相手の立場を尊重して、意見を言って
「NO」と言えないビジネスパーソン、つらいですよね。でも、そんなストレスで体調を崩してあなたの健康を害してしまったら、元も子もないですよね。過度の疲労→動悸・めまい→不整脈……会社にいられないどころか、普通に生活できなくなってしまったら、本当に困ります。
でも、だからといって、頼まれたことに対していきなり「NO」を言うのは、やっぱり考えものです。頼む人は、上司が多いんですよね、きっと。
「NO」と言うときも、何か意見を述べるときも、「言い方」が大切。相手の立場を尊重してモノを言わないと、嫌われてしまいます。あなたがいくら正当な主張をしても、上司にしてみれば、あなたの意見をおいそれと他の部下の前で認めたくないこともあるでしょう? 意見を述べる前に、まずは上司を立てる。その後に、「このような考え方もありますよ」とか、「そろそろ後輩のAにもこんな仕事を任せてはどうでしょうか」など、進言という形を取ると、角が立ちません。自分の意見を通すためには、まず一歩引いて、相手を受け入れる態度が重要なんです。「急がば回れ」です。夜を飛び越えて咲く朝顔はないんですよ。
バリアフリーな人は多くの経験が積める
また、あなたは人から見て、「バリアフリー」な人なのかも。仕事を任せやすいってことは、仕事の相手としてやりやすい人ってことです。頼まれごとは、本当に「いやなこと」「やりたくないこと」ですか? 「いや」だと思っていることを好きになるのがいちばんいいかもしれません。「いや」なことの中にも学ぶことはたくさんあると思います。ヘンにバリアを作らず、今の人のよさを持ち続けることで、人よりもたくさん経験を積めるんじゃないかな。