転職トップ > 転職成功ノウハウ > 転職パーフェクトガイド > 求人の探し方・選び方 > ゴルフ用品製造会社事務から、ERPエンジニアへ
ゴルフ用品製造会社事務から、ERPエンジニアへ
匿名レジュメの登録で企業や転職エージェントからオファーが届く「スカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった!」の生声をレポートします。
株式会社プレミネンテ
ERPソリューション事業本部
大岩 幹さん(35歳)
PROFILE■大学卒業後、IT関連会社に入社しERPエンジニアとして人事給与系システムを約7年間担当。その後、2社で同様の仕事を手掛けた後、住宅販売会社のシステム部門に転職するが1年で退職。転職活動をしながらゴルフ用品製造会社の事務を1年半手掛ける。2012年2月にプレミネンテからオファーを受け、同年5月に入社。
2012年7月4日
一度は離れたERPエンジニアに戻りたい。そして未経験の領域に挑戦したい。
社員のやる気と可能性を評価する会社で、新しい知識を日々身につけています
■スカウトにレジュメを登録したきっかけは?
(株)プレミネンテ
大岩 幹さん
IT関連会社3社で10年近く、企業向け人事給与系のERPエンジニアとして経験を積みました。自分の働きがクライアントの業務支援につながることが嬉しく、日々やりがいを感じていました。しかし、3社目に勤めた会社があまりに出張が多かったことから、家庭の事情もあり、自宅から比較的近い住宅販売会社のシステム部門に転職したんです。
システム部門の仕事は、既存システムのメンテナンスがメイン業務。しかし、自ら手を動かすことはなく、社内の要望を集めて開発会社に発注するのが私の役割でした。どうにも仕事が物足りなく、「やっぱり以前の仕事に戻りたい」と1年足らずで退職しました。
転職先の条件は、以前と同様、企業向けのERPエンジニアであること。そして、人事給与系以外に挑戦したいと考えました。人事給与系の経験は長く、自信もあるのですが、会計や物流、購買管理など、別の分野を手掛けることでERPエンジニアとしての幅を広げたいと思ったんです。
いくつかの転職サイトに登録しましたが、ERPエンジニアの求人はあっても、未経験分野に挑戦できる求人はなかなか見つからなかったですね。しかし、「次こそは最後の転職にしたい」という思いがあったので、妥協して転職先を選びたくはありませんでした。
長期戦を覚悟して、ゴルフ用品製造会社で事務のアルバイトをしながら転職活動を継続。ある日、1社目の会社を辞めるときに「スカウト」に登録していたことを思い出し、数年ぶりにレジュメの内容をブラッシュアップしました。職務経歴を細かく書き足したほか、「一度は離れたものの、ERPエンジニアに戻りたい」という思いもアピールしました。
■企業からオファーを受け取った時の気持ちは?
レジュメをブラッシュアップした後、すぐにオファーが届き始めました。経験を活かせる人事給与系エンジニアのほか、SNS系やWebエンジニアのオファーが多かったですね。ただ、希望している「人事給与系以外のERPエンジニア」のオファーはなかなか届きませんでした。人事給与系でオファーをくれた数社には「ほかの分野に携わることはできませんか?」と聞いてみましたが、残念ながらいい返事はもらえませんでした。
■今の会社の面接を受けようと思った決め手は?
プレミネンテからオファーが届いたのは、2012年2月のこと。前の会社を辞めてから、1年以上が経っていました。
オファー内容は、SAP導入コンサルタント候補。エンジニアとして現場経験を積みながら、SAPコンサルタントを目指すという内容でした。「人事給与系」というしばりがなかったうえ、SAP経験も長かったので、「久々に希望に合いそうなオファーが来た!」と思いました。さらに文面を読み進めていくと、ERPパッケージの自社開発にも取り組んでいるとあり、興味を惹かれましたね。ここならば、今までの経験を活かせて次のステップに進めそうだし、自社パッケージの開発に携われるチャンスもあるかもしれないと思い、すぐに応募しました。
面接の相手は、常務取締役。初めは緊張しましたが、会社の成り立ちや、将来目指していることなどをフランクに語ってくれたので、すぐにリラックスできましたね。そこで、「人事給与系の経験しかないが、それ以外の分野を手掛けてみたい」との思いをぶつけ、実現できる環境があるかどうかを確認。「今までの経験とやる気があれば、業務知識がない分野もどんどん任せる」という返事をもらい、「ようやく希望の環境に出会えた」と嬉しく思いました。
■そして入社。今のやりがいは?
2012年5月に入社し、現在はある大手企業の購買管理システムのSAP導入プロジェクトに携わっています。5月に第一弾のシステムがリリースされたばかりで、プロジェクト配属直後から不具合対応に追われました。事前に購買分野に関する勉強はしていたのですが、現場ではわからないことだらけ。先輩に教えてもらったり、プロジェクト資料を読み込むなどして、何とか対応することができました。大変ではありましたが、確実に、新しい知識が身につき始めていると感じています。
今の現場で購買系の知識を積んだ後は、別の分野にもどんどん挑戦し、ゆくゆくはパッケージ全体の導入コンサルタントを任されるようになりたいですね。もちろんSAPに限らず、自社開発のERPパッケージにも携わり、自身の幅をさらに広げたいと思っています。
<採用担当者の声>
豊富な経験に加え、新しい分野に挑戦したいという思いの強さに惹かれました
|
当社では、大手クライアントを中心に、SAP導入の案件が急増中。SAP経験がありプロジェクトの核となり得るエンジニアを求めていました。大岩さんは、人事給与系で豊富な経験を積んでいるうえ、マネジメント経験もあり、経歴的には申し分ありませんでした。エンジニアとして1年余りのブランクはありましたが、「一度会って話をしてみたい」と思いました。 |
自分の市場価値がわかる!思わぬいい会社に出会う可能性が広がる!
スカウト活用のススメ
自分の経験・スキル、転職市場でどれぐらい評価されるものなんだろう?そう思ったら、スカウト登録を。
「転職市場における自分の市場価値」がランキングなどでわかる上、企業や転職エージェントからのスカウトを受けることで「何が自分のウリなのか」を把握できます。企業が採用に動くタイミングを逃すこともありません。まだ始めていない方は、今すぐ登録しておきましょう!
- EDIT&WRITING
- 伊藤理子
- PHOTO
- 設楽政浩