みんなの貯金方法を知りたい!20代でどれくらい貯金あるの?

みんなの貯金方法を知りたい!20代でどれくらい貯金あるの?

 「下流老人」「老後破産」という言葉が2014年から2015年にかけて流行りました。今までは「日本は豊かだし、お金がなくても何とかなるだろう」と思っていた人も多かったと思いますが、「若いうちから貯金しておかないと、老後破産して下流老人になってしまう」という危機感が広がってきたといえます。老後だけでなく、病気や不測の事態が起きた時のことを考えると、20代からコツコツ貯金をしておくのに越したことはありません。では現在、20代の人たちはどれくらいの貯金を持っているのでしょうか?少ない収入の中からどうやりくりして貯金をしているのでしょうか?ここでは、友達や同僚に面と向かって聞きにくい20代の平均貯金額や貯金方法を紹介します。

20代の平均貯金額っていくら?

 20代は皆、どれくらい貯金しているのでしょうか?具体的な数字を見てみましょう。

 金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査」(単身世帯、平成26年)によると、20代で貯金をしている人の割合は52.6%で、貯金のない人は47.4%でした。
年収300万円未満の人の平均貯金額は約101万円で、中央値は0万円。年収300万円以上500万円未満の人の平均貯金額は約273万円で、中央値は183万円となっています。

 「みんな、そんなに持ってるの!?」と驚いた人もいれば、「俺のほうが上だ」と思った人もいると思います。確かに平均貯金額は高いと思ったかもしれませんが、これはたくさん貯金している人の金額に引っ張られた数字です。誰かが1000万円以上貯金していたら、平均額も高くなります。

 もうひとつの中央値というのは、貯金額の低いほうと高いほうから順番に数えていって、ちょうど真ん中に当たる数値のことです。実感としてはこちらが近いかもしれませんね。でも、「約半数の人が貯金0円なら、まだ自分も貯金しなくていいや」と考えていると、「下流老人」まっしぐらです。年収300万円未満であっても、20代のうちに年収300万円以上500万円未満の中央値である183万円を目指しましょう。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

自分にあった貯金方法を見つけよう!

 そうはいっても、少ない給料の中からやりくりして貯金するのは、なかなか大変です。どういう貯金方法がいいのでしょうか?

 たとえば、年収300万円以上500万円未満の中央値である183万円を5年間で達成しようとすると、1年に36万6000円貯める必要があります。月に3万500円です。自分の意思で月に3万円、貯金できますか?

 「気がつくと、つい使ってしまう」という人の場合、確実なのは、給料から毎月一定額を強制的に貯金する「天引き貯金」です。会社に財形貯蓄の制度がない場合でも、銀行で自動積立定期預金を申し込めば、毎月、給料が入った口座から、定期預金口座に自動的に振り込んでくれるので、有無をいわさず貯金をすることができます。これはどんな貯金方法にもいえることですが「収入-支出=貯金」という考え方では、なかなかお金は貯まりません。収入が低い20代はなおさらです。貯金をするためには「収入-貯金=支出」という考え方に切り替えることが大切です。

 ほかには、地味ながら気軽に始められる「小銭貯金」もおすすめです。昔ながらの500円玉貯金が最近また注目されています。理由はいくつかあると思いますが、ある女優さんが33年間も500円玉貯金をしていたとか、有名アナウンサーが500円玉貯金で230万円貯めたというニュースが話題になったことも大きいでしょう。

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ポイントサイトやマイルを貯めて隙間時間に小銭稼ぎ!

 貯金をするためのプラスアルファとして使えるのが、ポイントサイトを利用したお小遣い稼ぎと、日常生活で使えるTポイントカードなどのポイント系カードです。

隙間時間に小銭稼ぎ!賢い貯金方法とは?

これがオススメ!ポイントサイトで貯める!

 ポイントサイトというのは、アンケートに答えたり、サイトが指定するボタンをクリックするなどしてポイントを貯め、そのポイントを現金化するものです。もらえる額は決して多くはありませんが、空いた時間にクリックするだけなので、暇つぶしがてらお小遣いを稼げるのが魅力です。

 数あるポイントサイトの中でも、有名なのは3つです。

1つ目は「モッピー」。このサイトは他に比べて案件の単価が高く、パソコン、携帯のどちらからでも使えるのが強みです。

2つ目は「げん玉」。案件数が豊富で、クリックやゲームをするだけでもらえるポイントが多数あるのが魅力です。

3つ目は「ちょびリッチ」。初心者にも優しいサイトで、メールに送られてくるアンケートに答えるだけでポイントがもらえます。

 ほかにもさまざまなポイントサイトがありますが、サービス内容をよく確認し、選択には注意するようにしましょう。

日常生活で貯めるポイント、マイル

 活用すれば節約の強い味方になってくれるのが、Tポイントカード、楽天スーパーポイント、ANAマイルなどのクレジットカードです。

 たとえばTポイントカードですが、店舗で買い物をする時だけでなく、提携するネットサービスでの支払いや、公共料金、携帯電話の支払いでもポイントを貯めることができます。100~200円につき1ポイントが付与され、1ポイント=1円として使うことができるので、「Tポイントカードをお持ちですか?」と聞かれた時は面倒くさがらずにコツコツ貯めておくと、あっという間にランチ1回分ほどのポイントが貯まります。

 また、飛行機に乗ったときに貯まるANAマイルですが、提携しているお店での買い物や、食事でもマイルを貯めることができます。ポイントを使用する際にも、航空券の割引だけでなく、食事券や割引クーポンに変えることができたり、Tポイントや楽天スーパーポイントとポイント交換することもできます。

20代からコツコツ貯金を始めよう!

 「若いうちから貯金のことなんて考えてどうする!そのお金をもっと自分へ投資しなさい!」という人は大勢います。もちろんその通りなのですが、一方で定年退職者に聞いた「若いうちに、もっとしておけばよかったと後悔していること」のトップは圧倒的に貯金だそうです。お金があって助かることはあっても、困ることはありません。それは20代も同じ。貯金額が不安のみなさん、今日から貯金を始めましょう!

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