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インテリアコーディネーター
インタビュー くわしく見る
インテリアコーディネーターは快適な居住空間のプロデューサーだ 麻生 美和 さん(仮名)
PROFILE 麻生 美和 さん(仮名)
年齢 31歳
学歴 短大法律学科卒業
住まい 賃貸マンション(夫と同居)
趣味 DVD鑑賞
職歴 照明器具メーカーに2年→住宅メーカーに6年→独立して2年
座右の銘 一期一会
血液型 AB型
星座 双子座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】400万円
どんな仕事?
顧客の理想をカタチにするための提案をする
コーディネーターとは、直訳すると「調和させる者」という意味になる。インテリアコーディネーターとはつまり、「屋内空間を調和させる者」。フリーのインテリアコーディネーターとして活躍する麻生さんの仕事内容は、客の要望を聞き取り、快適な居住空間を提案していくことだ。

「私は今、戸建ての新築物件のコーディネートを行っています。まず住宅メーカーの営業がお客様と購買の商談をして、それが決まり、間取りまで決定すると私たちの出番。壁紙から床、照明、カーテン、家具やキッチンに至るまで、内装に関することはすべて、要望を聞き、カタチにしていきます。基本的には住宅メーカーがオリジナル商品を用意しているのでそこから提案していき、その中でお客様の気に入ったものがなければ、各メーカーの商品を紹介していく、と。お客様も、カタログを見るだけではイメージしづらいでしょうから、私たちが全体像をイメージしやすいようにわかりやすく話を進めていくんです」

麻生さんの最後の言葉が、この仕事の肝。商品の説明に終始するだけでなく、客の生活スタイルにまで聞いていくことで、インテリアコーディネーターである麻生さんの頭の中にも具体的なイメージが浮かぶのだ。

「クラシカルにしたいのか、エレガントにしたいのか、モダンにしたいのか、和装がいいのか、洋装がいいのかといった雰囲気的なものはもちろん、『ソファに座ることが多いですか?』とか『テレビを見ながらごはんを食べますか?』、『食器はどれくらいありますか?』とか、すごくプライベートなライフスタイルにまで突っ込んで話を聞きます。そういった話し合いを何度も何度も重ねることで、お客様の要望とこちらの提案が近づいていきカタチになっていく、という感じですね」
「職業病だなぁ」と思うとき
部屋の隅々まで見てしまう
部屋の隅々まで見てしまうイラスト
飲食店に入ったときはもちろん、友人宅に遊びに行ったときなど、つい、室内を見渡してチェックしちゃうんです。イヤミにならないよう、思ったことは口にしませんけど(笑)
求められる能力は?
さまざまな人と、
総合的なコミュニケーション能力を持って接しなければならない
インテリアコーディネーターとはいえ、インテリアに関しての知識を持っているだけでは不十分。専門的な知識を持つスペシャリストである一方、建築に関わる法律や、設計・製図などの知識もあると有利で、幅広い知識を持つゼネラリストであることが求められる。

「お客様の要望を聞き入れた上で、現場の作業員の方ともやり取りを行うんですよ。簡単な例で言うと、『ここの柱と柱の間は○○ミリになりませんか? そうでないと、この家具が入らないんです』とか。私が建築に関してある程度は知識を持っているからこそ、作業員の方とも対等な関係性で仕事を進められるんです。お客様とお話しするだけだったらインテリアに関しての知識だけで十分なんですが、さまざまな職種の方との共同作業である以上、いろんな知識が必要なんですよ」
そしてさらに。麻生さんの言葉を借りれば「さまざまな職種の方との共同作業である以上」、コミュニケーション能力は絶対に、絶対に必要。

「お客様とお話ししていると、『最初は布のソファがいいって言っていたけど、革製のソファの方がこの人の生活には合うんじゃないかな?』なんて思うことはしょっちゅうです。もちろん、そう思ったら『革の方がいいんじゃないですか?』と提案します。それは、私の感覚ではなく、客観的、論理的な観点に立って、です。大事なのは、相手の言いたいことを汲み取れるヒアリング能力、論理立てて提案できる企画力・コンサルティング能力、 それをわかりやすく説明できるプレゼンテーション能力。総合的なコミュニケーション能力が必要になってきますね」
この仕事のやりがいは?
顧客の理想以上のものを提供した暁にある「ありがとう」のひと言が嬉しい
かつて、照明器具メーカーで営業やプランニングといった業務に関わった経験を持つ麻生さんは、照明器具の知識には自信を持っているそう。「モダンでシンプルなスタイルが得意です」と言うが、それを客に押しつけることは絶対にない。

「私が常々、思っていることは『インテリアコーディネーターはデザイナーではない』ということ。あくまでも、お客様の要望という前提があって、それから『あるもの』をコーディネートしていくのが仕事。私の好みを押しつけて、お客様に『この人とは合わないな。担当を替えてもらおう』なんて思われたら終わりですからね。仕事中はまさに、お客様第一主義です(笑)」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
和
いろんな人とコミュニケーションを取って仕事を進める上で、人の和は本当に大事。あと、和やかに打ち合わせをする、という意味もありますね
だからといって、客の言いなりになっていれば良いということではない。客の要望はあくまで土台。プロである以上、その土台にさらなる顧客満足を付加させなければならないのだ。

「お客様の理想を、夢をカタチにしていくのが私の仕事なんですが、ただカタチにするだけじゃ意味がない。そんなの、ちょっとインテリアをかじったことがある人なら誰でもできちゃいますから。だから、私がいつも心がけているのは『お客様の理想以上のものを提供する』ということ。プロとして、その思いはなくしちゃいけないと思っています。そうして仕事を進めた上で、お客様から『アナタに頼んで良かった。ありがとう』と言われたら、それはもう本当に嬉しいですね」
FAQ 麻生 美和 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 漠然と、家に携わる仕事がしたいと思っていたんですが、当時、「女性ならではの感性が活かせる仕事」という取り上げられ方をしていたインテリアコーディネーターという仕事に憧れを抱いたのがきっかけです。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A お客様とお話ししていると、その人の深層心理的なところにまで配慮できるようになったので、些細なことにまで気を配らせられるようになりましたね。同時に、人を見る目が良くなったんじゃないかな?と思っています。われながら(笑)。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 専門的な知識が必要な半面、それを活かした接客業だと思っているんです。だから、まずは人と接することが好きな人。そして、サービス精神が旺盛な人に向いていると思いますね。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 率先して家事をしてください。というのも、キッチンに立って料理をしたり、掃除や洗濯をしていると、そこから美しいとかカッコいいとかっていう観点が生まれてくることもあるんです。そして、どうしてそう見えるのか、そう感じるのかということを常に考えることが、センスを磨くことにつながるんですよ。
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