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「時代遅れなんだよ」「あなたは理想の上司じゃない」… そこまで言うか! 部下から言われたショックなセリフ イラスト
最近の「上司」は気苦労が絶えない。仕事の量と時間は増える一方で、部下は言うことを聞かない。そればかりか、上司を上司と思わないセリフを投げつけてくる。あなたもそんな「ショックなセリフ」で、ムカっ腹を立てたことはありませんか?
(取材・文/総研スタッフ 高橋マサシ イラスト/佐藤ワカナ) 作成日:05.02.02
Part1 今の上司はこんなセリフを部下から言われている!
エンジニアの社内人間関係を鋭意研究中のTech総研では、「部下からショックなセリフを言われた経験をもつ」エンジニア100人に、アンケート調査を実施した。部下の定義は、協力会社などではない同じ社内の実の(?)部下。だから、キツイ。
CASE1:思わぬひと言で頭の中が真っ白に!
課長38歳 VS 平社員25歳/マイコン開発
時代は変わっていた! その後の対応
部下にコーディングについてのチェックの仕方を指示したら、「時代遅れなんだよ」と言われ、「今はツールでチェックするんですよ」と教えられた。 黙り込んで、しばらく言葉が出なかった。今の手法を知らなかったことに気づき、いつの間にか現場から離れてしまったわが身を感じた……。
プロジェクトリーダー40歳 VS サブリーダー38歳/運用・監視
この場で言うなよ その後の対応
取引先や社内向けの文書をチームの皆で議論していたとき、私の文書を読んでいた部下にいきなり言われた。自分では全く意識していないことだった。 大変なショックを受けて黙り込んだ。その部下はほかの部署に追い出したが、今考えると素直に認めればよかったと思う。
 その言葉を聞いて感じたのは、怒りでも、悲しみでもない。精神的なダメージが大きすぎて何も言えなかった……。
 今回の回答で最も多かったのがそんな「頭の中が真っ白」のセリフ。中でも最多の10人が書いたセリフが次で、技術の知識と経験が生命線のエンジニアにとっては、かなりキツい言葉だ。
 「そんなことも知らないんですか?」
 上司を絶句させたセリフはまだまだある。現代の不埒な部下たちは、平気で上司を愚弄しているようだ。
 「あなたに能力はあるんですか?」(サブリーダー31歳⇒PL38歳
 「機械と一緒でガタがきてますね」(設計室主任30歳⇒設計室長44歳)
 「なぜこの仕事をやるのか、必要性を感じません」(平社員28歳⇒課長35歳)
 こんなこと言わせておいて、本当によいのだろうか?
CASE2:何というのか……納得してしまいました
係長37歳 VS 平社員27歳/社内システム開発
私も同じ気持ちなんだ…… その後の対応
私の上の上司の考え方で、部下に指示を出さなければいけなかった場面。ただ、私もその考え方には納得できなかった。言い返されて、「そのとおり、同感だ」と素直に思った。 「会社の方針だから……」と無理やり押し切ったが、自分で納得いく説明ができるまで、指示するべきではなかった。
係長37歳 VS 平社員32歳/機械・機構設計
悪い予感はしたんだよ その後の対応
部下に呼ばれて、空いている会議室に2人きりで入った。私に話しかけるとき、部下は既に辞表を手にしていた。 笑ってごまかした。優秀なヤツだったから、俺をそう思うのも仕方がないなと感じた。彼はその後退職。どうしようもないことです。
 グサっときた。でも、そのとおりだった。だから反論できなかった。そんな悲しい三段論法を自らに課さざるを得 なかった上司もいる。ただ、次の2つは例外だろう。
 「必要経費カット!」(事務職25歳⇒部長35歳)
 顧客の接待で飲み食いした分の領収書を、経理責任者が不在中に清算しようとして、逆に大声で怒鳴られたセリフ。 これ以降、経費のチェックが厳しくなったとのこと。
「お客さんのこと思ったら、早く出たほうがいいですよ」(平社員23歳⇒PL32歳)
  外線電話は新入社員が取るのが社風。2年目社員がだれより早く電話を取るので、「1年目の新人君に取らせろよ」 と注意したところ、こう返された。「やられた、そのとおり!」と思ったらしいが、身の覚えのある上司は多いかも。
「それは絶対に無理です」(平社員30歳⇒PL35歳)
  自分の意見では実現性が少ないことを、本人も理解していた会議でのセリフ。「素直にそうだと思った」らしい。
「会社の方針を教えてください!」(リーダー27歳⇒係長34歳)
 業績の悪さから全社的な方針が一貫しないことに、部下が腹を立てた。この係長は「俺も知りたい」と思ったが、 「ごまかして、いいことだけを言った」らしい。上司もツラい!
CASE3:この野郎! 言わせておけばいい気になって!
係長33歳 VS 平社員28歳/オープン系システム開発
お前が悪いんだろ! その後の対応
Webシステム開発室に呼んで、不必要な残業が多い部下に注意した。会社は残業や時間管理に厳しくなっており、だらだら残業をやめさせるのは当然のことだった。 「お前の立場で俺に対してそんな事が言えるのか!」と怒鳴りつけた。遊んでいるだけの不用意な残業は許せない。その部下とは一切口を聞かなくなり、仕事を与えるのもやめた。今でもそれでよかったと思っている。
グループリーダー41歳 VS 平社員27歳/半導体素材開発
技術は品質が命だ! その後の対応
一日のサイクルが午後3時終了でその後は翌日の準備時間。忙しい製造現場で、チームの皆が疲れていた。そんな中、ある部下が「もっとこうすれば午前中に終わるでしょ」と、クオリティを無視した安易な発言をした。 「お前、仕事をわかってんのかよ」と思ったが、私より先に周囲が険悪な雰囲気になり、私がなだめた。その後で飲みに行って話したが、どうも釈然としない様子。あのときにガツンと一発かましておけばよかった。
 ムカッ、俺はお前の上司だぞ! そんな怒りに同意できてしまうセリフも、次から次へと書かれていた。こりゃ、 ひどい。
 「やりたければ自分でやれば?」(主任28歳⇒課長代理37歳)
 「残業すれば偉いんですか?」(平社員27歳⇒係長35歳)
 「あなた、感じの悪い人ですね」(平社員42歳⇒係長42歳)
 「もう少し頭を使ってください!」(リーダー30歳⇒マネジャー35歳)
 「仕様書がなきゃ何もできませんよ」(平社員25歳⇒課長補佐35歳)
 「あなたに課長の職務ができないなら、部長にいって課長を変えてもらいます」(リーダー35歳⇒課長40歳)
 これ以上、もう書けない……。
Part2 会社は戦場だ! 部下が恐れる上司になれ!
現代の上司はどうあるべきか。この難しい問いに対しては多くの意見があるが、ベストセラー『上司が「鬼」とならねば部下は動かず』の著者である染谷和巳氏は、「鬼になれ!」と主張する。
部下に命令できない、情けない上司が多すぎる
染谷和巳氏
株式会社アイウィル
代表取締役
染谷和巳氏

