叱ってちょーだい

毎回著名人にあなたの悩みをぶつけていただく、このコーナー。熱く、愛を持ってお答えします。
悩
「どうも嫌われているようなのですが…」

最近気が付いたのですが、どうやら私は社内で「嫌われ者」のようです。「おはようございます」と挨拶しても誰も反応してくれませんし、昼食や飲み会にも一切誘われません。自分の何が原因でそうなってしまったのかわからないのですが、理由を尋ねる勇気もありません。会社の人たちともっとうまくやりたいと思っているのですが、どうしたらいいのでしょうか。集団に溶け込むコツなどあれば教えて下さい。(営業・32歳)

きらわれ上手になってみな
今週の叱り役

女優
加賀まりこ

東京都生まれ。62年に松竹『涙を、獅子のたて髪に』で映画に初出演。その後、数々のドラマ、映画に出演。代表作に『乾いた花』(63年)、『月曜日のユカ』(64年)、『泥の河』(81年)、『きらきらひかる』(92年)など。

人と一緒じゃなくても、楽しさは見つけられる

「嫌われ上手になる」っていうのが、ひとつ目のアドバイス。私は群れて行動するのが好きじゃないから、集団の中で嫌われてしまったら、それはそれでいいと思える。人とのお付き合いというのはけっこう大変よね。会社が終わってからもプライベートな時間を割かれたりするわけでしょう? 一緒に飲みに行ったり、カラオケに行ったりする時間を、本を読んだり映画を観たり、自分が好きなことに使えるなら、それはそれで素敵なことだと思うわ。人と一緒に過ごさなくても、楽しさを見つけられること、それが「嫌われ上手」ということ。誰に誘われなくても、堂々としていればいいじゃない。

傷つかずに覚えられることなんてない

でも、きっとそう考えられないから、悩んでるのよね。

だったら答えは簡単。自分から「助けて!」ってサインを出せばいい。何も言わずに待っていたら、何も変わりません。待つことをやめて、自分から声をかけてみればいい。そうしたら、何かリアクションがあるはず。

それに、本当に嫌われているのかしら?知らず知らずのうちに、人から声をかけにくいオーラを発している人って、ときどきいるじゃない。いつも顔をしかめていて、忙しそうに見えたら、周りは声をかけるのを躊躇するでしょう?子どもみたいに「声をかけてくれない」なんてひがんでないで、自分から声をかけてみると、すぐに解決するかもしれない。

こういう人は、実はプライドが高いんです。自分から何か行動を起こして、それを拒絶されるのが嫌だから、だから何もしない。プライドなんて、3日間冷蔵庫に入れてしまっておいたって、腐りゃしないわよ。だから、上手に出し入れできるようになること。プライドは大切だけど、ときには相手を立てたり、こっちを振り向いてもらうために、捨てなきゃいけないときもあるのよ。

だいたい「コツを教えて」なんて、受身の姿勢ではダメ。自分で傷つきながら覚えていくべきことも、たくさんあるんだから。

EDIT・WRITING
羽塚順子
DESIGN
ITコア
PHOTO
岡本寛

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