エコ商品の営業から、自社パッケージソフトの営業職へ

匿名レジュメの登録で企業や転職エージェントからオファーが届く「スカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった！」の生声をレポートします。

マッチングッド株式会社
セールス・マーケティング部　ゼネラル・マネージャー
道場定信さん（32歳）
PROFILE■大学卒業後、証券会社で1年半、エコビジネスのベンチャーで3年半、営業職を経験。2008年10月に退職し、転職活動に専念。2009年1月にマッチングッドからオファーを受け、翌2月に入社。

2013年4月3日

未経験業界に飛び込み、「何でも売れる」営業のプロになりたい。
ITベンチャーで自社ソフトの普及拡大に取り組み、立ち上げ期を支えています

■スカウトにレジュメを登録したきっかけは？

: マッチングッド(株)
道場定信さん

大学卒業後、証券会社で富裕層向けの営業を1年半経験。その後、元同僚に誘われ、エコビジネスを手掛けるベンチャー企業に転職。まだ設立間もない会社で、営業部門の立ち上げに一から関わりました。中小製造業に対するエコ商材の販売や、個人宅へのオール電化、太陽光発電システムの提案が主な仕事。早く会社を軌道に乗せたくて、会社の直近の目標である上場までは頑張り抜くと決め、毎日がむしゃらに働きました。
営業成績は悪くはなく、仕事にはやりがいを感じていました。しかし、営業成績が伸びていく過程で、「営業の量が重視される商材ではなく、営業の質も重視される企業向け商材のコンサルティング営業に携わってみたい」という気持ちが強まり、会社上場のメドがついたことを機に退職を選びました。
退職後、久々にゆっくりとした時間を過ごしながら、将来を改めて熟考。営業のプロとして、何でも売れるようになりたいという思いがあったため、今まで経験したことのない業界に行こうと考えました。そこで頭に浮かんだのが、IT業界。ITに関する知識は全くなく、PCスキルにも自信がなかったのですが、「伸びている業界だし、自分の不得意分野に挑戦することで営業としてさらにステップアップできそうだ」と思えたんです。また、できれば裁量を与えてくれる自由な環境で、自分の個性を活かしてノビノビと営業がしたいという思いもありました。
リクナビNEXTでIT業界の営業職の求人を検索しつつ、スカウトにもレジュメを登録。自分で探すだけでなく、企業からもオファーをもらえたら、希望に合う求人に出会えるチャンスが増えると思ったんです。

■企業からオファーを受け取った時の気持ちは？

退職してすぐ、2008年10月にレジュメを登録。その後、たくさんのオファーをいただきました。証券会社での経験が評価されたのか、生命保険会社など金融業界からのオファーが多かったですね。でも、未経験業界に行きたかったので、それらのオファーは見送りました。SNS関連の会社など、希望に合いそうな会社のオファーには、いくつか応募してみました。

■今の会社の面接を受けようと思った決め手は？

マッチングッドからオファーが届いたのは、2009年1月のこと。人材紹介会社向けのパッケージソフト「マッチングッド」を企画開発、販売している会社の、営業職の募集。人材紹介会社とは何なのか、全くイメージがつきませんでしたが、希望のIT系であるうえ、創業してまだ2年と若く、「立ち上げ経験が活かせそうだ」と思い、応募に踏み切りました。
面接では、社長が若いことに驚きましたね。当時の社長は、まだ25歳。私より年下でしたが、「マッチングッド」の開発者であり、これを普及させたいという夢や希望に燃えていました。「こんな仕事がしたいと希望する求職者と、こんな人材が欲しいと希望する企業のマッチングを図るソフトであり、マッチングッドを普及させることで人も企業も幸せにしたい」という社長の熱い思いに触れ、心が動かされました。また、人材紹介会社の専門分野や規模などに合わせ、コンサルティングをしながらカスタマイズしていく仕事だという点も、「希望に合う」と心惹かれました。前職では、どちらかというと行動量で営業成績を伸ばしてきたので、次は「顧客ニーズを探り、それに合うものをじっくり考え提案する」経験をしたいと思っていたためです。
実は、同時期にSNSの大手からも内定をいただいていましたが、この会社で社長とともに夢を追いかけたい、そして心機一転、新しい仕事に取り組みたいと思い、マッチングッドへの入社を選びました。

■そして入社。今のやりがいは？

2009年2月に入社し、丸4年が経ちました。入社当初は、初めて経験することばかりでとまどいがありましたね。覚えなければならない機能が非常に多く、毎日勉強漬け。営業先は人材紹介会社ばかりとはいえ、専門分野はさまざまであり、提案方法も無限に広がります。営業として、お客様に一人で説明に上がるようになっても、質問にすぐに答えられないことも多く、持ち返っては勉強…の繰り返しでした。「この会社の営業として独り立ちできた」と自信を持って言えるようになったのは、実はこの1年ぐらいのことです。
最近では、お客様のニーズをすみずみまで拾い、それを開発側にフィードバックして、新機能追加につなげられるようにもなりました。お客様に「この機能が欲しかったんだよ。ありがとう！」と言われたとき、心からの喜びを感じますね。
今の目標は、「マッチングッド」を人材マッチングソフトのシェアトップにすること。今まで以上にお客様のニーズをしっかりキャッチすることで、信頼を高め、普及拡大に貢献し続けたいと思っています。

＜採用担当者の声＞

豊富な営業経験に加え、「なりたい営業像」が明確である点に惹かれました

: 代表取締役
齋藤康輔氏

道場さんにオファーを送った2009年1月は、創業してまだ2年。「マッチングッド」の普及拡大のため、即戦力として力を発揮してくれる、営業経験者を求めていました。
道場さんには、豊富な営業経験に注目してオファーを送りましたが、実際にお会いして、相手の話に合わせ、自分なりの考えを返すことができる点に、営業としての機転や、頭の回転の速さを感じました。また、「自ら考え工夫を凝らす、コンサルティング色の強い営業を経験したい」という思いの強さにも惹かれましたね。立ち上げ期の営業に必要な自発性や能動性があり、当社でもすぐに力を発揮してくれるだろうと確信しました。
入社当初は苦労もあったようですが、今では当社になくてはならない人材。顧客接点にこだわることで信頼を集めており、「営業のプロ」へのこだわりを感じます。今後は、前職での経験を活かしてマネジメントの分野でもさらに力を発揮し、営業部門全体を率いる存在になってほしいですね。

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