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Dr.スカウトがこっそり教える企業にウケるプライベートオファー返信術(2) 情報収集編
「企業からのプライベートオファーにどう返信すればいいの?」に答える救済企画第2弾。今週は返信システムを使って、仕事の中身や待遇などの情報を、できるだけ企業から聞き出したい場合の返信例を紹介!
「今すぐ転職したい」と思っていない人も必読です。
(取材・文/入倉由理子 総研スタッフ/宮みゆき イラスト/Shu-Thang Grafix)作成日: 05.02.16
Dr.スカウトがアドバイス!プライベートオファーが届いたらこう返信しよう!
 リクナビNEXTスカウトの「プライベートオファー」は、学歴・語学・資格、職務経歴や経験の中身・実績、現在の勤務先や転職先の希望条件、自己PRやキャリアプランなど、詳細な「レジュメ」を登録することにより、企業から直接「ぜひあなたに会いたい」というオファーが届く仕組みだ。 →詳細を読む

 企業から届いたプライベートオファーのより詳しい仕事内容や待遇を聞きたい場合や、今すぐ転職できない場合などの応募期限などについて、とりあえず話を聞きたい場合はどのように返信したらいいかを紹介しよう。
Q.プライベートオファーをもらったが、返信のタイミングを失い、期限を過ぎてしまったらどうしたらいい?
 企業からプライベートオファーを受け取った際に、すぐ返信できない場合もあるだろう。だが、タイミングの良し悪しは、転職の成否にもかかわってくる。いくら素晴らしい人材でも、採用活動が終了してしまったら、チャンスがなくなってしまうことも多い。だからこそ、興味があったらできるだけ早く返信したほうがいい。

 企業からのプライベートオファーには、あらかじめ返信期限が設定されているので、その期間内に返信しよう。また、「うっかり返信するのを忘れて、チャンスを逃してしまった」ということを防ぐために、返信期限アラートメールを設定すれば、期限の3日前に再度メールで連絡してくれる機能も備えているので、ぜひ利用したい。
返信例
○月○日に貴社から会社説明会のご案内をいただいた
会員番号******です。
貴社の○○(職種名)の仕事内容にとても興味をもったのですが、
プロジェクトの繁忙期と重なり、返信することができませんでした。
まだ、募集はしてらっしゃいますか?
まだ説明会参加などのチャンスがいただけるようであれば、ご返信ください。
イラスト

Q.興味はあるが、今すぐ転職というより話だけ聞いてみたい場合、諸条件やプライベートオファーの理由について質問したいのだが……
企業からのプライベートオファー例
会員番号*****様のWebアプリケーションの開発経験に大変興味をもち、ご連絡させていただきました。
下記の事業内容、仕事内容に少しでも関心をおもちでしたら、一度お会いする機会を設けまして……
 今すぐではなくても、興味があるなら、基本的には会ったほうがいい。
というのは、条件や詳しい仕事内容については、システム上のやり取りでは誤解を生じたり、情報機密の観点から、明確な回答を得られないケースも多いからだ。

 どうしても多忙で、会う時間が取れないのであれば、まずは質問の返信を送ろう。ただし、ことさら「今すぐ転職する気はない」ことは強調せずに、聞きたいと思うことを素直にぶつけてみる。そこで具体的な回答が得られなかった場合でも、まだその会社に興味をもっているなら、そのときは返信メッセージで聞き出そうとするよりは、会ってじかに質問すべきだろう。
返信例
オファーでいただいた貴社の事業内容および仕事内容にとても興味をいだいておりますが、現在、開発の最終段階に入っており、貴社に伺う時間が思うように取れません。
可能でしたら、まずは下記の質問に可能な範囲でお答えいただければと思います。
(質問)
Webアプリケーションの開発ということですが、上流工程から携わることは可能でしょうか?
派遣勤務はありますか?
イラスト

Q.プライベートオファーに興味がない場合、そのまま放っておいていいか?
 企業から届くプライベートオファーでは、その仕事の魅力のすべてや、その人を本当にスカウトしたい理由がすべて伝えきれているとは限らない。また、新規開発など、情報をすべて明らかにできない場合もある。つまり、届いたオファーだけで判断してしまったら、大きなチャンスロスになる可能性もあるのだ。

