叱ってちょーだい

毎回著名人にあなたの悩みをぶつけていただく、このコーナー。熱く、愛を持ってお答えします。
悩
ノリについていけない

うちの会社の飲み会は、体育会系の学生のノリ。毎回、上司から一気飲みや一芸披露を強要されます。できれば参加したくないのですが、誘いを断れば、上司との関係が気まずくなりそうな雰囲気。人間関係を壊さず、上手に回避するアイデアはないでしょうか?(広告代理店・営業 25歳)

甘ったれるな!!
今週の叱り役

タレント/振り付け師
パパイヤ鈴木

information
パパイヤ鈴木とおやじダンサーズ
〜パパイヤさんの最新情報や活動状況などはこちらから〜
http://www.oyj.co.jp/
index01.html
1966年、東京都東久留米市生まれ。父はラテンミュージシャン、母はダンサーという家庭環境のなか、音楽とダンスの才能を早くに開花させ、ダンサーからダンス講師、振り付け、作曲などを手がける。「おやじダンサーズ」を率いてのサザンオールスターズのプロモーションビデオ、NHK『まちかどド・レ・ミ』などでお茶の間の人気者に。『元祖でぶや』(テレビ東京系列)にレギュラー出演中。

仕事のための修行なんです

これはあなたの仕事です。甘ったれてちゃあいけません。広告代理店に勤めているのだったら、こういう飲み会はあたりまえだし、仕事のための修行です。ましてや営業で25歳くらいだったら、率先してやるべきだよね。

飲み会がイヤになっちゃうのは、あなたが「受け身」だからでしょう。何事も追われるよりは追いかけるほうが楽しいからね。ゾンビみたいにさ。だから一度、思い切ってはめをはずしてみちゃうことですよ。「ウチの会社に、酒飲むととんでもないヤツがいてさあ」と、伝説になるくらいのことをつくっちゃいましょうよ。

具体的にはね、一気飲みは苦しいから、一発芸をひとつ覚えるといいですよ。みんながついていけないような、あなただけのいつも同じ芸をするんです。体型を活かすとか、顔をいじるとか、かぶりものを使ってもいいよね。上司が「オマエ、なんだよ、もう二度と見たくないよ」って、顔を背けるくらい強烈な「痛い芸」がいい。

元宴会部長の上司に相談してみよう

自分だけで芸を思いつかなかったら、上司に相談するんです。「今度の飲み会でビシッと一発芸を決めたいんですけど、どんなのがいいでしょう」って。そうしたら、上司だって応援してくれますよ。上司に元宴会部長っていう人だって、必ずいるはずですよ。

一気飲みでも芸はできますよ。飲んでる途中で「えっ?なんか呼びました?」って振り向いて、のど元にざーっとビールをこぼしちゃうような、寂しい一人芸とかね。そうすると、上司から「アイツに一気飲みをやらせると、酒こぼして汚すからやらせるな」ってお達しが出て、一気飲みは回避できるかもしれない。回避したければ、そういう手だってあるんです。

あなたは嫌がっているけど、縦社会における体育会系のノリは大事ですよ。うちの会社は「エンターテインメント界の体育会系事務所」と呼ばれているくらいです。ダンスも技術だけじゃないんだよね。遅刻厳禁はもちろん、「ダンサーに必要なのは礼儀」って定義があるし、飲み会でも音楽をかけて即興で踊らせて、酒の場にもかかわらず「その振りはないだろう」って叩きますよ。「オマエ、いつ伝説つくるの?」って、毎年責めてます。あなたの会社と同様、宴会も仕事だということです。

EDIT
マインドシェア
WRITING
羽塚順子
PHOTO
岡本寛

会員登録がまだの方

会員登録(無料)

会員登録がお済みの方

「今すぐ転職」にも「いつかは転職」にも即・お役立ち!リクナビNEXTの会員限定サービスに今すぐ登録しておこう!

1転職に役立つノウハウ、年収・給与相場、有望業界などの市場動向レポートがメールで届きます

2転職活動をスムーズにする会員限定の便利な機能

・新着求人をメールでお届け

・希望の検索条件を保存

・企業とのやりとりを一元管理など

3匿名レジュメを登録しておくとあなたのスキル・経験を評価した企業からスカウトオファーが届きます

会員登録し、限定サービスを利用する

※このページへのリンクは、原則として自由です。(営利・勧誘目的やフレームつきなどの場合はリンクをお断りすることがあります)