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テレビディレクター
インタビュー くわしく見る
テレビディレクターは監督兼、雑用をこなす器用人だ 安田 伸一 さん(仮名)
PROFILE 安田 伸一 さん(仮名)
年齢 34歳
学歴 4年制大学
住まい 分譲マンション(妻とふたり暮らし)
趣味 仕事
職歴 テレビ局11年
座右の銘 特になし
血液型 A型
星座 さそり座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】1300万円
どんな仕事?
企画から放映までテレビ番組の制作すべてに関わる
某テレビ局の制作部に勤務する安田さんは、主にニュース番組やドキュメンタリーなど情報番組の制作を行っている。

「企画に始まり、取材先へのアポイント、撮影、映像編集まで1つの番組が放映されるまでのすべての過程に携わります。まずは、企画を考えて社内ブレスト。何度かの修正の後、取材対象に撮影依頼をするのですが、ここがキモ。取材を喜んで受けるような対象は、まずつまらない。取材を受けたくない、出たくない、というハードルの高い対象を口説き落としてこそ、面白い番組が作れると思うんですよ。1年以上かけて口説き落としたこともありますね」

取材対象者が決まったら、いざ撮影となるが、ここでディレクターの手腕が発揮されるのだとか。

「撮影はカメラマン、音声、美術など大勢のスタッフが加わります。その現場で監督的役割がディレクターですが、映画監督みたいに怒鳴ってスタッフを動かす…なんて事はできるワケもなく、いわゆる職人軍団がいかに気持ち良く撮影できるかを考えながら動きます。まぁ、監督兼、雑用って感じですよね。撮影が終わったら映像の編集をして、プロデューサーのチェックを受けて、いざ放映です。放映時間にもよりますが、大体、1番組の制作に1カ月。最短だと1週間で作る、なんてこともあります」
「職業病だなぁ」と思うとき
書店で鵜の目、鷹の目
書店で鵜の目、鷹の目イラスト
日常=仕事ですね。街中でも書店でも常に企画案がないか探してしまいます
求められる能力は?
生活そのものが仕事になっても気にしないジャンキーさ
番組制作と言えば、一般的に夜が遅い、家に帰れないというイメージがあるが、実際はと言うと…。

「イメージ通りですよ。土日もないし、会社で寝泊まりなんてザラ。知り合いは増えたけど、友達は減りました(笑)。だから、アフター5を充実したいなんて思っている人は、この世界に入らないほうがいい。自分の持っている時間、すべて仕事にぶっこむぐらいの気持ちがないとへこたれちゃいますよ。それぐらいの仕事一筋になれる人じゃないと続かないですしね。と、言ってもディレクターは芸術家ではないので、常に作品の事だけ考えていればいいってもんじゃありません。番組作りには多くの人が関わりますから、そのすべてに気を使い進行できるようなバランス感覚も必要とされます」
この仕事をして安田さん自身、身についたスキルがあるという。

「話術力がつきましたね。企画をプレゼンする話術、取材対象者に出演してもらえるよう口説く話術、スポンサーを丸め込む話術など説得力ある会話は必須。もともと口ベタなほうでしたから、慣れるまでは大変でしたけどね。でも、社内には本当に口から生まれてきたような人も多いですよ。まぁ、話し上手が多い業界ではあると思いますね」
この仕事のやりがいは?
納得できる内容で、かつ視聴率がとれた番組ができたとき
「テレビ番組はあくまで大衆商品。多くの人に見てもらうことが何より大事」

安田さんはこれを信念に制作を行っている。それが認められ、良い数字となって表れたときが何よりのやりがいだ。

「番組が放映されれば、必ず視聴率となって結果がでます。やはり、数字は番組作りのバロメーター。どんなに自分が自信のある番組を作っても、視聴者に支持されなければ意味がないんです。とは言え、自分なりのこだわりを入れ込むことも必要なんですけど。この辺りのバランスが難しいんですよ。今まで周りがやったことのない新しい企画でクオリティの高い構成、そして数字がとれたときが最高に嬉しいですね」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
生
僕にとって、生活のすべてが仕事ですからね。それにテレビは人生にとって、必要なものだと思いますから
今まで何十という番組を手掛けてきた安田さんだが、完璧と思う作品は一度もないと言う。

「放映された後は常に反省ですよ。もっとこうすれば良かったとか、こんな風に撮れば良かったとか。満足できる番組って今まで1本もないですね。でも、この気持ちがないと貪欲に番組を作れないと思うんです。次はもっといいものを…この気持ちがある限り、番組を作り続けていくんですよ」
FAQ 安田 伸一 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 幼いころからテレビが大好きで、テレビっ子だったんですよ。「オレたちひょうきん族」などバラエティや、ドキュメンタリーをよく見ていました。それに、物作りが好きだったというのもあります。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 普段では見られない現場に潜入したり、海外の奥地まで行って人と出会ったりと、取材だからこそ経験できることがあり刺激的ですね。この仕事だからこそ、体験できることはとにかく多いと思います。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 生活=仕事でも平気な人ですね。生活のすべてが仕事になってもフラストレーションがたまらない人。そして、常に新しいものを作りたいと思う好奇心の強さも必要です。何にでも面白がれることも大事ですね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A とにかく覚悟を決めてください。何日も帰れません、体力的にもキツイです。そして、つぶしがきかない業種でもあります。それでもやりたいという強い気持ちがあれば、ぜひチャレンジしてみては。
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