気の緩むタイミングをよく観察してみましょう
ちゃんと聞くべきでしょう!質問できない雰囲気は自分が感じていることであって、何のために会社に来てるかと言えば、仕事をしに来てるわけですよね。間違えないように仕事をしなきゃならないし、仕事をやりやすい環境に自分を置いた方がいいし、そのための答えはひとつ。勇気を出して聞くしかないです。
じゃあ、どのタイミングで聞くか。恐らく、年がら年中ぴりぴりしてる人というのはいなくて、誰にでも食事や休憩時間があるはずですよね。そういった時間を見計らって、空気を読みながら聞いてはどうでしょう。ただね、あなたみたいなタイプの人は、自分がてんぱっちゃうと、相手が「それ、今かよ!?」ってタイミングで話しかけちゃったりするものです。緊張するが故なんですが、間の悪いタイミングだけは避けたい。
そこで、まずは2、3日、社内のいろんな人の動向を観察して、煙草を吸いにいったり、気が緩みそうな休憩のタイミングがわかってきたら、そういうときに声をかけてみましょうよ。会社の人たちも、まだよく知らないあなたに対して「どんなヤツだ?」って思ってるかもしれないし、人付き合いが苦手であれば、「話しかけても何も答えないヤツ」と思われてるかもしれないじゃないですか。だからこそ、あなたから話しかけることが大切だと思います。
言い訳がないように、原因を見つけましょうよ
実は私も、芸人の仕事を始めてから、現場の人たちがあまりフレンドリーでない場合、一人でできるところを見せたいし、馬鹿にされるのは嫌だという自分のプライドもあって、わからないことを聞かなかったんです。とりあえず自分の考えでやってみるけど、みんな納得していない雰囲気。でも、自分で始めた以上、「ごめんなさい」と言うのもおかしいから、そのまま現場から帰る。するともう、仕事に呼ばれない(笑)…って経験は、ずっとしてきました。
でもそれは、今考えると、すべて私が悪かったと思うし、だから仕事がなかったんだな、と納得できる。自分を過大評価していて、「デキる」と思われたかったんですね。あと、「失敗すると嫌われるんじゃないか」「ちゃんとやらなきゃ」って気負いも強かったかもしれません。でも、そうやって失敗しながら経験を積むうち、「失敗も笑ってもらえる人間になれたらいいな」と思うようになったんですね。 仕事がやりずらい環境って嫌なものですよね。だから、私もやりにくいときは、何が原因かを考えて、見つけるようにしています。「でも、みんな忙しそうだしな」って、周囲のせいにするのは、言い訳ですよね。言い訳がないように、ちゃんと原因を見つけてみることだと思います。