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企業にスカウトされるレジュメ作成術4【自己PR編】
自分のキャリアを匿名で公開し、企業からのメールを待つリクナビNEXTスカウト。プロフィール、職務経歴、経験職務チェックを記入したら、最後の仕上げは「自己PR」だ。人事担当者の心にヒットするPRの書き方とは?
(取材・文/広重隆樹 総研スタッフ/宮みゆき) 作成日04.10.27
意欲や方向性を知りたい企業に、ズバリ届くメッセージ!
 プロフィール、職務経歴と紹介してきた今回の連載も、いよいよ最終回。今回は「自己PR&希望条件」欄について、企業の人事担当者は何を見ているのかという視点から、その効果的な使い方・アピール法を考えていこう。
自分の転職意欲やキャリア志向を訴えよう
 レジュメの登録では「自己PR&希望条件」とあるこのコーナー。企業がレジュメ全体を検索したり参照したりするときに、かなりの頻度で読まれている重要項目なのである。

 プロフィールや経験職務チェック、職務経歴などが、どちらかというと客観的な表現方法だとすれば、この「自己PR」欄はより主観的に自分の転職意欲やキャリア志向を訴えることができるからである。

 職務経歴や経験職務チェックだけでその人のキャリアが鮮明に浮かび上がり、採用意欲がわくという人もいるが、なかにはそれだけの情報では漠然としていて、“一体これから先どういう仕事をやりたいのかわかりにくい”という人もいる。そんなレジュメでも、自己PRがきちんとまとまっていると、キャリア像が明確になるケースは多い。
200〜300字に3大ポイントを織り込む
 自己PRに盛り込むべき内容は、以下のようなものだ。
1自分のキャリアをひとことでまとめる
経験職務チェック、職務経歴と重複しない範囲で自分のやってきた仕事内容を簡潔に示す。
2自分のキャリアビジョンを明確にする
これまでの延長線上でキャリアを思い描いているのか、それとも大きくキャリアチェンジをしたいのか、少なくともその点を明確にする。
3自分の強みを強調する
一般的には「〜には自信があります」という表現がよく用いられる。企業にとってもその人のセールスポイントがすぐに理解できる。ただし、根拠のない自信は禁物。「こういう実績があるので、それを自分の強みだと考える」という流れで、自信の裏づけとなるようなことも併せて伝えることが大切だ。

 こうした3つのポイントを短い文章の中にまとめるのは、それなりのテクニックが必要だろう。読む側の立場に立てば、多くても200〜300字、また、企業が見るレジュメ検索画面で表示される、最初の50文字以内にPRポイントを織り込むのが、読まれる確率を高めるコツだ。
希望条件は、相手がどう読むかに注意
 次に、同じ記入欄にある、「希望条件」についても解説していこう。

「転職意欲」では、現在の転職意欲がどの程度あるかを記すことになっている。ここは「いいところがあれば会ってみたい」または「なるべく多くの企業と出合いたい」としておくのがよいだろう。転職意欲が低いから検索にヒットしないということはないが、少なくとも転職意欲があるほうが、企業の期待が高くなるからだ。

「希望条件」では、年収、勤務地、職種、業種を記す。実際の自分の希望を書いて、もちろん構わないのだが、それを読んだ企業の受け止め方も想像しておく必要はある。希望年収がかなり高いと、なかにはしり込みする企業があるかもしれない。反対に、「それだけの高額の提示を求めているぐらいなら、仕事にも相当自信があるのだろう」と興味をもつ企業もあるだろう。勤務地も「東京23区」など限定するのは構わないが、それだけ選択の範囲を狭めるという覚悟は必要だ。実際、全国勤務を前提に考えている企業は、この希望勤務地の項目を検索して、条件に該当しない応募者をあらかじめ除外することもある。

 職種については「希望職種をあまりにもたくさんつけすぎていると、企業も的を絞りづらくなる」という問題がある。新卒、第二新卒は別として、ある程度のキャリアを積んだ人が、次の転職での希望職種が5つも6つもあるというのは将来の方向性をもっていないと判断される可能性がある。

