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公務員(教員)
インタビュー くわしく見る
公務員(教員)は表現力を持って教育する俳優だ 安田 静香 さん(仮名)
PROFILE 安田 静香 さん(仮名)
年齢 26歳
学歴 教育学部卒業
住まい 賃貸アパート(ひとり暮らし)
趣味 音楽鑑賞、スポーツ全般
職歴 入職して3年
座右の銘 本気
血液型 A型
星座 乙女座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】400万円
どんな仕事?
授業から始まって、一日のスケジュールはびっしり
小学校教師として働く安田さんは現在、5年生のクラス担任。当然、授業を行うのが基本的な職務だが、仕事はそればかりではない。それは、安田さんの一日のスケジュールを聞くとよくわかる。

「だいたい7時半くらいには学校に着いて、子どもが来るのを教室で待っているんですね。児童が登校したら、8時半から『基礎学習の時間』という漢字や計算の問題を15分くらいやって、それから『朝の会』、そして1時間目を始める、といった流れですね。授業が終わるのは3時半くらいで、児童は夕方前には帰ります。そこで私たちも帰れるかというと、もちろんそうではありません。それからは会議のオンパレード。職員会、学年会、国語や算数といった科目ごとにカテゴライズされる学部会、特別活動とか生活指導、給食指導などなど、本当にいろいろな部会があります。私も複数の部会に所属しているので、それぞれに会議があるときは出席しなければならないんですよ」

会議が終わってもまだ帰ることはできない。それからの時間は自身の『教材研究』に充てられる。

「会議が終わると、ようやく授業で使ったプリントのマル付けができて、あとは翌日の授業の予習をしたりプリントを作ったり、黒板に文字を書くばかりでは児童に飽きられてしまうので、何か目をひくような教材を自作したり。授業の進め方に関しては、一週間分まとめて考えることが多いですね。最近は忙しくて月曜の朝になってから考えることも(苦笑)。それくらい、本当に時間がなくて大変なんですよ」
「職業病だなぁ」と思うとき
親子の会話が気になる
親子の会話が気になるイラスト
街中で親子連れを見ると、つい気になりますね。で、会話を盗み聞きしちゃったりして(笑)、「良い教育をされてるな」とか「そんなに強く言わなくても…」なんて、勝手に思っちゃいます
求められる能力は?
児童と接するときには丁寧に、そして臨機応変に対応することが重要
授業をすること、子どもと接すること、会議に臨むこと、資料を作ること…と、その職務は本当に多岐にわたるが、ではそこに求められる能力とは一体、何なのだろうか?

「今、いじめの問題が本当に深刻化していますよね。当然、保護者の方もとても気にしていらして、教師側も『些細なことでも報告すること』というお達しがきています。ただ、『どこまでをいじめとするのか』の線引きをするのが本当に難しいですね。それは子ども同士のコミュニケーションのひとつかもしれないし、ちょっとしたケンカかもしれない。子どもたちが、人間関係から起こる問題を乗り越えながら成長し、充実した学校生活を送っていくことが一番重要。そのためには本当に細かなところにまで目を行き届かせながら子どもたちと接していく必要があるんです」
そうして子どもたちと接していく過程で安田さんは、あるひとつの言葉を胸に抱いているそう。その言葉とは『あるときは役者たれ』ということ。

「例えば褒めるときは、思っている以上に大げさに褒めてあげると子どもは本当に喜んで、次の機会も頑張ろうと思ってくれる。また、ちょっとした可愛らしいイタズラでも、大人になったら許されないようなことだったら本気の顔をして叱る。ただ、子どもたちの年齢があがるにつれて、本気で怒っているか、本気で褒めているかも伝わるようになります。やっぱり最後は演技だけじゃなく本心で向き合うことが大事です」
この仕事のやりがいは?
児童の成長が自分のことように嬉しく思える
安田さんは「公職の仕事って、ある意味サービス業と似ているところもあるんですよね」と言う。国家公務員なら国民、地方公務員ならその地域と、それぞれの住民の暮らしがより良くなるように尽力するのが公職の仕事だけに、その言葉にもうなずける。

「公立学校の教師も同じですよね。子どもって、言い方は悪いかもしれませんが、放っておいても成長するんですよね。彼・彼女たちの周りには家族がいて、地域とのつながりもあるわけですから、それだって教育の場なんです。そういった中で私たちができることは、大人になる過程でちょっとした手助けをしてあげることだと思うんです」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
夢
子どもには無限に可能性が広がっていて、それぞれが見る夢も無限大。そのお手伝いをするのが私たちの仕事で、夢を見させてあげる環境作りが念頭になければダメなんです
このような考え方を持っているだけに、安田さんが重要視しているのは結果より過程。児童たちの頑張りを見届け、それを評価してあげたいと考えているそう。

「結果として表れる前でも何かしらの変化があって、そこに感動があるんです。小さな子どもが相手なので、成長の速度が速いんですね。それまでできなかったことが急にできるようになったり、急に字が上手になったりすると、それが自分のことのように嬉しく思える。その半面、自分の中では『なんで子ども相手にあんなことを言っちゃったんだろう』なんて反省することもたくさんあって、毎日、8時間働いているとしたら、その中で感情の起伏がものすごく激しいんです。1時間目に笑っていても、2時間目にはすごく怒ってたり、また3時間目には落ち込んでたり(笑)。気持ちの切り替えは大変ですが、いろんなことを感じられるこの仕事に、とても充実感を感じられますね」
FAQ 安田 静香 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 中学生のころの先生にすごく尊敬できる方がいて、『こういう先生に、私もなりたいな』と思ったのがきっかけですね。公立学校の教師を選んだのは、私立だとずっとその学校にしかいられませんが、公立は定期的に異動があるので、いろんな地域で、いろんな人と触れあえるというのを魅力に感じたからです。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 子どもからたくさんエネルギーをもらえることですね。私が落ち込んでるときって、けっこう子どもは察してくれるんですよね。『先生、今日は元気ないね。どうしたの?』って、気を使ってくれるんです。そのひと言は、本当に私にとって特効薬みたいになっていますね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 公務員という観点で言うと、人のために何かをしてあげたいと思える人。教師だとその相手が子どもですよね。子ども相手に自分をさらけ出して、そして本気になって向き合える人じゃないとダメ。子どもは大人の心の底を敏感に感じ取りますからね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A スポーツはできた方が良いし、映画や音楽、美術といった娯楽にも幅広く精通していた方が良いと思います。いろんなことを吸収して心を豊かにしておくと、それがあるとき子どもに話せたり、自ら実践できたりしますからね。
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