1941年生まれ。東京教育大学(現筑波大学)卒業。出版社、社員教育機関勤務を経て、88年から人材教育会社アイウィルの代表取締役社長。近著に『堂々と「鬼社員」で生きぬけ!』(中経出版)がある。
上司が「鬼」とならねば部下は動かず
染谷氏の上司論を示した『上司が「鬼」とならねば部下は動かず』(プレジデント社)
 アンケートの回答に並んだ「ショックなセリフ」を眺めていた染谷氏は、「ひどいねえ、これは本当のことなのかい?」と驚いた様子。続けて、「私はこんなセリフ、一度も言われたことないよ」。染谷氏は「ものわかりのよい上司」はダメ上司で、「怖い上司」が理想だと語る。

「こんなセリフを言われるのは、部下が上司を上の人間ではなく、横の人間だと思っているからです。最近では企業内でも『皆で仲良く』という風潮が広がり、上司が部下の立場に下りていく傾向がありますが、根本が間違っている。そもそも会社とは、生き残りを賭けた戦いの場なのです」

 染谷氏の主張は至ってシンプルだ。「上司なら言うべきことをはっきりと言え」。嫌がる仕事でも、不愉快な気持ちにさせても、部下をきちんと動かすのが上司の役目。そうでなければ会社は伸びず、部下も成長しない。
「部下を気持ちよく働かせたい。部下に好かれたい。気持ちはわかりますが、それを仕事の優先順位のトップにしている人が多すぎる。いちばん最後でしょう。仕事優先で明確な指示を出し、反抗されたら『上司に向かってなんだ!』と怒鳴り返してもいい。それができないのは、自信がない証拠です」
鬼になるか、そうでなければ上司をやめろ!
 染谷氏は企業セミナーを手がけるアイウィルの社長。新人研修だけでなく、管理職への教育セミナーも行っている。ただ、本当の「鬼の上司」に変われる人は、100人のうち1人くらいだという。

「ダメな上司は自分がダメなことを知りません。だから、180度変える必要がある。アンケートにもある、知識がない、字を知らない、などと指摘されるのは、『あなたは上司ではない』と言われているようなもの。上司への尊敬と信頼がないのです。エンジニアなら、まずは部下を凌駕する専門知識をもち、誤字脱字などは指摘されないようにしましょう。目標は、部下より2段上のレベルです」

 そのためにも必要なのは、上司であるという自覚。「ショックなセリフ」を言われたときが、その契機になるという。
「そこで鬼になるか、嫌なら自ら降格を申し出ることです。アンケートに『オレの賃金はお前じゃなくて会社が払っているんだ!』とありますが、こんなこと言われたらブン殴るくらいの気迫がないと上司にはなれない。だって、こんな部下をお客さんの前に出せますか?」
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  高橋マサシ(総研スタッフ)からメッセージ  
高橋マサシ(総研スタッフ)からのメッセージ
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いやはや、これはすさまじいです。アンケートの回答を読みながら最初は笑っていたのですが、途中から凍りつきました。エンジニアには心優しい人が多いと思います。しかし、「鬼」になるときがきたようです。知識を蓄え、経験を積んで、部下を「指導」しましょう!
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