プロジェクトリーダー　Job Gallery【リクナビＮＥＸＴ】

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安藤隆生さん（仮名）

年齢	34歳
学歴	情報学部情報学科
住まい	分譲マンション（妻と二人暮らし）
趣味	音楽鑑賞
職歴	ソフトウェア会社11年
座右の銘	和を持って制す
血液型	0型
星座	射手座

職場の雰囲気は？	文化系	・	理科系	・	体育会系
あなたのタイプは？	文化系	・	理科系	・	体育会系	【年収】650万円

業務状況からチーム内の人間関係までを把握する現場監督

現在、クライアント先に出向し、10名程度の自社社員をまとめる立場にある安藤さん。その業務内容はまさに「現場監督」であると言う。

「クライアントに対し、組み込みシステムの改善提案を行うことをはじめ、メンバーが効率良く働けるよう仕事の割り振りをしたり、チーム全体のモチベーションをあげるような環境を作ることがプロジェクトリーダーの仕事。つまり、その現場において仕事内容、個々の能力、人間関係などすべてを把握している現場監督のようなものです。特に今は、組み込み式の制御ソフトを扱う現場にいるので出向期間が長い。ですから人間関係の問題や、業務への不満などメンバーの悩みや愚痴などもくみ取って解消していくのも仕事の一つです。リーダーだからと言って上から目線の物言いではなく、仲間の意見をじっくり聞き出していく『頼れる先輩』的スタンスじゃないとダメですね」

メンバー内の潤滑油になるだけでなく、クライアント先との信頼関係を結ぶことも重要だ。

「技術者として派遣されているワケですから、改善提案や技術的な助言なども行っています。そこで認められて最終的には『安藤さんが言うならやってみよう』とクライアントに言われるくらいの信頼関係を得ることも大切なんですよ。




	プログラムを扱う仕事ですから、細かい部分に目がいきがち。妻にも「細かいねぇ」とよく言われてます

大局的に捉える力とコミュニケーション能力が物を言う

ソフト屋さんにありがちな一匹狼的な人は、絶対にプロジェクトリーダーには向かないと安藤さんは言い切る。

「この仕事で求められるもの、それは１番にコミュニケーション能力があげられます。クライアントに対して、メンバーに対して、みんながより満足して働けるような環境を作るのが私の仕事。どのような状態になるのがベストなのかをヒアリングしていく力が必要なんですよ。しかし、みんなの意見を吸い上げるためには、それなりに信頼してもらえないと話も聞けないワケです。ですから、お山の大将にならず、普段からメンバーとコミュニケーションを図り、問題が出ればすぐに気付けるよう、常にメンバーの輪の中にいるようにしていますね」

しかし、あまり細かい事ばかりに気をとられていても、人をまとめることはできない。

「物事を大局的に見る力も大切です。全体を見てメンバーの方向性を決めていくのもリーダーの使命ですから。全体を俯瞰して見る冷静さも時には求められるんです」

メンバーの方向性が固まり、それが業務に良い影響がでたとき

やはりチーム内がまとまる瞬間が、何より達成感につながるのだとか。

「正直、メンバーの入れ替わりが激しい時期だと、みんなの方向性がバラバラになることもしばしば。でも、ミーティングを行い一人ひとりに発言する場を与え、お互いに理解することで、みんなが同じ方向を向くことがあるんです。そのときはプロジェクトリーダーとして、やりがいを感じる瞬間ですね。チーム一丸となってプロジェクトを進めるときほど、テンションがあがるものはないですよ」

マネージメントでのやりがいのほか、技術者としての喜びもある。



	メンバーに対しても、クライアントに対しても和をもって対応しないと問題は解決しませんからね

「クライアントへの改善提案がうまくいき、品質があがったり、それにより製品が売れたりするとマネージメント面とはまた違った喜びを感じますね。自分の提案が認められ、かつ成果が出せると自己満足的な喜びがムクムクとわき上がってきますよ（笑）。これからも『安藤さんに頼んで良かった』とクライアントに言われるような仕事を続けていきたいですね」