使い方でもっと伝わる!プレゼン資料の「フォント」を徹底指南!

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「フォント」を気にしないプレゼン資料ほど、読みにくいものはありません。手元の資料を見れば分かるというものでも、演者の言葉や強調したい部分、行間に込められた意図は、映し出されたプロジェクターの画面を見なければ分かりにくい場合も多いのです。大画面でも伝わる「フォント」の使い方を紹介します。

フォントの基本は奇抜さよりも「読みやすさ」

「ゴシック」、「明朝」、「ポップ」、「行書」、「楷書」など、日本語を表記するフォントだけでもたくさんあります。プレゼンの場で主に使用したいフォントは遠くからでも読みやすい、ハッキリしたものを選ぶべきです。

また、人間の感覚は大きく視覚に頼った部分がある為、資料で伝わらないことは言葉を重ねてもほぼ伝わらないと考えた方が良いでしょう。客観的に見て分かる資料にしなければ、伝えたいことも伝わらないのです。

奇抜なフォントで特定の文字を目立たせようとすると、逆に全体が読みにくくなったり、資料全体に意識が行かなくなります。読みやすい「フォント」を使うことで、読み取りにくい資料になることは避けられます。

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フォントは統一することで一層読みやすくなる

「フォント」を途中でコロコロ変える、同じレベルの解説文で異なるサイズのフォントを使用する、スペースがないので一部だけ文字サイズを小さくしてしまう、などは会議資料を作っているとありがちなことですが、読み手にとってはNGな行為です。

手元資料が合った場合でも、文字を小さくしすぎるとそこで読み取り速度が落ち込む場合もあり、効率的なプレゼンの理解を妨げます。統一感のない「フォント」で書かれた文字は、その一文ごと目立つ、もしくは目立たなくなるという可能性もあります。強調したくても、他の文章を無視してほしくない場合、途中で「フォント」は変更するべきではありません。

タイトルは24pt、見出し18pt、文章は14ptなどルールを決めて統一化ある資料を作りましょう。文章が収まりきらない場合は、もっとシンプルな言い回しができないか、文章の見直しを図ることから修正を考えるようにして下さい。

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「太字」「斜字」をうまく使おう!

プレゼンを際立たせるには、強調を上手く活用することが重要です。プレゼン内容にメリハリをつけ、議論にしたい、伝えたいことだけを強調する、その為には「太字」や「斜字」が有効です。ただし「MSゴシック」や「MS明朝」などのフォントには、「太字」が存在せず、擬似的に文字を大きくするため、画面上では正常に見えても巨大なプロジェクターで見ると文字が潰れて見えにくい場合もあるのです。

「太字」に対応している「メイリオ」などは、大きな画面にした時も文字が見やすく強調したい場所をつぶすこともありません。「斜字」に関しては一文を丸ごと傾けてしまうと逆に見えにくくなるので、数字だけや単語だけなど使う場面を限定して利用するのが効果的です。

(上級者向け)「補色」を使って色付けするテクニック

「補色」とは虹色の順番に色を円環状に表した「色相環」において正反対となる色の関係を言います。

補色を使って文字と背景、文字と文字を組み合わせた時に目立ちやすくなるのです。カラーを使った強調を考えているなら、補色の関係になるように資料を作り込めばより効果が増すでしょう。ただし、これらの効果は多用したり、プレゼンする部屋の明るさなどでも印象は変わってきます。「上司の色の好み」などという外的要因も加わってきますので、使いこなすのは上級者になってからの方が安全です。

普段何気なく決めている「フォント」も、使い方次第ではプレゼンの実力を底上げしてくれるものです。自分の中で統一したルールを決めて、読みやすいプレゼン資料を作りましょう。

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