社会人でも意外と知らない!ビジネスの場でのお茶について

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 一昔前のオフィスでは、来客があれば手を止めて給湯室へ向かうのは女性であるのが一般的でした。そんな時代も今や昔。お茶の入れ方は、社会人なら男女問わず誰でもが身につけておきたい作法です。今回は、意外と知らない人の多い「お茶」についてのビジネスマナーを初紹介します。

もはや女性の仕事ではない!美味しいお茶の入れ方とは

 コンビニやスーパーなどでペットボトルに入ったお茶を簡単に購入できる時代です。正しいお茶の入れ方をよく知らないという人も多いのではないでしょうか。オフィスを訪れたお客様に美味しくお茶を召し上がっていただくには、次のような手順でお茶を入れてみましょう。

  1. まず、急須に一人当たり小さじ1杯の茶葉を入れます。
  2. 次に、お湯をゆっくり急須に注ぎ入れます。お湯の温度は70〜90度が適当。やかんに沸騰させたお湯なら少し冷ましてから使いましょう。
  3. 急須にお湯を注いだら1分ほど蒸らします。
  4. 湯呑みの7分目までお茶を注ぎます。このとき、1つの湯呑みにいっきに注いでしまうとお茶の濃さがバラバラになってしまうので、少し注いだら次の湯呑み、少し注いだら次の湯呑み、という具合に苦みや色が均一になるよう何度かに分けて注ぎます。

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あなたは間違っていませんか?お茶を出す順番

お茶を注ぎ終わったら、トレイに湯呑みと人数分の茶托を乗せて早速お客様にお出ししましょう。ここで注意したいのは、エレベーターの中や接待時の宴席のように、お茶の出し方にも順序があるということです。応接室にお客様と自社の社員が座っているとしたら、まずはお客様からお茶を出すのは常識中の常識です。

例えば、お客様、自社社員ともに複数名が腰掛けていたら、お客様側の上座から下座へ、次に自社社員の上座から下座へお出しします。席についている人に向かって右側にまず茶托を置き、その上に湯呑みを乗せるようにしましょう。

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どれが正解?取引先でお茶を出された時の正しい対処法

 お茶の出し方はばっちりマスターできましたか?では次に、自分がお茶を出される側になった場合を見ていきましょう。取引先では「出されたお茶は飲んではいけない」「口をつけないのは失礼」など、いろいろな意見が飛び交っているようですが、実際には先方に「どうぞ」と勧められたら、温かいものは冷めないうちに、冷たいものは温くならないうちに飲むのがマナーです。同行した上司が口をつけないのであれば別ですが、差し出されたおもてなしの気持ちは素直に受け取りましょう。

そして、帰り際には「ごちそうさまでした」のひとことを忘れないようにしましょう。

まとめ

 これから新入社員になる人は、お茶出しという基本的なビジネスマナーは必ず心得ておきたいものです。社会人になってもお茶出しをするたびにオロオロしてしまうという人も、この機会にしっかりお茶出しの基本をマスターしましょう。

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