マニュアル人間であることはマイナスじゃない
マニュアル人間だから採用されないわけじゃないんじゃないかな。マニュアル人間であることを悩むより、採用されない理由がほかにないか、考えてみたほうがいい。
僕は、マニュアル人間を別に否定的に考えたりしないし、仕事の内容によっては、マニュアル人間のほうが向いていることもあるはず。マニュアル人間っていうのは、今やらなければならない仕事を、マニュアルに沿って、きちんとできるってことなんだから。
20人の会社があったとして、全員がクリエイティブでお山の大将だったら、仕事がうまくまわるはずがないよ。3人がリーダーシップを発揮し方針を決めて、それを的確に、計画通りに進める17人が会社を支えていく、それが定石です。
「○○マニュアル」みたいな本って、売れるでしょう?「女にモテるマニュアル」や「必ずやせるマニュアル」、「金儲けマニュアル」があったらほしいよね。ある分野を極めた「マニュアル人間」であれば、絶対人気者になれる。「あの分野ならあいつに聞け」ってことになりますよ。
アピール法を間違えたら採用されない
この人が採用されない理由は、自分が評価されるような職場を選んでいないのか、アピール法を間違えているかだと思う。
自分の強みをきちんと理解して、「この会社に入ればこんな貢献ができます」「僕を採用すればこれだけのプラスになります」ときちんと伝えられることが大切。そんなの恋愛と一緒で、女性に対して「きみといると僕は幸せになれそうだから」なんて言っても、口説けないでしょう。
「僕といるとこれだけメリットがあるし、幸せになれる」ってアピールしなければついてこない。マニュアル人間だから採用されないのではなく、アピールと情熱が足りないんじゃないかな。