美人OL激白！エンジニアのココが好き☆嫌い

×専門用語でおやじギャグ○妥協しない仕事ぶり　美人OL激白！エンジニアのココが好き☆キライ

上司・同僚たちとの人間関係をよくしたい。そんなエンジニアの職場コミュニケーション力アップのために、美人OLがひと肌脱いだ！　彼女たちが感じている、エンジニアの好きなところ、嫌いなところを赤裸々にご報告します。

（取材・文／伊藤リコ　総研スタッフ／宮みゆき　撮影／平山諭）作成日：04.12.08

	場所は夜の銀座、小粋なイタリアンレストラン。今回の座談会に参加してくれたのは、丸の内、銀座などの大手企業で活躍する、美人OL4人。エンジニアとの接点が多い人、少ない人さまざまではあるが、彼女たちのエンジニアに対する素直な気持ちを、座談会形式で語ってもらった。

ミ　カ（26歳）

青山のIT関連企業で働くクール系OL。エンジニアの極めてマニアックな感性を愛する、お目めがかわいいコケティッシュハニー。勤務先のエンジニア率高し。

ナミコ（27歳）

銀座のベンチャー企業に勤める美人社長秘書。知的で清純さが漂う笑顔にイチコロのエンジニアが多そう。以前の会社ではエンジニアに囲まれて働いていた。

ルミコ（27歳）

赤坂のネット関連企業で働くイベントコンパニオン系OL。イベント会場ではケータイで激写されること間違いなしのスラリ長身モデル系。社内SEたちとの折衝もこなす。

カオリ（24歳）

大きな瞳がキュートな丸の内癒し系OL。商社勤務でエンジニアとは仕事上の接点はないが、自分にわからないことを教えてくれるエンジニアに対して素朴な憧れが!?

――まず、はじめに職場でのエンジニアの印象ってどうですか？

ナミコ：	何と言っても「シャツイン」です。
カオリ：	しゃついん？？
ナミコ：	前の会社では、エンジニアにドレスコードがあったんです。シャツは襟付き、裾は出さずにパンツの中にインするというのが決まりだったから、その印象が強くて。ビジネスカジュアルなイメージがありますね。
ミ　カ：	会社のロゴが入ったポロシャツとか、Tシャツ着ている人も多いですね
ナミコ：	「○年の○○の発表会のときにもらったシャツなんだ～」って嬉々とした顔で自慢されると、ちょっとカワイイ（笑）。ファッション的にはかなり疑問もあるけど……。

――	ファッションチェックから入るのはOLらしいですね（笑）。逆にオシャレなエンジニアは社内にいますか？

ルミコ：	服装に気を使っているイメージは、あんまりないかも……。スーツ姿はかなりレアで、商談に同行してもらうときにも、ラフなシャツにパンツ姿で、はじめはビックリしました。
カオリ：	「スーツに着られている」ような、スーツ姿がちょっとぎこちない感じの人っていますよね。エンジニアのスーツ姿って、そんな感じですか？
ミ　カ：	営業系のエンジニアだとクライアントに会う機会が多いから、オシャレな人も多いですよ。全身イタリアもので統一とか。
ナミコ：	そうそう。エンジニアってひとつのことにハマりやすいから、いったんオシャレに目が向いたら、突き進んじゃう。
ミ　カ：	エンジニアがビシっとスーツを着こなしていると、すごく目立つし、かっこよさもハンパじゃないです。



		普段ラフな服装で仕事をすることが多いエンジニアに美人OLの視線は結構シビア（笑）。特に「ロゴ入り」に関しては、賛否両論。要はラフな服装でもスーツでも自分の服装にこだわりをもっているか否かがポイント！

――では、職場でエンジニアと接しているときの印象はどうですか？

ミ　カ：	とにかくまじめで一生懸命。ごまかしが一切ないから、すごく信頼ができる。でも、冗談が全く通じなくて困ることもありますね。ムダ話はできないかも。
ナミコ：	あと、ひとつ質問したら10個くらい返ってくることがよくあります。
ルミコ：	あっ、私もあるある!!
ナミコ：	自分がもっている知識を、全部教えようとするんですよね。それが彼らのやさしさなんだけど、時間がないときは「いつまで続くのかな」ってちょっと焦ったりして……。

ミ　カ：	え、私、その知識の豊富さがステキ！って思うことあるんですけど……。
カオリ：	え～、どんなときですか？（興味シンシン）
ミ　カ：	私なら絶対に投げ出す、ハードなトラブルやエラーに果敢に挑戦しているとき。「オレがやらないでどうする！」と真剣なまなざしで複雑なトラブルのもとを探求している姿に、実は結構ジーンときてます。
カオリ：	うんうん、それはわかる気がする。（一同うなずく）



		エンジニアらしいまじめさは、美人OLに評判高し。どんなに忙しくても相談を後回しにせず、親身になって一から十まで教えてくれるその姿に、心を揺さぶられてしまう様子。でも、くれぐれもただの自己満足には陥らないように。相手の立場に立って「親身に、かつ簡潔に」を心がけよう！

