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公認会計士
インタビュー くわしく見る
公認会計士は企業財務のアンパイアだ 桑原 恵介 さん(仮名)
PROFILE 桑原 恵介 さん(仮名)
年齢 25歳
学歴 政治経済学部卒業
住まい 分譲マンション(ひとり暮らし)
趣味 野球、ゴルフ
職歴 監査法人5年
座右の銘 気合のないヤツは去れ!
血液型 A型
星座 射手座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】800万円
どんな仕事?
会計のプロとして、企業の決算書をチェックする
財政状態や経営成績をまとめた財務諸表(決算書)は、企業の通信簿である。とはいえ、その通信簿は企業自らが作成したもので、間違いや虚偽がないとも限らない。そこで登場するのが桑原さんら公認会計士である。

「私たちの仕事は、独立した第三者の立場で決算書が正しいかどうか監査することです。ひとつの企業に対し、うちの会社では『責任者』『統括主査』『主査』で構成されるチームを組み、主に『主査』が数人の会計士補を使って実務を担います。現在私も『主査』として、5つの企業を担当しています。仕事は1年単位で動いており、まず7〜8月ごろに監査計画を立案。その後、期中監査として内部統制をチェックしたり、期中取引を検証します。この段階で問題が多いと『この企業は期末監査に苦労しそうだな』と少し憂鬱な気分になりますね(苦笑)」

そして年度末を迎え、4月に各企業から決算書が出されると、公認会計士の仕事はピークを迎える。

「まずは帳簿類の確認。企業の年間の事業内容を振り返り、収支が正しく記載されているかチェックします。同時に資産等の財政状態も確認しなければいけません。もし不明点があれば経理部や各事業部、経営者に確認して、場合によっては指導を行います。そうした作業は5月までかかることがほとんど。『公認会計士にゴールデンウィークはない』とよく言われますが、実際に私もまともに休んだことはないですよ。最後に『監査報告書』を作成したら、その年の監査は終了。心の底からホッできる瞬間ですね」
「職業病だなぁ」と思うとき
領収書がないと信用できない
領収書がないと信用できないイラスト
たとえばパーティの幹事を任されたとき。「立て替えた花代をくれ」という友達に対し、つい「領収書は?」と返してしまった
求められる能力は?
経営者とのディスカッションにはヒアリング能力が不可欠
財務諸表の妥当性をチェックするのが公認会計士の役目だが、桑原さんにいわせれば「黙々と数字を見ているだけでは、仕事にならない」そうだ。

「資格を持っていれば、誰でも帳簿を見ることができます。それはできて当たり前のこと。公認会計士として求められるのは、ヒアリング能力と分析能力ですね。経営者や財務担当者とのディスカッションのとき、何気ない話から必要な情報を引き出して、帳簿の内容と関連付ける。そして『その事業をしているなら、帳簿上はこうなるはずですよね?』と即座に指摘するんです。ただ『へぇ〜』と聞いているだけなら誰でもできますよね」

さらに必要なスキルとして、「どんなときも笑顔を崩さないこと」とユニークな答えが返ってきた。
「決算書には『通信簿をどうにかよく見せたい』というその企業ならではの意向が少なからず見え隠れしています。ただ、意向通りにいかないことも十分承知をしていて、どこまでの範囲ならば私たちのOKをもらえるのか探っている。私も企業サイドの意向は十分把握しつつも、監査人としての責任がありますからダメなものはダメだとはっきり言います。ディスカッションはそのせめぎあいで、いつも刺激的な言葉が飛び交っています。だからこそ表情ぐらいはニコニコしていたほうがいいかなと。多少なりとも場がなごみますからね(笑)」
この仕事のやりがいは?
企業を子どもから大人にする上場準備は達成感も大きい
桑原さんが担当する5社のうち、1社は一部上場企業。昨年度の連結決算では3800億円もの収益を上げているという。

「以前職場の先輩に『監査人がノーと言ったら会社がつぶれることもある』と言われたことがありますが、2年間主査を経験してみて、まさにその言葉通りだなと実感しています。帳簿上の話ではありますが、私のひと言が何百億というお金を動かしているんです。扱う金額が大きくなればなるほど、プレッシャーも大きくなります。また相手は一筋縄ではいかない百戦錬磨の経営者や管理職たち。監査人としてそんな人たちと対等に渡り合っていくのは一苦労です。とはいえ私の場合は、そんな緊張感の中で仕事をするのがやりがいにつながっているんですけどね」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
独
監査には、対象企業からも所属する監査法人からも独立した、公平中立な第三者としての意識で臨まなければいけないんです
ほかに上場準備企業も1社担当している。上場準備とは、法定監査と並んで公認会計士の大きな仕事のひとつ。内部統制を整えて、財務諸表が出せるようなキレイな企業になる手伝いをするのだ。

「法定監査では私たちは『お目付け役』であり、企業にとっては目の上のたんこぶ的な存在(笑)。しかし上場準備では『アドバイザー』的な役割を担います。経営者と一緒に悩みながら、財務上及び内部のチェック体制等の問題点をひとつひとつ解決していくんです。イメージとしては、未熟な子どもを成熟した大人に育てるという感じです。その企業が晴れて上場できたときは、息子や娘が成人式を迎えたような達成感で胸がいっぱいになりますよ」
FAQ 桑原 恵介 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 大学4年の秋に公認会計士の資格を取り、すぐに今の監査法人で働き始めました。もともと数字を扱うことが好きだったし、監査の仕事に就けばいろんな業界の人たちと関われるかなと思ったんです。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 監査を通じて、企業の経営者と接することができるのは大きいですね。彼らって独自の哲学を持っていて、話を聞いててとても勉強になります。もし普通の会社員になっていたら、まず出会えなかったでしょうね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A モラルがあって口が堅い人。私たちは担当企業の機密事項にもタッチしていて、守秘義務があるんです。酒を飲んだ勢いでついうっかり、なんてことはあってはならないことですよ。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 公認会計士は2次試験合格率が6〜8%。狭き門ですが、ちゃんと勉強すれば受かります。でも、そこからが本当のスタートなのです。現場で覚えることは山ほどあります。何でも吸収する気構えで仕事に臨んでほしいですね。
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