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広告宣伝
インタビュー くわしく見る
広告宣伝は火のないところに煙をたてる話題作りの達人だ 反田 豊 さん(仮名)
PROFILE 反田 豊 さん(仮名)
年齢 33歳
学歴 総合政策学部総合政策学科
住まい 賃貸マンション(妻、娘と3人暮らし)
趣味 水泳
職歴 出版社で編集7年→IT企業2年
座右の銘 本気と書いてマジと読む
血液型 O型
星座 山羊座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】700万円
どんな仕事?
さまざまなメディアを使い消費者に商品・サービスを知ってもらう
電車に乗れば中吊り広告が目に飛び込み、テレビを見ればCMが流れる。日常に溢れる広告はどのように作られるのか。オンラインゲーム会社で宣伝部に在籍する反田さんに聞いた。

「ひとことで言うと、PRしたいものを1人でも多くの消費者に知ってもらうのが私たちの仕事です。それがテレビなのか雑誌なのか、ポスターなのかとメディアの種類はさまざまですが、各媒体に合わせて制作を進めていきます。一見、華やかに見える職種ですが、業務のほとんどは綿密な下調べと調整業務がメイン。業界用語で5Mというのがありまして、これは「ミッション、メッセージ、メディア、マネー、メジャメント」の頭文字を取ったもの。何のために、どんなメッセージをどの媒体で行い、どれくらいの効果が出るのかということです。これをもとにオリエントシートを作るのですが、この作業だけで2〜3カ月かかることもありますね」

このシートをもとに、具体的なクリエイティブに移っていく。

「媒体を押さえたあと、今回のイメージに合うクリエイターを探し、タレントを使うならプロダクションにスケジュールを確認したりと外部発注を行っていきます。ブランディングまで携わる大きな宣伝の場合は、予算もあるので代理店に依頼することもありますね」
「職業病だなぁ」と思うとき
CMを見て値踏みする
CMを見て値踏みするイラスト
テレビをボーッと見ててもCMになると、この広告だと予算はこれぐらいか、とお金がチラついちゃいます
求められる能力は?
イエスマンにならないような調整力と協調性は必須
広告宣伝は数多くの人が関わる業務。関係者の調整は宣伝部が行うため、調整力はとにかく必須だ。

「大きく分けると、商品・サービスを売り込む営業サイドと、広告を実際に作るクリエイターサイドがあります。必ずしも売り手と作り手の意見が一致するとは限りませんので、宣伝部が間に立って調整をしていくんですよ。とはいっても、スポークスマンでは務まりません。自分の意見を加えて、自分の案件であるという姿勢を見せてぶつからないと人の気持ちは動きませんから。場を丸くおさめるために、あっちこっちで“イエスマン”になっていると、信頼を失ってしまい、良い広告は絶対に作ることができないんですよ」
まずは宣伝部の人間としての自分の確固たる意志を持って周囲を説得していく。地道ながらその思いが認められる瞬間があると反田さんはいう。

「バラバラだった関係者の気持ちが、一気に同じ方向を向く瞬間があるんですよ。“この方向でいきましょう”って決まるときが。このときはパワーがみなぎって、俄然、やる気が出るんですよね」
この仕事のやりがいは?
消費者の話題にのぼるような広告ができたときの感激はひとしお
以前も出版社で物作りをしていた反田さんだが、作る物のスケールの大きさは、やりがいに比例していくのだとか。

「単純に、会社のお金で大きなことを作り上げる過程はワクワクしますよ。何百億という資金をもとに広告を作る場合もあるワケですから。正直、予算があればあるほど楽しい。一流のクリエイター、有名媒体、豪華タレントが使えれば話題になるし効果も期待できる。自社や業界で話題になるより、消費者の話題になるような広告作りを目指しているんです。電車に乗って、隣りの人が自分の手掛けた広告のことを話していたりしたら笑いが止まりませんよ」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
話
広告を出すからには、話題になるような物でないと意味がない。いかに人の話にのぼるかがわれわれの使命ですから
しかし、大成功をおさめたとしても、その後、辛いこともあるんだとか。

「広告を出した後は必ず、それがどんな効果をおよぼしたかをリサーチし報告書を作るんです。手掛けた広告が話題になった!ヤッター!!で終わりでなく、その後、何十枚にもわたるレポートを作り会社に提出することを思うと、思わず溜息が出ることもありますね(苦笑)」
FAQ 反田 豊 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 物作りがもともと好きで、出版社で書籍を手掛けてましたが、紙媒体以外のこともやってみたかったんです。書籍よりも広告の方が規制が少なく、のびのびやれそうなところに魅力を感じたのも理由の一つですね。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 社外でいろいろな人と出会い、輪が広がりましたね。出版だと関わる人たちは社内の人がほとんど。でも、広告のつながりは多岐にわたるので、音楽業界の人と知り合ってプレミアチケットをゆずってもらう…なんてこともありました。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 正直、自分が興味のないネタを宣伝することもあります。そんな時、嫌いなものでも、プロとしてやれる前向きな考え方を持っている人が理想ですね。そして、数多くの他人と仕事ができる大人のマインドも必要かな。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 広告宣伝は、そう多くある職種ではないので倍率は高いと思います。たとえ、予算がなく地味な広告を手掛けることになったとしても、「広告に関われてラッキーだ」という思いを持って仕事に取り組んでほしいですね。
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