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経理
インタビュー くわしく見る
経理は企業経営の根幹に携わる、縁の下の力持ちだ 大竹 一也 さん(仮名)
PROFILE 大竹 一也 さん(仮名)
年齢 31歳
学歴 経済学部経営学科卒業
住まい 賃貸マンション(一人暮らし)
趣味 楽器演奏
職歴 税理士事務所に3年8カ月→アパレルメーカーに2年半
座右の銘 マイペース
血液型 A型
星座 牡牛座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】450万円
どんな仕事?
数字を合わせるのは当たり前で、その先を考える
税理士事務所から転職し、現在はカジュアルウェア、スポーツウェアのメーカーに勤務する大竹さん。経理担当者としての毎日は、やはり数字との格闘だそう。

「弊社はメーカーである本社と、関連会社として物流、貿易の会社があるんですが、それらすべてに関しての経理を担当しています。私の業務は、主に取引先との出入金や社員の経費精算。関連会社を合わせて100人以上から上がってくる営業成績や経費の計算を行うので、それはもう時間と根気が必要になってきます」

ただし、計算だけをしていればいいというワケではない。大竹さんいわく、「数字を合わせることが最終目標になるのはダメ」だそう。さて、その意味とは?

「そこで導き出された数字を基に、『何故そうなったのか?』『もっと改善できるポイントがなかっか?』といったことを考えるのも経理担当者の仕事です。例えば、弊社は以前、経費精算をその都度行っていたんですけど、それでは効率が悪いと感じたので、上司に提案したんです。『週に1回、もしくは月に2回程度にしないと効率が悪いし、人件費だってかさみますよ』と。そうしたら月4回の経費精算という今のスタイルになり、会社の利益向上にもつながりました。こういった、いわゆる管理会計というものも、頭の中に入れておかなければならないんですよ」
「職業病だなぁ」と思うとき
原価が気になる
原価が気になるイラスト
何か物を買うとき、必ずといっていいほど原価を計算してしまいます(笑)。おかげで衝動買いはしなくなりましたね
求められる能力は?
社内の各部署と、密なリレーションを取らなければならない
経理担当者として、「知識や資格として『持っていた方が良い』というものはいくつかあります」と大竹さんは言う。

「税理士や会計士、簿記などの資格は、持っていると確かに、就職したり仕事を進める上では有利かもしれないですね。伝票を正確に読み取り、決算時に財務諸表を作ったりするときに必要になってきますから。とはいっても、これらは経験を積んでいくとともに身についてくるものでもあります。例えば、弊社はモノを作る会社なので原価計算に関する知識も必要なのですが、僕が転職したときにはそんな知識は持っていませんでしたし。さらには、これから税理士資格を取得するために、税法に関する知識を学んでいこうと思っています」
知識や、それを応用させる能力は後々、身につけられる。では、それ以前に必要な能力には、一体どのようなものがあるのだろうか?

「経理というと、数字とにらめっこするだけでコミュニケーション下手というイメージがあるかもしれませんが、それは間違い。例えば弊社では、小売店や中間の問屋などの取引先から入金が確認されないときなど、その会社の営業担当者に入金をせっつくようにお願いしなければなりません。しかし、営業担当者としては長い付き合いの会社に無理なお願いはしたくない、と。そんなときは営業担当者を上手く説得して、取引先に入金してもらえるように誘導するんです。他の部署も同様。経理は会社の基盤を支える部署なので、社内のさまざまな部署と密にリレーションを取ることが非常に大切なんですよ」
この仕事のやりがいは?
本質的に、企業経営に参画しているという実感がある
大竹さんは、前職の税理士事務所での仕事を振り返りつつ、転職の経緯をこう語る。

「経営者から頼りにされる仕事をしたいという思いから税理士事務所に就職したんですけど、そこでの仕事は、税金を節約し、それを会社の利益とするような仕事が多かったんです。それは確かに大切で有意義な仕事だと思うんですが、そのころに考え始めたのが『本質的に会社の経営に役に立ちたい』ということでした。そこで、一般の企業に転職し、その会社の経営を学ぶとともに、経営者と二人三脚で仕事を進めていけたらいいな、と」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
忍
ずっと数字と格闘しなければならないので、そのための忍耐力が必要な仕事です
経理担当者は、営業担当者などと違い成績が数字に表れないため、仕事への評価が難しいとされる。そんな仕事に対して大竹さんは、「だからこそ、やりがいを感じている」と言う。

「世の中のどんな形態の会社でも、必ず経理部門は存在しますよね。それはつまり、会社の基盤となる部門だということ。そして、それを支えているのが我々、経理担当者なんです。そのプライドが、仕事のやりがいのひとつ。もうひとつは、仕事内容の話でも触れた『業務改善』。結果として表れた数字を基に、その中から無駄な業務やお金を排除していきます。必要とあらば社長にも直訴し、少しでも経営状態を良くしていく。間接的にではあっても、それが売り上げ向上につながっていくことがとても嬉しい。そのときに、企業経営に参画しているという実感があるんですよね」
FAQ 大竹 一也 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 父親が会社の経営に携わっていて、その会社に外注として会計士さんが来ていたんですが、その人を父はすごく頼りにしていたんですね。そのとき、「経営者から頼りにされる仕事って、すごい信頼関係を築いているんだな」と感銘を受けたのが、経理に携わりたいと思ったきっかけですね。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 一昨年から昨年にかけて業績が下降してしまったんですけど、何故そうなったのかがすぐにわかる。数字は嘘をつきませんからね。改善すべき点は改善し、業績向上につなげていく。会社の内側から数字を見つめ直すことで、企業経営に関してとても勉強できていますね。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 数字に強い、忍耐強いといった性格的なものは基本的に必要です。あとは、お金の流れが如実にわかる仕事なので、経営者寄りのものの考え方ができる人…というか、将来、経営者になりたいと思っている人は経験しておいて損はないと思いますね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 会社の業績というのは、あらゆる要素が重なって数字として表れてくるものです。ですから、ただ単に簿記ができるとか財務諸表が読めるとかといった知識だけでなく、経営に関して幅広い知識や興味を持つようにしてください。会社からもきっと、重宝される人材になれますよ。
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