上司との考え方の違いや、
職場環境に疑問を感じ転職を決意しました
学生時代から化学や薬学が好きで、大学は薬学部を選び、製薬会社に就職しました。治験業務を行う会社だったのですが、薬品が開発されて実際に市場に出るまでの過程に携わることができ、充実した日々を送っていました。しかし、その会社は年俸制だったため、深夜まで残業しても手当がつかず、体制や給与制度に疑問を感じ始めたころ、上司との人間関係にも苦しむようになりました。また、仕事ではそれなりの結果を出しているのに納得のいく査定がされず、正当に評価されないことにやりがいのなさを感じるようになってきたのです。
ただ、入社してまだ半年だったので、すぐに転職を考えたわけではありません。最初は、部署異動を申し出ました。職場の環境を変えてみれば、状況を改善することができるかもしれないと思ったんです。しかし、その伝達が幹部の方まで行き届かず、結局うやむやに…。思い起こせば、情報の伝達が行き届いていないことはこれまでも多かったのです。このとき、会社全体でコミュニケーションが不足していることに気づきました。
「もっと納得できる待遇で、私に合った職場環境があるはず。どうせなら働いている人同士がチームワークのとれた、よい雰囲気の会社で楽しみながら仕事をしたい。」と考え転職を決意しました。
職場の雰囲気を知ることも大切と考え
できるだけ多くの会社へ見学に行きました

青沼さんは現在、電話関係のシステム開発に携わっている。この会社は金融や銀行、郵政など幅広い分野でのシステム開発を手がけており、自分の興味のある分野にもどんどん挑戦することができる。その自由度の高さもこの会社に決めた要素の一つだと彼は語る。
転職活動は、前職の業務の合間に行いました。薬学関係の仕事に未練はありませんでしたが、やはり今までの経験を活かして治験の仕事に就くことが妥当なのかと考えていました。しかし、最終的に選んだのは全くの異職種であるSEという仕事。きっかけは、ちょうど転職活動を始めたばかりのころ、たまたまコンピュータのプログラム作成業務を任されたことでした。昔からパソコンを扱うのが好きだった私は、これまでにない充実感を感じ「それまでの経験を活かす」というよりも、「心から楽しめる仕事」を選ぶべきだと思ってSEの仕事を探すことに決めました。
未経験からのスタートを覚悟したため、研修や教育制度が充実している会社を探しました。また、前職での経験から、職場のコミュニケーションがしっかりとれているかという点も、長く働いていく上では大切だと感じていました。研修制度の概要は、求人情報でもわかりますが、職場の雰囲気まではなかなかつかみにくいものがあります。そこで私は積極的に会社見学へ行くことにしました。募集内容で「会社見学OK」と記載してある会社にはすぐ連絡をとり、職場を見学。実際に働かれている方とお話しする機会もあり、職場の雰囲気を少しずつ垣間見ることができました。
また、会社見学が行われていない企業には、積極的に応募をし、面接を受ける機会を得られるよう努力しました。人事や幹部の方々の雰囲気から、職場や会社全体の風土がつかめるのではないかと考えたのです。その方法で見つけたのが現在勤務している会社でした。この会社は求人情報の中で、システムについてのノウハウを社長が直に教えると明記してあり、ほかの会社にはない情熱的な教育への姿勢が感じられました。面接では社長、取締役など重役の方々が勢ぞろいしておりとても緊張しましたが、皆さん気さくな方ばかりで私の緊張もすぐにほぐれました。「きっといいチームワークが保たれているに違いない。教育制度も充実していて、この会社だったら安心してSEを目指せる」と確信しました。