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ファッションデザイナー
インタビュー くわしく見る
ファッションデザイナーは最新の情報を具現化する、こだわりの職人だ 竹内 哲明 さん(仮名)
PROFILE 竹内 哲明 さん(仮名)
年齢 28歳
学歴 服飾専門学校卒業
住まい 賃貸マンション(妻と同居)
趣味 日曜大工
職歴 アパレルメーカーに6年
座右の銘 心に克つ
血液型 A型
星座 水瓶座
職場の雰囲気は? 文化系 理科系 体育会系
あなたのタイプは? 文化系 理科系 体育会系 【年収】500万円
どんな仕事?
トレンドの情報をもとに、イメージを描き起こしていく
昔も今も、憧れの職業に数えられるファッションデザイナー。トレンドを生み、時代の最先端を走っているのだから、それも当然だろう。最新の情報を仕入れることは、デザイナーとしての義務とも言える。

「デザイナーというのは情報が命なんです。新作発表を目指して企画を立て始めるのが半年から1年ほど前なのですが、そのくらい先にどんなトレンドがあるのかを知らないと、時代遅れになってしまいますからね。で、どこから情報を得るかというと、海外の有名ブランドのコレクションを見に行ったり、あとは服の素材となる生地を扱う生地屋さんから生の話を聞いたり。後者はかなり重要で、どんな素材が流行りそうなのか、どんな柄が流行りそうなのかといった情報をもとに、素材を活かした服作りに着手していくんです」

竹内さんは現在、30〜40代女性向けの服のデザインを手掛けている。トレンドの情報を仕入れたら、その後、実際に着る人をイメージしてデザインをしていく。

「例えばコートだったら、Aタイプのものにするのかストレートにするのか、袖は普通でいいのかデコレートして凝った作りにするのか、といったふうにデザイン画を起こします。細かいサイズなどはパタンナーと相談して決めていくんですよ。僕が今、心がけているのは、着る人の年代に合うよう、良い素材を使って、なおかつ生活の一部に取り入れられるもので、でもオシャレ。さらに、着ていて落ち着く、派手でも品があるといった感じでしょうか。漠然としたイメージから入って、デザイン画を描きパタンナーと相談していくうちに、だんだんと形になっていくんですよ」
「職業病だなぁ」と思うとき
値踏みが激しくなった
値踏みが激しくなったイラスト
服屋に行っても、使ってる生地やデザインなどをじっくり見過ぎてしまいます。イヤな客と思われてるかも(笑)?
求められる能力は?
素材について熟知していれば、服作りに必ず役立つ
頭の中にあるイメージを描き出していくのがデザイナーの仕事だけに、絵が上手なことが大切…ではない。必要な能力は、もっと精神面によるところが大きいそう。

「僕は本当に絵心がなくて、すっごい不器用だし、細かいことは大嫌いだし(苦笑)。そんな僕でも描けてますからね。ただし、その素地となる根気と体力は絶対に必要。実際の作業って、すごい地味なんですよ。納得のいく絵が描けるまでひたすらデザイン画を描きますし、ビーカーに染料を入れて生地を染め、色がブレてる、ブレてないということを見たり。何度も何度も作業を重ねていくので、納期の前に徹夜作業が続くこともざらにあるんですよ」
そんな苦労を重ねた人が、一人前のデザイナーとしてさらなる活躍をするためのスタートラインに立つ。そこから先のステップアップを図るために必要なもの、それは勉強。

「資格としては、色彩検定とかパターン検定とかもあるんですけど、それを持ってるからスゴイということではなく、デザイナーとして活躍している人は一様に勉強熱心ですね。例えば素材について。綿ひとつをとっても、糸の編み方などによって何種類もあるんですけど、スゴイ人になると糸から布を編み込むこともできちゃうんですよ。で、素材を知っていれば、『この素材を使って、こんなデザインの服を作れば、着たときにこんな風に見える』というのが容易に想像できますから。素材にこだわっている人は洋服作りもすごく上手で、そういう人が、デザイナーたちをまとめるディレクターのような存在に上り詰めていって、給料もドーンともらえる、と(笑)」
この仕事のやりがいは?
出来上がった服を見ると、苦労が報われた思いになる
営業職が数字に厳しい職種であることは周知の事実だが、ファッションデザイナーもまた、売り上げに敏感な職種だそう。

「自分がデザインした服が売れるか否かでデザイナーの評価は決まるので、数字にはかなりシビアな世界です。会社によっては、デザインした服が売れなかったら解雇されてしまうデザイナーもいますから、緊張感はありますよ。ですからわれわれは、トレンドをおさえた服作りを念頭に置くのと同時に、服一着を作るのに制作費用がいくらかかるのかを計算したりと、考えることは本当にたくさんあるんです」
この仕事を 漢字一文字で表現すると…
夢
着る人は「オシャレになりたい」と夢を持って服を買う。であれば、作り手も夢を持った服作りを念頭に置かなければならないんです
だからこそ、実際に服が出来上がった瞬間のやりがいを相当に感じられる。

「初めて自分が作っている服が店頭に並んでいるのを見たときは、本当に達成感がありましたね。さらに、それを着た人を街中でみかけたときは、なおさら嬉しかったですね。でも、浮かれてばかりはいられません。同時に、『もうちょっと襟を大きくしておけば良かったかな』とか、『もっとデコレートしたほうが美しかったかも?』といった反省の念がふつふつと頭の中に…(苦笑)。これからも日々、精進していくのみですね」
FAQ 竹内 哲明 さんへの一問一答
Q1.この仕事に就いた(転職した)動機は?
A 兄も服飾のデザイナーをしていて、その影響を受けたのが大きいですね。カッコいい服、カワイイ服を生み出すクリエイティブな仕事だ!というイメージが、すごく刺激的に感じられました。まぁ、実際にやってみたら、そのイメージは覆されたんですけど(笑)。
Q2.この仕事に就いて(転職して)よかった?
A 嬉しいのは、会社から自分のデザインを認められたとき、そして街中で自分がデザインした服を着た人を見たとき。でも何より、服を作っているその過程が楽しいというのが一番大きいかな?そうでないと続けてられないと思いますもん。
Q3.この仕事、どんな人に向いている?
A ひとつのことにこだわりを持てる人。素材選びに始まって、デザインの細部のディテールにまで気を使わなければいけませんから。僕なんか、例えば料理をして野菜炒めを作るとき、盛りつけにもこだわってますから。「ピーマンの位置はココ!」とか(笑)。
Q4.これからこの仕事を目指す人へアドバイス
A 初めて業界にチャレンジするときは、イメージとのギャップに苦しむかもしれません。体力的にも精神的にも、しんどいことが多いですから。それでも頑張って、あきらめないでほしい。貪欲に勉強して、辛い局面でもファッションを楽しむという思いを忘れずにね。
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