 希望業種については、職種メインで考えていて、業種はこだわらないという記入方法は企業も納得しやすい。あるいは「技術コンサルタント職」希望だが、広くエレクトロニクス・メーカーに転職したいので、該当する業種を列挙するというやり方もある。
ワンポイントチェック! 自己PRはここが重要!
「自己PR」欄のサンプルケースを紹介する。これらをもとに、自分の合ったPRポイントを考えてみよう。
▼サンプル1 [職種:SE]

  自己PR&希望条件
5年にわたるSE業務を通して、業務分析、基本設計、製造、導入、運用とひと通りのSE業務をこなしてきました。ネットワーク・スペシャリスト、アプリケーション・エンジニアなど必要な資格と識を身につけています。5人から15人規模のプロジェクト経験を積み、最近の1年間は10人規模のPMを担当しています。顧客接点を深め、そこからモノを発想できるエンジニアを理想とし、それにより近づきたいと努力しています」
(約200字)

ココがok!ポイント
基本に忠実で、オーソドックスなPR。しかし変に奇をてらうよりは好感度は高い。また、最初の50文字以内にこれまでの業務経験が盛り込まれており、企業のレジュメ検索画面でもそれが伝わりやすい。
▼サンプル2 [職種:システムコンサルタント]

  自己PR&希望条件
最初の会社の2年間ではSEとしての基本を身につけ、次の会社の2年間で主に流通業界を顧客としたシステムコンサルティングのスキルを磨きました。外資系ということもあり、導入方法論や課題分析手法などメソッド部分を徹底して仕込まれましたが、自分としてはメソッドによりかかるのではなく、顧客のビジネスに則したコンサルテーションを手がけてきたつもりです。今後は、より経営戦略に近いフェイズでビジネスコンサルタントとしてキャリアを発展させていきたいと考え、コンサルタント・ファームを中心に転職活動を行っています」 (約250字)

ココがok!ポイント
2度の転職におけるキャリアの積み上げが明確。前職の企業の方向性と自分の方向性のズレについても記されており、その上で具体的に次のキャリアプランが示されている。
▼サンプル3 [職種:半導体研究]

  自己PR&希望条件
学部、大学院時代を通して半導体物性の研究を進め、修論は高機能フォトニックデバイス。とりわけ、高性能波長変換デバイスについてのものでした。現在の職場ではなかなかその知識を生かすことができませんが、物性に関する基礎知識を生かし、高度情報社会の次世代インフラとしてのデバイスづくりにかかわりたいと考えています」 (約150字)

ココがok!ポイント
勤務経験の浅い技術分野に挑戦したい人向けの見本。たとえ職務としては生かされていなくても、学生時代の研究テーマなどの具体的な内容や、意欲を記入することで、思わぬ企業の採用ニーズと合致することもある。
▼サンプル4 [職種:機械設計]

  自己PR&希望条件
「機構設計、筐体設計を中心に、さまざまな種類の機種開発を行い、ハード全般には自信があります。海外輸出向けのプロジェクトにもかかわっており、英会話もある程度得意です」 (約82字)

ココがNG!ポイント
「自信があります」「得意です」という表現の具体的な裏づけがあいまい。詳細は職務経歴欄などで記すとしても、もう少し具体的な経験の記載がほしいところ。また、将来の希望分野やキャリアのイメージがこのままでは希薄。
レジュメ大解剖編 / 経験職務チェック編 / 職務経歴編 / 資格PR編
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企業側からの視点でスカウトされやすいレジュメ登録法を探ったこのシリーズも今回が4回目。登録されたスキルやキャリアが企業のニーズにマッチしたら、あとは自己PRで人事担当者のハートをつかむだけ。紹介したのはほんの一例ですが、ぜひレジュメ登録の参考にしていただけるとうれしいです。そして、ぜひその成果を教えてください!
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