 興味がないと思っても、返信メッセージで自らがやってみたいことを投げかけることで、「当社ではそれができます」という新たな提示を受ける可能性もある。また、なぜ自分をスカウトしたのかの問い掛けに対し、自分では思ってもみなかったキャリア展開を示されるかもしれない。

 転職の意向にかかわらず、企業からのオファーを無視せずに、あらゆる可能性を手繰り寄せる努力をしたほうがいいだろう。
返信例
私のデジタルカメラの開発経験に対して興味をもっていただいて、ありがとうございます。
今後はデジタルカメラだけでなく、カメラ付き携帯電話の開発に携わってみたいと考えておりますが、貴社においてそうした可能性はありますか?
イラスト

Q.プライベートオファーが届いたが、勤務先が現在とは遠いところにあるらしい。勤務地の交渉を打診してもOK?
企業からのプライベートオファー例
会員番号******様のWebアプリケーションの開発経験に大変興味をもち、
ご連絡させていただきました。
下記、募集内容に興味をお感じいただけましたら、ぜひ一度お会いできたらと思います。
● 募集職種/次世代半導体開発エンジニア
● 勤務地/弊社関西工場(**県**郡)

 ハード系の募集では、確かに地方勤務も多く引っ越しを伴うので、転職を躊躇するケースも多いようだ。その仕事に興味があれば、例えば「首都圏勤務ではダメだろうか」と勤務地の交渉に臨む気持ちも理解できるが、残念ながら、多くの企業では商品別に開発拠点や工場が分かれており、勤務地の交渉の余地はあまりないのが現状である。

 とはいえ、そのまま放っておくのももったいない。仕事内容に興味はあるが、勤務地に対して不安を感じていることを伝えたうえで一度会ってみる。可能性は少ないが、近い勤務地で類似したポジションがある可能性もないとはいえない。また、仕事内容を詳しく聞くうちに、勤務地という障害があっても、その仕事をどうしてもやってみたいと思えるほどの意欲がわくこともある。

 転職には、勤務地、給与などさまざまな条件があって当たり前。しかし、最終的に高い満足感を得るためには、情熱をもって取り組める、これまでの経験が生かせるポジションに就けるかどうかという視点を忘れてはならない。安易に返信メッセージで勤務地を交渉するのではなく、面接のプロセスの中で仕事内容、キャリアプラン、条件などを詳しく聞き、総合的に判断する姿勢が大切だろう。
返信例
貴社の次世代半導体開発にとても興味をもっております。
しかし正直なところ、生まれ育った関東圏から離れることに対して不安を感じております。
関東圏の勤務地で同様の仕事に携わることは可能でしょうか?
その点も含めまして、詳しいお仕事内容などについて、お聞かせいただく機会を設けていただければとメールを返信いたしました。
イラスト

Q.社長からプライベートオファーがきた。気軽に返信していいもの?
企業からのプライベートオファー例
はじめまして。株式会社○○○代表取締役社長****と申します。 当社は大手企業向け業務アプリケーション開発を手掛ける……

 社長や役員からプライベートオファーが届く場合、社長や役員の「熱いメッセージ」を伝えたい、あるいは採用に対する「本気度」を伝えたいという理由が多い。決して権威的な風を吹かしているわけではないので、誤解してはいけない。だから相手が社長や役員だとしても、返信を躊躇したり、特に緊張したりする必要はない。社会人としてのコミュニケーションのマナーを守っていればOKだ。
プライベートオファー返信術「スカウト知っ得ルール編」/「面接希望編
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  宮みゆき(総研スタッフ)からのメッセージ  
宮みゆき(総研スタッフ)からのメッセージ
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最近、リクナビNEXTスカウト登録した知人のSEは、企業から届くプライベートオファーを見るのが楽しいしうれしいといっていました。せっかくオファーをもらったのだからと、せっせと返信しているそうです。自分のどんなキャリアが企業に求められ、スキルや経験を生かせるチャンスはどんなところがあるのかを探るだけでもおもしろいとのこと。みなさんもぜひ試しにスカウト登録で市場価値をシミュレーションしてみませんか?意外な出会いがあるかもしれません。
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