――じゃあ、逆に仕事でこんなところが困るとか、嫌だと思う場面は？

ルミコ：	私は、専門用語の連発がいちばんつらいです。その分野に詳しくないので、話を聞いてる間は頭の中が「？」マークでいっぱい。日本語でしゃべってほしいな（笑）。
ナミコ：	専門用語以外にも、エンジニアが使いがちな「相手をちょっとムッとさせるセリフ」ってありますね。
ミ　カ：	あるある。「それ、前教えたよね」とか、「それはWebにアップされてるから、読んでから質問して」とかね。その後の説明も、話がとても論理的だから、こちらもすごく構えちゃって緊張します（笑）。
カオリ：	そんなこと言われたら、一度聞いたことは二度と聞けない雰囲気……。
ナミコ：	「そもそも○○ってわかる？」って何度も連発されると、悪くて「わかりません」って言いづらくなる。うっかり「わからない」なんて言おうものなら、その説明から延々と始まる。基本的には親身なんだけど。
ルミコ：	もっと気軽に、仕事の話ができるといいんですけどね。



		エンジニアに多い論理的な会話も、仕事上では問題ないけど、美人OLには「とっつきにくさ」を感じさせている（涙）。ロジックよりもやさしい笑顔で、そしてできるだけ専門用語を排除した言葉で対応するのが望ましいかも。

――顧客や職場の人たちとのコミュニケーションで気になる点はありますか？

ルミコ：	営業マインドをもう少しでいいので持ってくれたらと思うときがあります。技術説明のためにクライアント先に行くと、社交辞令抜きでいきなりズバッと本題に入るから内心「待って～（汗）」って。
ミ　カ：	そうそう。先方もエンジニアのことを理解しているので、トラブルにはならないんだけど、お偉いさんを前にニコリともせず、淡々と仕様説明をしている姿を見るとヒヤヒヤします。それでも、エンジニア同士だと通じ合ってるみたい。

――職場の人たちとの会話はどんな様子ですか？

ルミコ：	実際、普段あまり会話する機会がないです……。すごく忙しそうだから、メッセンジャーでのやりとりばっかり。
ミ　カ：	エンジニアって、ひたすらPCに向かっているから、話しかけづらいですね。聞きたいことがあっても声をかけにくくて、ついメールかメッセンジャーに頼っちゃう。たとえ隣同士でも（笑）。
カオリ：	メールでのやりとりが主になっちゃうのもさみしいですね。メールだと仲良しなのに、面と向かって話すとうまくコミュニケーションが取れないって人、私の周りにもいます。
ナミコ：	そういえば前の会社のとき、朝出社したらデスクにオレンジジュースが置いてあって、「なんだろう？？」と思ったら「最近お疲れモードだね。これ飲んで」っていうメールがきたことがあるんです。
カオリ：	ええ～！なんでメールなの？？（←それよりオレンジジュースに突っ込んで！）。
ナミコ：	髪を切った翌日、「髪形変えたね、でも前のほうが似合ってたと思うよ」ってメールがきたこともあります。
ルミコ：	そ、そういうことは、直接言ってくれればいいのに……。



		「連絡事項はすべてメールで済ます」はエンジニアらしい合理さ。でも、日常会話までメールでは、コミュニケーション不足になりがち。上司や同僚との円滑なコミュニケーションも（もちろん、美人OLとのコミュニケーションも）、まずは楽しい会話から。美人OLに「さびしい」と思わせてはオトコがすたる！

ナミコ：	ギャグというか、専門用語を会話の中に取り入れたがる傾向があります。だれかが話をさえぎったときに、「いまアボートされたよね」とか。
カオリ：	え？それってどういう意味なんですか？
ナミコ：	アボートって、「強制終了」って意味なんですよ。
ルミコ：	それで一同大爆笑できるなんてスゴイ（笑）。
カオリ：	私がその場にいたら笑えないかも……。

ミ　カ：	あと、二股かけることを「パラレルラン」って表現しますよ。
カオリ：	それ、面白いの？？っていうか、二股？？それも私には意味不明……。
ナミコ：	ギャグじゃないけど、上司が「秋葉原にも最近行ってないな……」としみじみ言うので、何カ月ぐらい行ってないんだろうと思ったら、たった1週間だったり。
ルミコ：	いつもは週に何回行ってるんだろう……。



		これはエンジニアなら思い当たるフシがあるはず。エンジニア同士ならいいと思っていても、意外に周囲から観察されているもの。「相手がわからないであろう言葉はなるべく使わない」のが円滑なコミュニケーションの鉄則。くれぐれも自ら会話を強制終了させないように。

美人OLたちは、意外にも（？）エンジニアとコミュニケーションを取りたがっていることが判明。彼女たちにとっつきにくい印象を与えてしまってはモッタイナイ。ただでさえ異性が少ない職場で仕事をすることが多いエンジニア、まずは職場の人としっかり向き合って話すこと、言葉をじかに交わすことが大切なよう。最後に、美人OLからエンジニアのみなさんへの「職場コミュニケーション」のアドバイスを紹介します。


		とっつきにくい態度を取られると、話をしたくてもつい声をかけるのをためらってしまう。「面白いこと言えないから話ができない」としり込みしないで、「イジられどころ」をつくってくれると、話しかけやすいかも。

		メールやメッセンジャーでのやりとりばかりで、直接会話する機会が少ないのがちょっとさびしい。「髪形変えたね」なんて言葉は、メールじゃなくて直接伝えてほしい。案外、そこから会話が膨らむと思います。

		エンジニアの方はとにかく仕事が忙しそうで、コミュニケーションを取る機会があまりないのが残念。例えば、一緒にランチに行って、仕事以外の雑談とかを通じて、もっとお互いにわかり合えたら毎日が楽しいのにな。

		一度、エンジニアの方と合コンしたことがあるんですが、全然こちらを見てくれずに困りました。目を見て話し合えば、それだけで心は通じ合えると思います。あとは、難しい専門用語より、私の話も聞いてほしいです（笑）。