【キャリアプラン編】
リクナビNEXTスカウトプライベートオファーにある「キャリアプラン」の欄。果たして何を書くべきか? 書いてはいけないことはあるのか? など、書き方に悩んでいるあなたに、自分に合う企業からのオファーを受け取るためのノウハウをアドバイスします。
(取材・文/入倉由理子 総研スタッフ/宮みゆき イラスト/Shu-Thang Grafix)作成日:06.01.11
企業は登録者の「これまで」だけでなく「これから」も重視
 企業が登録者のレジュメを詳しく読んで、「会いたい」と思う人材にオファーを送る「リクナビNEXTスカウト」のプライベートオファー。オファーが届くかどうかは、職務経験やスキル、学歴や資格など、いわば自分の「これまで」にかかっているような気がするが、「プライベートオファー」には「キャリアプラン」という「将来」を語る項目がある。その人の将来の目指す方向や、想定しているキャリアパスは、実は企業が声を掛けるかどうかを判断するうえで、重要な材料になっているのである。その理由はなぜだろうか?
キャリアプランから企業は何を判断するのか?
 企業が「キャリアプラン」で判断しようとするのは、その人の志向性や仕事に対する意欲である。
例えばある人材がもつ経験やスキルが、その会社で募集する職種で要求されるものとピッタリ合致したとする。しかし、その会社は将来、その人材にプロジェクトマネジャーとして活躍してもらいたいと思っているが、本人は技術者として現場で専門スキルを磨いていきたいと考えている……。

  こんな場合、いくら「これまで」の経験やスキルがピッタリでも、本人が希望するキャリアパスを用意することはできないし、無理やりそのポジションに据え付けても仕事への意欲をそぐ結果になってしまう。つまり、会社とその人材が描く将来が、ある程度一致していることが望ましい。

  また、登録ページを介して過去だけを見ていても、その人の人となりは見えにくい。一方、採用においては、入社後成果を挙げるのに必要な、向上心や前向きな仕事への取り組み姿勢、チャレンジ精神といったヒューマンスキルも重視する傾向がある。もちろん、会ってみなければわからないものの、求職者から応募がある場合は仕事に対する意欲が高いと判断できるが、企業側から声を掛ける「リクナビNEXTスカウト」では、仕事に対するスタンスもその会社が求めるものに近いものをもち、その会社の仕事に意欲的に取り組んでくれそうな人を採用したいというのが、企業の本音なのである。

  登録者側の立場から考えても、過去の経験だけでなく、将来にわたるキャリアパスまで自分に合う企業からオファーが欲しければ、キャリアプランを明確に書いたほうがいいし、また、仕事に対する意欲などを明確に書いたほうが、間違いなく企業から声はかかりやすい。「とはいえ、どういうふうに書いたらいいかわからない」という人に向けて、この後、キャリアプランの書き方をアドバイスしていこう。
Q 基本的な「キャリアプラン」の書き方は? また、「自己PR」と何が違うの?
 
 まずは、「キャリアプラン」に書くべきことを指南しよう。「キャリアプラン」には基本的に、「これからどうなりたいか」「これからどんな仕事をしたいか」をまとめればいい。多くの人が悩むのは、もうひとつの記述欄「自己PR」との違いである。「キャリアプラン」が「これから」について書くのに対し、「自己PR」は「これまで」のまとめと考えればいい。下記に、それぞれに書くべき内容を個条書きにまとめたので参考にしてほしい。
キャリアプラン
エンジニアとして今後どのような仕事に携わりたいのか
身につけたいスキルは何か
どんなポジションにステップアップしていきたいか
どんな業種・職種を希望しているのか
社風や規模など、どんな会社で働きたいのか など
自己PR
これまでの仕事の中身を「サマリー」としてまとめる
経験を積むごとにレベルアップできてきたことを語れればベター
特記すべき経験やスキル、達成したことを強調する
成果を挙げられた背景、技術者としてレベルアップできた背景として、どんな仕事への取り組み姿勢があったのかを書く
多くの仕事の中で、やりがいを感じている仕事は何か など
Q 具体的に書いたほうがいい? それとも抽象的な表現のほうがいいの?
 
 「キャリアプラン」はどの程度、具体的に書くべきなのか? これに対する明確な回答はない。その理由は、人それぞれの状況によるからだ。
  もちろん、リクナビNEXTスカウトの大きなメリットは、「多くの企業の中から自分の経験・スキル、志向などに合った企業と出合える」ことだ。だから自らの将来への意思を明確に示し、それに合う企業からの反応を待つというのが王道である。具体的に将来のプランがある人であればそれを明確に書き、たとえ多くの企業からではなくても、あなたの将来のプランと合致するオファーが届く確率は高い。
  一方、明確なキャリアプランがなく、「将来はやっぱりプロジェクトマネジャーになりたい」「先端技術を習得し続けられる分野で働きたいなあ」というような、漠然としたキャリアプランしかないのであれば、それはそれで無理やり「キャリアプラン」を作る必要はない。そのまま正直に書き、届くオファーの中から強く興味を感じるものに反応すればいいのである。
具体的に書くメリット・デメリット
メリット
自分のキャリアプランや志向に一致したオファーが届きやすい
デメリット
領域や企業を限定するため、「思いもよらない出合い」が減る可能性がある
抽象的に書くメリット・デメリット
メリット
領域や企業を限定しないので、より多くの企業からオファーが届く可能性が高い
デメリット
その分、自分の志向とあまり一致せず、ピンとこないオファーが届く場合も
Q キャリアプランが複数ある場合は書いてもいいの?
 
