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機構設計
インタビュー くわしく見る
機構設計は商品の形を決定するモノ作りの心臓部だ 河村 愛子 さん(仮名)
PROFILE 河村 愛子 さん(仮名)
年齢 32歳
学歴 工学部機械科(大学院にて金属学)専攻
住まい 賃貸マンション(独身ひとり暮らし)
趣味 映画鑑賞
職歴 家電メーカー8年
座右の銘 できないことはない
血液型 O型
星座 天秤座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】600万円
どんな仕事?
持ちやすさ、使いやすさを追求する形作りのプロフェッショナル
テレビやビデオ、DVDプレーヤー、エアコン……。世にある家電、電化製品と呼ばれるものはすべて、数多くの「部品」から成っている。その「部品」の中でも、入れ物やボタンなど、外から見えるものから、内部の構造部品の、基板を除く全て手掛けるのが機構設計の仕事だ。

河村さんは今、携帯電話の機構設計に携わっている。
「基板の設計者やソフト開発の担当者は機能面を満足させるのがミッションですが、私たちのミッションは、いかに軽量化するか、いかに持ちやすいかといった、操作性を追求すること。そのために、CADを使って携帯電話自体の大きさや厚さ、ボタンの大きさ、内部に使用するネジの一本一本までを設計します。企画を進めていくなかで、目標のサイズが決まっていきます。それにどれだけ近づけられるかが腕の見せどころなんですよ」

もちろん、それは機構設計者の独断で決められるわけではなく、営業部や企画部、デザイナーといった社内のさまざまな部署の人間が関わっている。
「企画部が要求してくる操作性の良さやを実現させ、かつデザイナーが要求するデザイン性も同時に実現させる。正直、『それは無理だろ〜』と思ってしまうような厳しい要求も多いですが(笑)、そんなことを思う前にまず構造計算をし、不可能を可能にできるような素材を選び、形を作る。うちの部署では、『できない』とか『無理』といった言葉は禁物なんです(笑)」
「職業病だなぁ」と思うとき
新商品に目移りしてしまう
新商品に目移りしてしまうイラスト
家電量販店などで他社の新商品を見つけると、「どんな部品を使えばこんな大きさで、こんな動きが可能になるんだ」と、時が経つのも忘れて見入ってしまいます。
求められる能力は?
設計ソフトの使い方は入社後に学ぶとして
それ以前に大事なのは「気力と体力」
仕事で使うCADシステムは、会社によって違うシステムを採用しているので入社後に学ぶこと。部品の素材や構造計算などの基本的な知識さえ持っていれば、必要以上に身構える心配もないだろう。それ以上に大事なのは「とにかく気力と体力」と河村さんは断言する。その理由は、仕事を進めるうえで考えねばならないことが非常に多く、そして細かいからだ。

「一番に考えるのがサイズですよね。私たちはそれを、0.1ミリとか1/100ミリといった感覚で考えています。実際、それだけ違うだけで操作性がまったく変わってくるので、非常に気を使うところです。そして、強度を考えるのも重要。いくら使いやすくてカッコいいデザインの商品に仕上がっても、すぐに壊れてしまうようでは話になりません。緻密に強度の計算を重ねたうえで、一歩一歩、完成形に近づけていくんです」
また、部品そのもの以外にも、考えることは多岐にわたる。
「コスト面まで考えているんですよ、私たちは。そんなことまで?と思われるかもしれませんが、たとえば、部品ひとつを変えるだけで1円のコストダウンにつながるとしますよね。それを150万台生産することになったら、それだけで会社にとっては150万円の利益につながるんです。そして、日程。実はこれが一番大事かもしれません。少々でも遅れが生じると直接、商品の発売日に影響してしまうので責任は重大です。遅れが生じた場合、何時間もパソコンと向かい合って作業にあたるなんて当たり前。根をつめ、集中して仕事に臨むその気力と体力が不可欠なんですよ」
この仕事のやりがいは?
日進月歩の進化を遂げる分野だけに
刺激的な日々を送ることができる
ひとつひとつの部品に関して、強度を計算したうえで構造を設計していく。知識と経験、技術がモノを言う仕事ではあるが、柔軟な思考回路も必要だそう。
「『この部品を使うと操作性が良くなりますよ』とか『こんな形だと美しく見えますよ』といったふうに、構造的に新しい機能を随時、提案していきます。ですから常に、進化した素材や、部品の使い方などに考えを張り巡らせています。社内では、携帯電話だけに限らずさまざまな電化製品を分解して中身を検証し、『ここにこの部品を使ってるから、こんなに小さく、強くできるんだ』という、新しい発見もあり、刺激的な日々を送ることができますね」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
技
長い間やっていると「こう設計すれば美しく、強度も強い」と感覚的に分かるんです。それはもう、職人技に近いですね。
作業工程とは別に、商品の売れ行き具合も当然、気になるところ。
「テレビCMや雑誌広告で自分が手掛けた商品を目にすると、ひとつの仕事をやり遂げたという自分なりの達成感を得られます。しかし、それだけでは本当の満足感は得られません。やはり出来上がったものを評価するのは一般のユーザーですから、販売店の店頭や雑誌の特集などで世間の評判を目にするときはいつも、ドキドキしちゃうんです(笑)」
FAQ 河村 愛子 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 大学で学んだ機械や金属の知識を生かすことを考えていました。まぁ、それが直接、役に立つわけではないと入社後に知ったのですが(笑)、知識を土台にして、その上に今、経験を積み上げている段階です。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 本当は「自分の体より大きなものを作りたい」と思っていたのですが、配属されたのは携帯電話を作る部署でした(笑)。ただ、「モノ作り」という点では同じこと。完成形に近づけていくという作業には楽しさを感じています。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 緻密な計算と検証の上に成り立っている仕事ですので、地道に作業工程を乗り越えていける気力と体力が必要です。また、頭の中の一辺倒な考えだけでは商品の「進化」が望めないので、発想力の豊かな人が向いているでしょうね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A CADシステムは入社後にその使い方を学べば良いとして、それを扱う前の予備知識として、構造計算や強度計算といった専門的なことをしっかりと学んでください。仕事を進める上で、必ず必要になってくる局面が訪れますから。
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