店長（外食）　Job Gallery【リクナビＮＥＸＴ】

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宮崎稔明さん（仮名）

年齢	41歳
学歴	体育学部体育学科卒業
住まい	都内マンション（妻・息子3人と同居）
趣味	スノーボード、ゴルフ、スポーツ観戦
職歴	ファーストフードチェーン会社に19年
座右の銘	チャングム
血液型	A型
星座	牡牛座

職場の雰囲気は？	文化系	・	理科系	・	体育会系
あなたのタイプは？	文化系	・	理科系	・	体育会系	【年収】800万円

店舗運営に関わる「ヒト」「モノ」「カネ」を管理する

大手ファーストフードチェーンに勤務する宮崎さんは、168もの座席を有する大型店舗の店長。その運営のすべてに携わるため、仕事内容は多岐にわたる。

「われわれのような管理職が携わっている仕事は、店舗の運営に関わるヒト、モノ、カネ、このすべてに携わっています。チェーンとしての一店舗ではありますが、ひとつの企業を成り立たせていると言ってもいいかもしれませんね。カネに関して言うと、あらかじめ目標を立て、実行に移すといういわば家計簿作りを任されています。またモノに関しては、チェーン展開している会社ということで、『どの店でも同じ味』を提供することが大命題。品質管理を徹底するために逐一、在庫確認をすることはもちろん、作り方に関して社員、アルバイトへの教育は怠りません」

「カネ」「モノ」に関して話し終えたところで「ヒト」に言及する宮崎さん。人材育成に関しては特に注力していると言う。

「人を介して商品を提供するという基本がありますので、人材育成には非常に力を入れています。私がスタッフに対して教えているのは、『自分がされて嬉しかったことを、相手にもしてあげること』、そして『相手がこうされたいと思うような接し方をすること』。商品の作り方など現場レベルのマニュアルはしっかりとしたものを作っていますが、それだけでなく、人間関係の基本の部分に関しても教育しているんですよ」




	仕事中に従業員の視線をつい追ってしまうのはもちろん、プライベートで入ったお店でも、店員さんがどこを見ているのかは気になっちゃいますね

ときには周囲を鼓舞し、
強いリーダーシップを発揮しなければならない

店舗を運営していくにあたって大切なのは、やはり売り上げ。宮崎さんの店は現在、月間で2000万円、年間で2億5000万円もの売り上げを記録している。先の宮崎さんの言葉通り、この数字はあらかじめ立てられた目標を達成した結果だ。

「店には今、90人くらいのアルバイトスタッフがいるんですが、その一人ひとりに『今、アナタはこれを頑張りなさい』ということを教えているんですね。もちろん、自分個人としての目標も立てていますよ。それらの積み重ねと、さらには来客の見込みといったファクターを加味して数値化したものが売り上げ目標。それに向けて努力していくことが大事なんです。これはもう日々の研鑽に尽きますね」

店舗が目標を達成するために必要なのが上の言葉。では、店長としての仕事に最も大切な要素な何なのだろうか？

「売り上げ目標を立てるのもスタッフへに指導するのも、すべては論理的な観点から行わなければなりません。かといって、ロボットのように機械的に業務をこなすだけかというとそうではなく、ときには叱咤したり、ときには激励したりと、感情をむき出しにしてでも鼓舞していかなければならない局面もあります。管理者である店長職は、強いリーダーシップを持った指導者であるべきなんですよね」

「ありがとう」のひと言が、日々の仕事の支えになっている

入社してから19年。店長に昇進してから11年目となる宮崎さん。そこまで続けてこられた理由はどんなところにあるのだろう？

「率直に言うとですね、給料が良いことが第一だったり（笑）。基本給のほかに、売り上げ目標に達したときのインセンティブがあるんです。成績に対してきちんと評価してもらえるので、モチベーションにつながっているのは大きいですね」

報酬はクオーター（3カ月に1度）、もしくは年に1度のペースで支給されるので、そのたびに達成感を感じられる。もちろん、そういった長いスパンだけでなく、日々の仕事の中にもやりがいを感じている。



	目標を明確に設定し、その実現に向けて努力しなければなりません。ですから、常に志を高く持っている必要がありますね

「店長といえど、奥の事務所にこもって売り上げなどの数字とにらめっこの毎日ではありません。1日の勤務時間が8時間だとしたら、少なくとも6～7時間は売り場に立っているんですよ。最初にも言ったように、われわれはモノを売っているんだけど、それはヒトが提供しているわけですから、ヒトがきちんと動いているかを見渡さなければなりません。そうしてスタッフ一人ひとりがしっかりと接客した結果、お客さまに喜んでいただき、『ありがとう』の言葉をいただく。その言葉の積み重ねが、最終的には数値として表れてくることを考えると、その一瞬一瞬にやりがいを感じられるようになるんです」