叱ってちょーだい

毎回著名人にあなたの悩みをぶつけていただく、このコーナー。熱く、愛を持ってお答えします。
悩
「会社の経営状況が思わしくないようなのですが……」

どうやら会社が上手くいっていないようで、社長が会社にきませんし、会社に対する支払い催促の電話がひっきりなく毎日かかってきます。もう長くないと思うのですが、潮時がわかりません。どうしたら、よいのでしょうか?(出版 29歳)

人も会社も愛さなければ 愛されないですよ。
今週の叱り役

ソフト・オン・デマンド代表取締役
高橋がなり

information
『てっぺん』
つんく♂・高橋がなり
(ビジネス社発行)

今や芸能界を代表するプロデューサーのつんくさんと、AV業界にビジネス革命をもたらした、高橋さん。この2人が「経験」という独自の理論で「旬のプロデューサー&マネジメント学」を熱く語り合います。
■高橋がなりさん及びソフト・オン・デマンドの最新情報はこちらから
http://www.sod.co.jp/
1958年、神奈川県生まれ。佐川急便のドライバーを経て、テレビ制作会社IVSテレビに入社。テリー伊藤氏のもとで『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』などを担当。その後、独立・起業するも二度失敗。95年、アダルトビデオ会社のソフト・オン・デマンドを設立。奇抜な作品と革新的な販売戦略により業界トップに。現在、日本テレビ『マネーの虎』にも出演中。

倒産まで待っても、失うのは数ヵ月分の給与だけ

こういう人って、ルーレットの赤と黒を迷って、ハズしちゃうタイプだよね(笑)。いつもおいしいところ取りをしようとして、悪いほうへ悪いほうへ行っちゃう。もちろん成功する人だって、常に「当たり」を選んでいるわけではなく、ハズすこともあるんです。じゃあ、どこが違うか。成功者はもしハズレを選んでしまったとしても、ガマンできる忍耐力があって、その状況を乗り越えようと頑張れる人だと思う。

もし、同じ状況に僕が置かれていたら、会社が倒産していくさまを最後まで見ようとします。みんな、ドラマだったらこういうシチュエーションを面白がって見るでしょう。それなのに、なぜ現実に「主人公」になりそうになると、その場から逃げ出そうとするんだろうか。「リスクがあるから」というかもしれない。でも、あなたは経営者じゃないでしょ。経営者だったら、自分の金が何千万、何億と失われていくんだから、当然大きなリスクを伴います。でも、雇用されている身であれば、倒産するまで待ったところで、せいぜい2、3カ月分の給与を失うくらいで済むじゃないですか。

その失った2、3カ月分の給与は、長い目で見れば、多くのことを学ばせてくれた「授業料」。「なぜ経営危機に陥ってしまうのか」「会社が危ないときにはどんなことが起こるのか」「いざというとき頼りになる人、ならない人」など、本やテレビではなく、自分の目でつぶさに見ることができる。

器用に生きようと思わないこと

この貴重な体験は、もちろん次の会社選びに役立つだろうし、面白い上司になるためのいいツールにもなると思うよ。若いヤツらは、経験談を話すとやたら面白がる。悲惨な話は特にね(笑)。「スゴイ経験をした上司」って、一目置いてくれる人も多いはずです。

何より僕が言いたいのは、「人も会社も愛さなければ愛されない」ということ。実際はどうかわからないけど、あなたの言葉から「愛社精神」を感じることができない。僕もこの会社を始めて、苦しかった時代がある。その時代に逃げ出さず、助けてくれた社員には恩を感じて、やっぱり大事にします。

今すぐ辞めて転職活動したとします。面接で「倒産しそうなので転職活動を始めました」という応募者を歓迎する会社は少ないと思うんです。僕なら、「経営危機でしたが、最後まで社長と一緒に頑張りました。給与は半年もらえなかったけど、貴重な勉強ができました」という人を評価します。器用に生きようと思わない人のほうが、最終的には得をするんじゃないかな。

EDIT
マインドシェア
WRITING
羽塚順子
PHOTO
岡本寛

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