叱ってちょーだい

毎回著名人にあなたの悩みをぶつけていただく、このコーナー。熱く、愛を持ってお答えします。
悩
「隣の席の人がうるさくて、仕事に集中できません…」

隣の席の上司はとても独り言が多い人です。ブツブツわけのわからないことを言ったり、「あ!そうか!」「なんだよー」と突然大声を出したりします。仕事に集中できなくて困っているのですが、話し掛けられているわけではないのでハッキリ言えません。どうすればよいでしょうか?(金融 27歳)

力の入れどころを見極めて!
今週の叱り役

女優
杉本彩

information
芸能人社交ダンス部
10月放送予定。
1968年、京都生まれ。京都でモデルをしていたことがきっかけで芸能界に入る。女優として活動するほか、ダンス、バラエティー、小説執筆など幅広く活躍中。大切にしているのは「自由と快楽」。そのために、常に前向き、後ろは振り返らないと、ネガティブな生き方を一蹴する。

「全員が同じテンションで仕事をしているとは限らない」

私はデスクワークの経験はありませんが、ドラマや映画の仕事をしていて、同じような状況に陥ることはときどきあります。

本番前って、ものすごく集中力を必要とするんです。必死に集中力を高めて、最高の力を出せるような状態に自分を持っていく。でも、残念ながら仕事に対するテンションは、現場にいるスタッフ全員が全員、同じくらい高いとは限らない。ときには照明の準備ができていなかったりなど、俳優たちの演技の問題ではなく、技術的な理由でNGが出ることもあります。すると、それまで高めていた集中力が、一気にダウンしてしまう。私は器用じゃないから、二度と最高の演技はできないんですね。

そんな場合、私はどうするか。多くは何も言わず、2度目、3度目でも最高の演技に近いものができるように、自分を言い聞かせて努力します。でも、ときには「こうしてほしい」「こんな風に注意してほしい」など、スタッフに対して主張することもあるのです。

「こだわり」の差でハッキリ言うかどうか決める

主張するときとしないときの差は、私の仕事に対する「こだわり」の差。自分が人生を賭けて取り組みたい仕事、自分にとって重要な作品であれば、やっぱり「最高中の最高」の状態で臨みたいですよね。でも、常にそんな状態を要求したら、やっぱり仕事は集団で作り上げるものですから、周りが疲れてしまいますし、単なる「ワガママ」ともとられかねません。だから、自分の中で妥協点を見つけているんです。

この方の場合は、どうなんでしょうか? 今取り組んでいる仕事は、ご自身にとって、とても重要な仕事なんでしょうか? それだったら、「どう思われるか」なんてことは気にせず、「私にとって大切な仕事をしているんです。だから、静かにしていただけると嬉しいのですが」と、ハッキリ言うことも大切です。そうでなければ、気にしないこと。「順応すること」もときには大切です。

でも実際には、独り言に本人は気付いていないかも。ときどき返事をしてあげると、独り言を言っていたことに気がついて、少し減るかもしれませんよ(笑)。

EDIT
マインドシェア
WRITING
羽塚順子
PHOTO
刑部友康

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