「ベンチャーで技術担当の責任者を目指すのもいいけど、大手で大規模なプロジェクトに携わるのもいい」など、キャリアプランが決めきれないという人もいるだろう。そうした場合、キャリアプランを複数書いても、基本的には問題ないだろう。
  2つ、3つやりたいことがあるのに、限定してしまってはその可能性を限定してしまう。一般の求人広告への応募であれば、その企業が募集する仕事に即したキャリアプランを書いたほうが有利である。しかし、それぞれ異なる仕事、ポジションの人材を求める多くの会社がレジュメを見るのだから、やりたいことが複数あるのであれば、それを書かない手はない。
  とはいえ、これまでソフトウェア会社のSEだった人が「プラント設計」「素材開発」など、何の根拠もない将来像をいくつも並べても意味がない。今までのキャリアの延長線上で可能なことを前提に書かないと、単なる夢見がちな人になってしまう。
キャリアプランが複数ある場合の記入例
キャリアプラン
次のキャリアで実現したいこと
通信会社でインフラ設計に携わってきた経験を今後も生かしたいと考えています。今後のキャリアパスは、2つの方向で考えています。
ひとつは、通信系などのベンチャー企業で、事業計画、経営計画にも携われるような、技術担当の責任者を目指すことです。今後の通信業界において、キーとなる技術をもつ企業で、その可能性を追求してみたいと思います。
一方、これまでよりも大きなプロジェクトに携わり、世の中に対して大きなインパクトを与えたいという思いもあり、大手企業でプロジェクトマネジャーを目指す道も、ひとつの選択だと考えています。
Q キャリアプランはこれまでの経験とはまったく別の内容を書いてもいい?
 
 もちろんキャリアプランを企業は重視するが、企業は過去の経験やスキルを判断材料にして、オファーを送るかどうかを決定する場合が圧倒的。中途採用では新卒と異なり、即戦力として活躍できる人材を採りたいという企業が多いからだ。

  とはいえ、まったく未経験の職種をキャリアプランに書いてもムダかというと、決してそうともいえない。特に若年層の場合、ポテンシャルを重視して採用することもあり、その職種に対する強い意欲や、なぜその仕事に就きたいと思うのかを書けば、確率は低いがオファーが届くこともある。

  また、例えば現在はWebアプリケーションの開発をしているが、大学では動体力学を学んでいたなど、仕事としては未経験でも、その分野の基礎知識をもつ場合、十分強みになることも少なくない。素材や自動車、機械など人材ニーズが旺盛な分野や、あまり中途採用市場で採用しにくい分野の場合、大学や大学院で基礎を学んだ人を採用し、教育しようという意欲を持っているのだ。
まったく未経験の内容をキャリアプランに書く場合の記入例
キャリアプラン
次のキャリアで実現したいこと
現在はWebアプリケーションの開発に携わっていますが、大学では動体力学を学んでいました。就職活動時にはIT業界が成長分野としてもてはやされ、現在の会社を選択しましたが、仕事を3年続けてみて、やはり大学で研究していた分野が自分にとっても、最も興味をもて、意欲的に取り組めると考えるようになりました。
「自己PR」でも書きましたが、現職では会社の規模が小さいせいもあり、早くからチームリーダーとして多くのプロジェクトの進捗や外注も含めたメンバー管理を任されてきました。
仕事として自動車業界は未経験ですが、チームワークの中でよりよいものを作り上げるスキルは、これからも必ず役立つと思います。
大学で学んだ基礎知識があるので、時間をいとわず学ぶことにより、できるだけ早く仕事に必要なスキルを身につけたいと思います。
まずは、自分の思いを正直にぶつけてみよう
 
   一般の求人広告への応募では、その企業の仕事に魅力を感じて応募するのだから、その仕事に合わせてキャリアプランを書けばいいが、「リクナビNEXTスカウト」は、不特定多数の企業がレジュメを目にするのだからそうはいかない。その分、さまざまな可能性があるのだから、自分の思いややりたいことを正直に書くのがいちばんである。

  もちろん、正直に書くことで、オファーがまったくこない可能性もなくはない。登録すれば、レジュメは多くの企業の目に触れるのだから、まったくオファーがこないならば、果たしてそのキャリアプランは現実的なのだろうか、と再考するチャンスにもなる。

  一度きりの応募と違って、何度でも書き換えられるのがレジュメ登録のいいところ。とにかく自分の今の気持ちをぶつけ、自分の将来像と一致するステージを用意してくれる会社との出合いを目指してはいかがだろうか?
 
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宮みゆき(総研スタッフ)からのメッセージ  
宮みゆき(総研スタッフ)からのメッセージ
いきなりキャリアプランを書けといわれても、すぐにはピンとこない人も意外と多いのではないでしょうか。でも、これまでの自分のキャリアを棚卸ししがらレジュメの登録を進めていくと、不思議とそのキャリアプランが見えてきます。あとはどう企業にそのプランをうまく伝えられるかだけ。その参考にしていただけるとうれしいです。ほかにも疑問や悩みがあれば、ぜひ聞かせてくださいね。

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