若く見せるか、仕事で努力するかのどちらか
私に言わせれば、「こんな自分が情けない」と嘆く、そんなあなたが情けないですよ!嘆き悩んでいたって、何も前に進まないでしょう。10歳若く見せるようにするか、もしくは、仕事ができるようになるか、解決法はその2つのどちらかしかないんですよ。
どうしても老けて見られる外見が嫌なのだったら、病院に行くことです。うちにも「3カ月間で10歳若返らせてください」といった方はよくいらっしゃいます。最新のアンチエイジング技術を使えば、ケースバイケースですが、3カ月から半年で、7歳から10歳程度は若く見せることが可能です。外見が若返った方たちは、気持ちも大きく変化していますね。
ただ、外見や容姿というより、特に男性の場合、自信を持って仕事をしている姿は、素敵に見えるものですからね。仕事ができる人になりたいのだったら、人より努力するしか方法はありませんよ。私も芸能界に入ってつくづく感じますけど、一線で活躍している方たちは、テレビで軽く笑いを取っているように見えて、ものすごく努力をしています。陰での努力を怠っている人なんて、1人もいないと思います。
もうひとつ、形成外科医をしていて思うことなんですが、女の子って、幼稚園のころから自発的にお化粧をしちゃうんです。たとえ女性しかこの世にいなくても、きれいにしたい欲求がある生き物。それに対し、男性って女性の目がないと、カッコ良くなろうと思えない生き物なんですね。「女性にモテたい」と願い、努力することが、カッコ良くなる特効薬なんです。あなた、彼女はいますか?いないのなら、恋愛をすること。それがいちばんですよ。
「努力に勝る天才はなし」ですよ
以前、ある男性の芸能人の方が、「『頑張ってますよ』という暇もないぐらい頑張んなきゃダメなんです」とおっしゃっていて、その言葉がすごく心に残りました。どんな仕事でも、周囲と比較をすれば、才能のあるなしとか、向き不向きといった個人差があると思います。「出世は関係ない」と言っても、同期より遅れをとれば焦りも出てくるでしょう。でも、そういったマイナス要素を一切感じさせず、乗り越えてしまう人たちだっているんです。そういう人たちがしていることって「努力」しかない。「努力に勝る天才はなし」って言いますけど、私はいつもそのことを心に置いています。
確かに、やみくもに努力しただけでは一流になれない職業もありますよね。例えば、アスリート。長距離に必要な“赤筋“と、短距離に必要な“白筋”とがありますが、運動神経の優れた人たちの中でも、どちらの筋肉を多く持っているかは、生まれながらに決まっているといわれますから、天性で恵まれた筋肉を鍛えた方がいい。モデルにしても、生まれながらにふさわしい容姿の方っていますよね。ただ、そういった特殊な仕事はごく一部。ほとんどの仕事は毎日コツコツと積み重ねる努力を続ければ、必ずや実を結ぶものだと思うんです。だから、頑張ってほしいですね。