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市場調査
インタビュー くわしく見る
市場調査は事業の未来を見通す羅針盤だ 篠田 政彦 さん(仮名)
PROFILE 篠田 政彦 さん(仮名)
年齢 27歳
学歴 経済学部経営学科
住まい 賃貸マンション(独身ひとり暮らし)
趣味 カラオケ、スポーツ
職歴 広告会社に3年→通信会社に1年
座右の銘 今ないものを考える
血液型 O型
星座 おひつじ座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】550万円
どんな仕事?
事業全体を俯瞰し、どんな商品が望まれるかを探る
世の中に生まれるすべての「商品」は、顧客のニーズがあって初めて成立する。もし、ニーズからかけ離れた商品を作れば、開発費や製造費、流通費などの莫大なお金をドブに捨てることになりかねない。というわけで、顧客のニーズを探る市場調査の仕事は、とても重要な役割を担っているのだ。

さまざまな媒体に情報配信システムを提供する通信会社に勤務する篠田さんは、放送事業者を相手に番組をインターネット配信するサービスを販売している。

「私が担当したシステムは、提供先の放送事業者だけでなく、その先におられるエンドユーザーとも情報をやりとりするシステムですから、取引成立後もそれを運用していくという形で依頼主の企業とお付き合いしていくわけです。そこで、営業スタッフに同行して依頼主と話をし、『今後クレームが発生しそうな問題はないか?』とか、『これから先、望まれている商品は何か?』といったことについてリサーチします。

新商品についてのリサーチは、依頼主から話を聞くだけでなく、技術的な専門情報をチェックしたり、エンドユーザーであるネット利用者やテレビ視聴者などに意見を聞くことも重要です。情報を配信する側と、情報を受け取る側の要望は必ずしも一致するとは限りませんからね」

このように、事業そのものを俯瞰し、売り手と買い手の双方がお互い望ましい形で結ばれるためのさまざまな情報を集めるのが彼らの仕事だ。
「職業病だなぁ」と思うとき
隣の会話に耳を大きくする
隣の会話に耳を大きくするイラスト
ほかにも、街を歩けば新しいお店に目がいくし、その時間帯にどんな人が歩いているかをついチェックしちゃいます。
求められる能力は?
より多くの情報を集める収集能力と、
それを精査するセンスが求められる
情報を収集するにあたって、「この程度で十分」ということはないと篠田さんは言う。

「日々進歩をくり返しているIT業界では、5年先、10年先まで売れ続けるサービスはあり得ないからです。進歩のスピードに乗り遅れれば、シェア1位の企業もたちまちどん底に落ちてしまいます。そのような激しい市場でビジネスをしていくということは、極端な話、つねに大金をギャンブルにつぎ込んでいるようなもの。ギャンブルに勝つには、できる限り多くの情報を集め、勝率を上げていくのが得策ですよね」
ときには経営者から直接、会社の未来を左右する重要なリサーチを任されることもある。そういうときは、ユーザーの声や市場の状況など、の情報を集めて提出するだけでなく、分析し「こうすべき」という意見を述べることも多い。

「情報を集めるだけでなく、その質も問われるわけですね。そういう意味では情報の価値を推し量るセンスも必要です。例えば、数百人の意見を集めたアンケートより、面と向かって会った人がポロッともらした本音のほうが重要な意味を持つこともあるんです。『どんな商品が欲しいですか?』という質問でも、地方在住の人と、都心に住んでいる人とでは答えが大きく変わってくるはず。アンテナはつねに高く、全方位に向けていなくてはなりません」
この仕事のやりがいは?
ヒット商品を生み出すきっかけ作りとその土壌を作る仕事
努力が実を結び、商品がヒットしても、評価されるのはアイディアを生み出した企画部門や、多くの人にそれを広めた営業部門だったりする。市場調査の仕事は、縁の下の力持ち的な役回りだ。

「とはいえ、商品が売れたときの喜びがないわけではありません。会社からは、それによって大いに評価されますし、私たちの仕事がきっかけで『取引先とのパイプが深くなった』とか、『将来への方向性に新しい指標を与えた』といった評価をいただくこともあります」

篠田さんにとって思い出深いのは、音楽コンテンツをインターネット配信するサービスの開発に携わったとき。
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
今
カッコよく言えば、「今」から「未来」を生み出す仕事。誰よりも敏感に「今」を見つめることが重要です。
「音楽コンテンツの著作権は、インターネットという新しい媒体には完全な整備がなされていない分野なんです。こういうときは、同じ業界内の企業が集まって、特許庁などの関係省庁に働きかけながら法的に問題にならない商品のあり方を決めていくわけです。こうした仕事に携わったことは、今でも誇りに思います。金の成る木を発見するだけでなく、それを世に生み出し、育てるという重要な役割もこの仕事にはあるんです」
FAQ 篠田 政彦 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 新卒で入社した会社では、企画職に配属されたんですが、市場調査部から上がってくるデータに納得がいかず、自ら調査に参加したのがこの分野の仕事へ足を踏み入れたきっかけ。以後、さまざまな分野の知識を得たくて転職をしてきました。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 経営者と同じ様な視点で事業を俯瞰しているせいか、何もかもが勉強になります。いつか自分で事業を起こしたいという人には持ってこいの仕事だと思います。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A ひと言で言えば「新しモノ好きであること」ではないでしょうか。例えば、若い女性が好む香水のブランド名とか、今まで興味がなかった分野の知識でも、必要とあればどん欲に吸収しないといけませんからね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A この仕事に就くには、資格や学歴が大事と言う人もいますが、それ以上に大事なのが、体力や情熱であり、物事を知りたいと思う好奇心。尻込みせずに挑戦すれば、必ず道は開けると思います。頑張ってください。
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