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不動産開発
インタビュー くわしく見る
不動産開発は、事業をコントロールする指揮者だ 佐藤 誠二 さん(仮名)
PROFILE 佐藤 誠二 さん(仮名)
年齢 26歳
学歴 経済学部卒業
住まい 社員寮(一人暮らし)
趣味 ラクロス
職歴 不動産ディベロッパーに3年
座右の銘 何でも楽しむ
血液型 O型
星座 水瓶座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】400万円
どんな仕事?
土地を買い、そこに何を建てるか?を企画する
マンションを建て、それを販売して利益を上げる。そんな業種のマンションディベロッパーに勤める佐藤さんだが、その前に、マンションを建てる土地がなければ話は始まらない。そこで佐藤さんのような企画開発担当者が、まずは「土地を買う」のだ。

「地場の不動産業者や信託銀行などの金融業者の仲介により土地情報を取得し土地を購入します。場合によっては、検討開始の早いタイミングで地主さんに面談をさせて頂く事もあります。そういったの人々との強いつながり…我々はそれを『ルート』と呼ぶのですが、それを持っていると有益な情報が入ってきやすい。不動産は人脈で成り立っていると言われるくらいの業界ですので、いかに強いルートを作り上げるかが勝負です。そのために足繁く業者のところに通うのはもちろん、一見、無駄だと思えるような努力だって惜しみません。たとえば『物件を売りたいんだけど、買い手が見つからないんだよ』と困っている不動産業者がいたら自社で検討できればもちろん検討しますし、検討できないような規模が小さい土地などの場合でも『分かりました、買手の紹介をしましょう。仲介手数料はいりません』とかね」

もちろん、土地があるからといって、すぐに購買に至るわけではない。それが事業が興せる土地なのか、そうでないのかの判断を下すのが不動産開発としての仕事の第一歩だ。

「どれだけの規模のマンションが建てられて、それがいくらで売れて…と考えて売り上げを算出する。で、そこから地主さんが求めている土地代がどれだけで、建築費がいくらで…と計算して、それが事業として成り立つのかを考えるんです。バブルのときの苦い思い出があるので(苦笑)土地の購買を決定するまでは慎重に慎重を重ねます。そこでイケると判断したらめでたく購買、という流れですね」
「職業病だなぁ」と思うとき
工事現場フェチになる
工事現場フェチになるイラスト
建築現場などを通りかかると、つい目が行ってしまいます。何が建つのか?興味津々です(笑)
求められる能力は?
現状の2歩も3歩も先をいくリーダーシップが求められる
土地の購買が決定し、決済が済んでも、そこで仕事が終わりというわけではない。不動産開発の業務内容は実に多岐にわたる。

「土地を購買してマンションを建てると決定したら、近隣の説明会を開き、事前のフォローをします。こういう事業を興して、こういう建物が建って、ついては騒音や振動、日照などに影響が出ますがご了承ください、といったふうに。周辺住民の方にも納得していただいた上で話を進め、建築後にそこに住む方にも気持ちよく住んでいただけるよう、我々が誠心誠意、対応していくんです。心労は絶えないですけどね(笑)」
不動産業者や金融業者とだけでなく、さまざまな場面での交渉能力が問われる仕事と言えるが、さらに必要な能力として佐藤さんは「リーダーシップが問われる」という。

「先輩社員によく言われるのが『優秀な指揮者であれ』ということ。土地の購買に始まり、そこから先の建築、販売までのストーリーをしっかりと作り上げ、さらにはそれをスケジュール通りに進めていくのが企画開発担当者の役割です。その中では、先に言ったような近隣住民への配慮もあるし、税務面で問題があれば税理士と、登記の面で問題があれば司法書士とリレーションを取るなど、事業全体を見渡して滞りなく進めていく統率能力が絶対に必要。現状より2歩も3歩も先を見据え、率先していかなければならないんですよ」
この仕事のやりがいは?
結果よりも過程。壮大な事業の陣頭指揮をとるのは醍醐味
仕事とはつまり、結果が求められるものではある。しかし佐藤さんは、それ以上にやりがいを感じている部分があるという。

「土地を買うまでの、その過程にやりがいを感じているんですよ。それは何かというと、人とのつながりを作っていけること。たとえば、飛び込みで営業をしたけどなかなかこちらを向いてくれなかった不動産業者が、僕の話をちゃんと聞いてくれるようになったりしたら『やっと取引の土俵に上げてくれた。僕のこと、認めてくれた』と、嬉しくなってしまいます。さらに、そのルートで買えたときは尚更、嬉しいですね」

人脈形成は何も、社外だけに限ったことではない。社内での良い人間関係もまた、この職種では重要になってくる。
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
攻
壮大な規模の仕事ですので、守りに入ったら不安な気持ちがどんどん膨れてしまいます。だから常に「攻め」の気持ちは忘れず仕事に臨んでいますね
「社内の関連部署とも同様に、良い人脈を作っていくと、ちょっと厳しいかな?と思えるような土地でも『アイツが持ってきた土地ならなんとか事業化してやろう』と協力してくれるようになるんです。そうして土台を作っておくことで、いざ、事業がスタートしてからも陣頭指揮をとりやすくなるし、社が一丸となって事業に取り組むという一体感も感じられる。結果を残して利益を生み出すことは確かに大事ですが、いかにしてそこに辿り着かせるかを考え、実践していくことが、この仕事の醍醐味ではないでしょうか」
FAQ 佐藤 誠二 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A そもそも、業種で選んだというよりは会社で、人で選んだんですよね。今の会社には腹をくくって仕事に臨んでいる人が多いし、本当に尊敬できる人ばかり。おそらく就職当時から僕は、人間関係に関して重視していたんでしょうね。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 何度も言うようですが、良い人間関係を作れたことが良かったですね。損得の計算を抜きにして付き合える関係なんて、そうは作れないですからね。これはもう、僕の一生の財産だと思っています。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A 言われたことをやるのではなく、言われなくてもやる。予見性を持って、積極的に物事に臨める人が向いているでしょうね。ひいてはそれが、事業を進める上でのリーダーシップにつながりますから。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 慎重に時勢を見極めるのが大事な世界ですが、それでも積極性を失っては事業は進みません。まずは「自分に何ができるか?」を考えることから始まりますので、自分に枠なんか作らず、とにかく前だけを見て突っ走ってほしいですね。
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