30代の今こそ、ビジネスマナーをイチから見直す!Amazon・Kindleで買えるおすすめ書籍

f:id:iFfa8NE6:20151026130836j:plain

学生気分もすっかり抜けて、仕事も板についてくる30代。仕事の量や範囲も広がり、忙しく働く日々のなかで「ビジネスマナー」が疎かになっていませんか?

そこで今回は、自分の立ち居振る舞いを見直し、より仕事をうまく進めるための「ビジネスマナーに関する本」を4冊ピックアップしてみました。

職場や職種によって習慣は異なっても、いま一度見直してみる価値のある本ばかりです。仕事を進めるすべての基礎力にも通ずると心得て、ぜひ手に取ってみてください!

1.『売れる販売員が絶対言わない接客の言葉』(平山枝美著、日本実業出版社)

f:id:iFfa8NE6:20151026132958j:plain

売れる販売員が絶対言わない接客の言葉 | 日本実業出版社

無印良品や大型商業施設、インテリア小売店などで「接客アドバイザー」を手掛ける平山枝美氏が、言葉の使い方をまとめた一冊です。アパレル企業出身で、入社当初は全く成績が上がらなかった平山氏は、「よく売れる人は接客の一声をうまく使っている」ことに気づきました。それ以降、自分も実践することで、ついには全販売員200人のなかで売り上げトップに輝くまでになりました。

本書は、小売店で働く接客販売員がよく使うフレーズの正し方がメインですが、営業やプレゼンなども、見方を広げれば「接客」の範囲といえます。すぐに使える「言い換えフレーズ」が満載で、なおかつその理由にも説得力があり、応用も利きそうです。

例えば、「商品説明は形容詞で終わらせない」というアドバイスがあります。商品のメリットを「軽いです」「コンパクトです」と次々に説明するだけでは印象には残りません。そこで、「カバンに入れても肩が疲れません」といった、顧客のライフスタイルにあわせ「メリットの先にあるもの」を具体的に話すのがコツなのだそうです。

また、お見送りをする際には「お出口までお見送り致します」ではなく、「お出口までご一緒させてください」とすれば、押しつけではなく「最後まで一緒にいたい」という謙虚な気持ちを伝えられます。商談の最後にすぐ使えるフレーズですね。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

2.『「きちんとした敬語と表現」がすぐに見つかる ビジネスメール言い換え辞典』(村上英記著、日本実業出版社)

f:id:iFfa8NE6:20151026133006j:plain

「きちんとした敬語と表現」がすぐに見つかる ビジネスメール言い換え辞典 | 村上 英記

敬語アドバイザーとして活動をする村上英記氏が、より良いビジネスメールを書くために覚えておきたいポイントをまとめたガイドブックです。「ひと目で内容がわかる件名をつける」といった基礎の再確認から、定型文や言い回しまで450以上のフレーズを例文つきで紹介しています。

企業によっては新人研修などで教わることもあるかもしれませんが、日常業務に追われるなかで頭から抜けてしまうこともしばしば…。また、気の利いた話や敬意を込めた言い方をしたいのに、言葉が浮かんでこない…なんてことも。

例えば、「続けて送ります」は「失礼ながら重ねて申し上げます」に、「お断りします」は「お受けいたしかねます」と言い換えるなど、頭に入れておきたいフレーズが数多く紹介されています。メールは、社内外とのコミュニケーションで頻繁に使うツールなだけに、本書をはじめとした「書き方の本」で、今一度見直しをしておきたいところです。

8,568通り、あなたはどのタイプ?

3.『「一流の存在感」がある人の振る舞いのルール』(丸山ゆ利絵著、日本実業出版社)

f:id:iFfa8NE6:20151026133010j:plain

なぜ、あの人は信頼されるのか?「一流の存在感」、3つの秘密 | 日本実業出版社

丸山ゆ利絵氏は一流の財界人と交流をもち、ビジネスクラブ経営会社で会長秘書をはじめとする要職を歴任した人物です。数千人の財界人との交流から培った「一流の立ち居振る舞い」について、研修やコンサルティングを行っています。

毎朝の鏡を見る仕草も「他人の目をとおすように厳しくチェックし、全方位からの見え方を確認するための習慣」に変える。人前で話すことになった際には「話し慣れていなくて、緊張しているので」などの余計な枕ことばはNGにする。イベントやパーティでの「ひと言お願いします」には自分だけが話せるストーリーを用意しておくなど、あらゆるシーンで活かせる振る舞いの手引きが収められています。

“自然なジェスチャーのコツは「眼」にある”といった、具体的なアドバイスもされており、説得力もあります。筆者の経験から導かれたエッセンスをまとめた本書は、これから部下をもって役職もつき、よりプロフェッショナルな仕事ぶりを求められる30代のビジネスパーソンにこそ、一読の価値があるといえるでしょう。

4.『世界標準のビジネスマナー』(ドロシア・ジョンソン、リヴ・タイラー著、村山美雪訳、東洋経済新報社)

f:id:iFfa8NE6:20151026133015j:plain

世界標準のビジネスマナー | 東洋経済

世界中で講演やセミナーを行っている礼儀作法の専門家ドロシア・ジョンソン氏と、世界的に高い評価を得ている映画女優のリヴ・タイラー氏による共著です。

出会いのあいさつにはじまり、服装、話し方、パーティでの振る舞い、テーブルマナー、メールやSNSでのエチケットなど、「グローバル社会で生活するためのマナー」をまとめたハンドブックです。

「アメリカ、ヨーロッパ、中東などの地域ごとに好印象を与える握手の仕方」「パーティや交流会での振る舞い」「招待客への接待時のマナー」といった、ビジネスシーンにもつながる作法がイラストを交えながら紹介されています。

海外企業とのアライアンスを組むときや、新たなビジネスチャンスを模索するときなど、文化の異なるビジネスパーソンとのコミュニケーションの取り方を知っていることは、重要なポイントといえます。日本人向けはもちろんのこと、この本で海外向けのビジネスマナーもしっかりと押さえておきましょう。

普段から、アイデア発想術や効率化といった「仕事の進め方」に関する書籍を手に取る機会は多いことでしょう。ですが、今回紹介した本をきっかけに、ときには自分の基礎力を見直して補強するのも、仕事をうまく進める近道となるかもしれません。

執筆:松本賢人

PC_goodpoint_banner2

Pagetop