叱ってちょーだい

毎回著名人にあなたの悩みをぶつけていただく、このコーナー。熱く、愛を持ってお答えします。
悩
「何をやっても上手くこなせない自分に嫌気がします…」

通信機器の営業として新卒で入社して3年目。同期のみんなはどんどん成績を上げているのに、自分だけはどうしても成績が上がりません。思いおこせば、高校受験も大学受験も第一志望の学校に行けず、今の会社もやっと入社した会社。何をやっても不器用で、うまくこなせない自分に嫌気がします。転職しようかとも思いますが、自信がありません。(営業・25歳)

一歩踏み出す勇気
今週の叱り役


アントニオ猪木

1943年、横浜市生まれ。14歳でブラジルへ移住。17歳のとき力道山にスカウトされ、帰国して日本プロレスに入団。プロレスの黄金時代を築き、世界にその名をとどろかせた。89年、スポーツ平和党を結成して参議院選に当選。98年に現役を引退後も絶大な支持を集め続けている。

自分らしく堂々としろ。ダメだという思いにとらわれるな

人生はいろいろで、いろんな人がいなければ世の中は成り立たないんだよ。昔を振り返ると、俺なんか体ばかりがデカかった劣等生。だけど、今でも同窓会で元気がいいのは、優等生だったヤツより劣等生組なんだ。人生、ゴールまで行かなければ、途中経過だけ見ていてもわからない。そうガタガタするなよ。

ダメだと思って卑屈にならず、自分らしく堂々とすること。ダメなヤツがいるのが世の中なんだから「俺は立派に世の中を支えているんだ」と、逆の発想を持ってみてもいいんじゃないだろうか。ダメだという思いにとらわれたら、本当の自分らしさや良さが見えなくなってしまう。

今のうちに苦しんで苦しんで、さんざん悩むことだよ。天から与えられた試練だと思えばいい。そのときは苦しくても、過ぎた後に「あれは天からのメッセージだったんだ」と、意味があったことに気づくものなんだ。それだけ今まで全部ダメだったのなら、ものすごいメッセージがあるんだよ。

経験に勝るものなし。自分を信じて進め

俺の場合は、東京プロレスの社長だったころに、人のせいで何千万円もの借金を抱えることになったし、最愛の娘を失うという、つらい経験もした。それから議員になって、事実ではないスキャンダルに巻き込まれて、自分が今まで築いてきたものが崩れていくのを実感したこともあったね。結果的に、そのことで政治とは見切りを付けられたから、意味があったと思えるんだ。

そしてもし、誰かを羨ましいと思うなら、それもひとつのエネルギーに変えていくことじゃないかな。あれをやりたい、これをやりたいと口にする人はたくさんいるけど、ただ思っているだけで、夢に踏み出さずに終わってしまうのが普通の人生。

その一歩を踏み出して、人と違った所に身を置けば、人より何かを語ることができる。俺もそういった経験をしてきたことで、学問としてじゃなく、体験として話すことができる。経験に勝るものなし。次第にこの道を行けばどうなるのかという、絶対的な直感も出てくるようになる。人と同じことをやろうと気にせず、自分のひらめきを信じて進めばいいんだよ。

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