恋愛も仕事もお酒の勢いで言っちゃうことがある
正社員にすることを、どんな場所で上司が言ったかが問題だよね。飲み屋か、そうじゃないか。それも1軒目じゃなくて2軒目、3軒目だったら、どんどん信憑性がなくなるよ。お酒の勢いで言っちゃうことってあるんだもん。「お前のこと好きだ」とかね。それも1軒目で「好きだ」が、2件目になると「愛してる」になっちゃうから。それは恋愛も仕事も同じ。上司の気分が高揚していたとか、あなたがたまたま、上司がいい気分になる言葉を言った後だったかもしれない。
そうやっていろいろな条件が重なっていたんじゃないかな。それなら上司が、「正社員にしてやるよ!」って言ってしまうことも十分あり得ますよ。その状況はあなたじゃなきゃわからないから、いつ、どんな気持ちで上司が言ったのか、冷静に振り返ってみたほうがいいと思うよ。これだけ後回しにされてるということは、調子に乗って言っちゃったってことが多分にありますよ。
俺も、うちの事務所にいたヤツに「給料上げるから」って、調子に乗って言ったのを忘れて、後から本人に言われたことがありますよ。「あ、ごめんごめん、酔ってたからさ」って謝ったけど、飲んでる席ではその場を盛り上げようとして言ってるわけだから、後から「あのとき、そう言ったでしょ」と責められても、それは無理なんですよ。
上司のことを同僚にリサーチしてみよう
もし、誠実な上司だったら、軽く言って「やっぱりもう少し待って」なんて言い訳はしないと思うもん。計画性がある人であれば「何月から正社員にする」とか、期日を言うと思うし、確約がない約束をするってところに、いいかげんさだとか、酔った勢いだった感じがするんだよね。もしくはあなたのことが好きだったのかもしれないし。その後、あなたが拒否するようなことをして、「だったら正社員にしてやらない」と思ったのかもしれないでしょ。
この上司のことを同僚に聞いてみたらどうかな? 他の人にも「正社員にする」って言ってるかもしれないよ。「あの人に言われたことある?」と聞いてみたり、普段はどんな人なのか、素行調査をしたほうがいいと思う。そこでいろんなデータが出てくるだろうから。もしダメな人だったとしても、怒ってもしょうがないよ。会社を辞めるかどうかは、その後に考えたらどうかな。ただ「どうですか?」「待ってて」のやりとりだけで待ってるだけじゃ、何も変わらないよ。
それから、あなたに「待って」という、上司の言い方もどうなんだろう。「頼む、もう少し待ってくれ」と真剣に言ってそうですか? もし「待ってちょー」なんてふざけて言ってるようだったら望みはないね。それから、あなたも「遠回しに」ってどんな言い方をしてるのかな。「一体いつなんですか!」って、きつい言い方をしてたら「やっぱり正社員にするのやめよう」と思われてるかもしれないしね。まずはリサーチしてから、もう一回、ちゃんと聞き直してみましょうよ。