叱ってちょーだい

毎回著名人にあなたの悩みをぶつけていただく、このコーナー。熱く、愛を持ってお答えします。
悩
「努力することが苦手なのですが」

就職活動で希望していたマスコミ業界から内定をもらえず、別の業界に就職。毎年リベンジしようと目標を立てるのですが、達成できません。瞬発力はあるタイプだと思うのですが、努力することが苦手で、何事も頓挫してしまいます。目標をクリアできる努力家になるには、どうすればいいのでしょう。(IT・システムエンジニア 26歳)

逆算からの一歩前進
今週の叱り役

柔道家
古賀稔彦

1967年、佐賀県生まれ。日本体育大学卒業。大学時代より “平成の三四郎”の異名をとり、89・91年世界選手権連覇。92年バルセロナ五輪では大会直前に大ケガを負いながらも金メダル獲得。96年アトランタ五輪で銀メダル獲得。2000年に現役引退後は全日本女子柔道チーム強化コーチを務めるかたわら、町道場「古賀塾」も開塾。

目標をクリアする小目標と課題を書き出そう

瞬発力があるというのは、目標に向かい「これをやろう」と、ぱっと飛びつき、明日になると「あれもやらなきゃ」と、次のことに飛びついて計画性がないから、何ひとつクリアできない結果になっているんじゃないかな? 大きな夢を達成させるためには、その途中で越えていく目標がいくつもあって、そのひとつの目標を達成していくためにも、いろんな毎日の課題がある。だからすべてを逆算して、ひとつひとつの課題と目標をクリアしていかなくてはならないんです。

例えば、柔道では、オリンピックに出るためには国内の最終選考会で優勝しなきゃならない。それに出場するには、国内の第一次予選に勝たなきゃならない。そのためには、地区大会で勝たなきゃいけないし、勝つだけの技術、体力、精神力が必要になってくる。その中の体力では腕・足の力が必要で、腕の力をつけるためには、どんなトレーニングしなきゃいけないかって、どんどん細分化してみると、今やらなきゃならないことが明確になる。

その小さな課題をひとつずつクリアしていくことによって、ひとつずつ目標を達成していく。そうやって、あなたの目指す目標から逆算する形で、目標と課題をすべて書き出して計画を立ててみるんです。そうすると、今やるべきことがはっきりと見えるので、瞬発力とか努力とかいうことではなく、すべてを当たり前のこととして、自分を入れ込んで行動することができるんですよね。

リラックスと緊張のメリハリをつける

とはいうものの、いつもいつもまじめにやるのは難しいし、それだけでも達成できないんですね。夢の達成のためには、リラックスと緊張をバランスよく、メリハリをつけてやっていくことが条件になる。今度の日曜日は休んで思い切り遊んで、月曜日からはまたこれをやっていくんだというふうに、自分でしっかり計画を立て、やるべき日とリラックスする日とを打ち出しておけば、遊ぶときも自信を持って遊べるでしょ。僕もオリンピック直前でも、休みの日と決めたら、後輩と遊園地のプールに行ったり、酒を飲みに行ったりしましたよ(笑)。

また、うまくいかずにつまずいたら、逆にそういうときこそ、いろんな道を探せるチャンスです。山の中でも一本道しか知らないと、迷ったときに焦ってしまうけど、そこは柔軟性を持って、もう一回自分がわかる所まで引き戻して、また違う道から仕切り直して挑戦する。それもダメだったら、また違う道を探していくというやり方でいけば、ひとつひとつの目標をクリアするにも、いろんな角度から見て判断できるだけの自分になれます。

EDIT
マインドシェア
WRITING
羽塚順子
PHOTO
加納拓也

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