試験問題つき!筆記試験実態リポート
POINT! 1.ビジネスレターには基本的な書式がある
2.試験の所要時間も判断材料になる
3.回答は丁寧にわかりやすくが大原則
4.文章の端々からも人間性が見られている
CASE 1. ビジネスレター試験編 ビジネスレター試験編 CASE 4. 編集向けオリジナル知識試験編 編集者向けオリジナル知識試験編
CASE 2. 作文試験編 作文試験編 CASE 5. プログラミング試験編 プログラミング試験編
CASE 3. 技術試験を含む論述試験編 技術試験を含む論述試験編 Q & A 転職なんでも相談室 転職なんでも相談室
CASE 1. ビジネスレター試験編 CASE 1. ビジネスレター試験編
●出題先 外資系生命保険会社 ソリシター(営業社員)向け試験
【入社試験問題】
 「あいさつ文(社用便せん1枚以内)」
以下の設定により、簡潔な社用あいさつ文を作成してください。
自分の立場 ○○生命保険のソリシター
あて先 自分が担当している法人代理店の社長
   △△株式会社 生保太郎氏
状況 昨日、前記社長と同行し見込み客先を訪問したが、自分の知識不足のためプランをうまく説明できず見込み客を怒らせてしまった。
趣旨 それのおわびと、その見込み客を再度訪問したい旨。
生命保険会社の社員として、代理店へ情報を提供し、販売協力や事務サポートを担当するのがソリシター(営業社員)だ。ソリシターは職務上、企画書や提案書を作成して営業することが多い。 そこで、入社試験でもビジネスパーソンとして最低限身につけておかなければならない文書の作成能力が試される。
出題先の外資系生命保険会社では、作文と社用あいさつ文作成の試験が行われている。 特にあいさつ文では、営業職に不可欠とされる営業を円滑に進める力を見るため、わび状≠書かせている。
まずチェックされるのは、ビジネスレターの基本的な書式を踏まえているかどうかということ。 合格者の書いたわび状は、日付や、拝啓・敬具などの頭語や結語、および時候のあいさつなどがしっかり基本的な型を守って書かれているのに対し、不合格者のわび状は、これらが抜け落ちている。
さらに重要な点は、合格者が「本当に申し訳ありませんでした」ときちんと謝っているのに対して、不合格者は「怒らせてしまい」とか「おわびを兼ねて」といった言葉はあっても、謝罪している文章がないことだ。
これまでに、大手の銀行員だった人が、全く書けなかったという例があったそうだ。その人は、この種の文書の作成をアシスタント任せにしていたという。 日ごろの仕事を、組織の力ではなく、自分自身の能力でこなしてきたかどうかを問われる試験なのだ。
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作文とわび状を合わせた時間制限は50分だから、わび状を書く時間は20分弱。 このくらいの時間で書けなければ、実際のビジネスの現場では通用しない。所要時間も、合否の判断材料となる。
内容では、尊敬語や謙譲語を使い分けられるか、また、文書の書式を踏まえて書かれているかがポイント。 最終的には面接に最も比重を置くが、ビジネスレターからもしっかりした仕事ができるかを見極めている。
きちんとしたわび状が書けるということは、それだけ過去に失敗を経験し、その対処をしてきたという証拠。 そういった苦い体験も含めた経験豊かな人材を求めている。
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