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Webディレクター
インタビュー くわしく見る
Webディレクターは制作現場の交通整理係だ 篠田 和宏 さん(仮名)
PROFILE 篠田 和宏 さん(仮名)
年齢 37歳
学歴 経済学部経済学科
住まい 都内賃貸マンション(妻と子ども1人)
趣味 パソコン
職歴 出版社の編集4年→Web制作会社5年→IT系広告代理店3年
座右の銘 急がば回れ
血液型 A型
星座 牡羊座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】500万円
どんな仕事?
つねに起こりうるトラブルに対処し、作業の流れをスムーズに動かす調整役
IT系広告代理店でWebディレクターとして働く篠田さんは、ある不動産関連のWebサイトの制作をしている。広告主からあがってくる不動産物件の情報をまとめてサイトにアップしたり、その土地の地域情報などをわかりやすい読み物にしてまとめたりする。

「まずはクライアントと打ち合わせをして、どんな情報を発信し、それによって何をしたいのかをヒアリングする『要件定義』の作業をします。その後、何度かクライアントの意向を確認しながら具体的なサイトの内容を決め、制作スタッフの作業フローを作ります。その後も作業の進み具合をつねにチェックして、スムーズな進行をうながしていくのがWebディレクターの仕事です」

ただ、本当の意味でのスムーズな進行は、まずあり得ないというのが篠田さんの率直な感想だ。

「クライアントから突然、情報の差し替えを要請されたり、技術的な問題でシステムエンジニアから要件を変更したいと言われたり、さらにはデザイナーやライターなどに作業を発注する際に行き違いがあって、当初の目的通りのものがあがってこなかったり。こうしたことが一度も起こらず、すべてがうまく行くなんてことは、めったにないと言っていいでしょう。むしろ、こうしたトラブルがあったときこそがWebディレクターの腕の見せどころで、トラブルの原因を見つけてそれを修正し、その後の作業の流れを冷静に的確につくることが求められます。交通量の激しい道路の交通整理をしているようなものですね」
「職業病だなぁ」と思うとき
旅行先でもネットサーフィン
旅行先でもネットサーフィンイラスト
パソコンの電源はいつも入りっぱなし。旅行先でもネットにつなげて見ていたりして周囲にあきれられます
求められる能力は?
つねに客観的に作業の流れを分析し、トラブルにも臨機応変に対処する行動力
複数の人が作業をする以上、トラブルの原因は、未然に防ぐことのできない不可抗力である場合が多いが、ときにはWebディレクター自らがその原因になることもあるという。

「例えば、クライアントの意向をキチンと理解できていなかったり、それが正確に制作スタッフに伝わっていなかったりするときに起こるトラブルですね。これはWebディレクターのコミュニケーション不足が原因ですから、自分の仕事ぶりさえも客観的に見つめて、つねに反省と努力を続けていくことが必要です」
Web産業は始まってまだ10年そこそこしか経っていない新しい産業。だから、作業の流れやスタッフの専門領域はあいまいな部分が多く、交通整理をするWebディレクターの存在はとても重要だ。

「何が起こっても臨機応変に対処できるようになるには、htmlやプログラムなどの知識が必要ですが、実際に作業をするのは制作スタッフなので、彼らをうまくまとめて現場を動かしていくには知識だけではダメ。つねにやるべき仕事を見つけて、できる限りのことをつねに行い続ける行動力がWebディレクターには求められます」
この仕事のやりがいは?
工夫次第で結果がすぐに返ってくる。それがこの仕事の醍醐味
ちなみに、篠田さんはもともとは雑誌の編集者だったとか。取材などでIT関係の人脈が増えたことで、いつの間にか仕事がWeb中心になっていった。

「雑誌を作っていたころ、広告というのはどちらかというとやりたくない仕事でした。クライアントの言う通りにページを作るだけで、これといって表現上、面白いことができるわけではなかったですからね。ところが、Webの広告は、その反響が如実に表れるという点で面白いんです。その広告を何人が見て、それによっていくらのお金が動いたかといったことまでわかりますから、手応えが全く違うんですね」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
整
物事を客観的にとらえて、正しい状態に整えることが大事だという意味で。そのためには行動力も大事ですが
もちろん、反響がわかりやすく返ってくるということは、その広告の効果を確実に問われるという厳しい面もある。

「だからこそ、やりがいもあると言えますね。Webサイトは24時間、世界中で閲覧できるメディアですから、たった数人しか買わないだろうコアな商品も、それを『欲しい』と思う人に確実に情報を届けて売り上げに結びつけることができます。そのためにどう工夫してサイトを作るか、それを考える作業はとても楽しいんです」
FAQ 篠田 和宏 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A パソコンが好きだったので、雑誌の編集をしているときに、その関係の取材をするうち「インターネットって面白いな」ということに気づいたんです。これからの新しいメディアという点にも惹かれましたね。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A この業界で働く魅力は、自由な仕事環境。服装や勤務時間など、自分の好きなように働けるのがいいですね。現在は契約社員なんですが、出世競争もしなくていいし、大変だけど、好きなことをやらせてもらっているという実感があります。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 技術の移り変わりが激しいですから、それについていくには好奇心が大切です。仕事に直接関係のないことでも、世間で流行っているものはひと通り押さえておいたりすると、あとですごく役に立ったりします。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A うまい汁を吸おうと思うなってことでしょうか。5年前に「○○○○がインターネットの世界を支配する」なんて言われていたものが、今では跡形もなくなっていますから、浮かれず、つねに自分なりのスタンスを持つことが大切だと思います。
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