スカウト転職者インタビュー

住宅メーカー営業から、建築金物メーカーの開発担当へ

匿名レジュメの登録で企業からオファーが届く「リクナビNEXTスカウト」。実際に登録して、幸せな転職を実現したというビジネスパーソンにインタビュー。「登録してよかった!」の生声をレポートします。

株式会社カネシン
住宅資材事業部 営業開発部 企画開発課
松本 崇さん(24歳)
PROFILE■大学で建築学を学ぶ。卒業後、住宅メーカーに就職し、営業として活躍するも、1年目の冬に経営不振で倒産。2009年2月にレジュメを登録し、同年8月にカネシンからオファーを受け取る。10月より現職。

2010年2月17日

営業経験しかないのに、建築金物の開発職という思いがけないオファーが。
一からじっくり専門知識を身につけられる環境に、喜びを感じています

■リクナビNEXTスカウトにレジュメを登録したきっかけは?

(株)カネシン 松本崇さん

(株)カネシン
松本 崇さん

大学で建築を学び、卒業後は住宅メーカーに営業担当として就職。顧客の要望をじっくり聞き出し、プランを考え間取りづくりまで手掛けられることに惹かれ、選んだ仕事でした。しかし、不況による業績不振で、入社してわずか10カ月後に突然の倒産。図らずも、社会人1年目での転職活動を余儀なくされてしまいました。
収入面の不安もあり、すぐに転職活動を開始。リクナビNEXTスカウトにも登録し、並行して転職サイトなどで情報収集を始めました。しかし、求人を探しながら、「自分は一体何がしたいんだろう?」と考えるように。倒産のせいで着工後に工事が中断してしまうケースが相次ぎ、たくさんのお客様に迷惑をかけたことが心に重くのしかかっていました。私の担当顧客では幸いにしてそのようなケースはなかったものの、自責の念に駆られて自身の方向性を見失い、「住宅業界から離れるべきではないか」と思うようになったんです。

■企業からオファーを受け取った時の気持ちは?

レジュメ登録後、すぐにオファーが届きました。十数通ものオファーに「こんなにたくさん来るなんて」と驚きましたが、オファーの内容は当然ながら経験を活かせる住宅・不動産業界・営業職のものがメイン。先の理由で、当時はどうしても同じ仕事に戻る気になれませんでした。
悩んだ末、どこにも応募をせず、公務員試験の勉強をスタート。その後、結局半年近く、求職活動はしませんでした。その間もオファーは継続的に届いたので、すべてのオファー文面に目は通しましたが、応募するには至りませんでした。

■今の会社の面接を受けようと思った決め手は?

失業して半年が経ったころ、今の会社であるカネシンからオファーを受け取りました。カネシンは、木造住宅の建築に必要不可欠な、基礎金物や構造金物、補強金物といった「建築金物」を扱っているメーカー。その建築金物の開発を手掛ける、企画開発職のオファーでした。
大学時代に建築の勉強はしていましたが、前職は営業ですし、建築士の資格なども持っていません。社会人経験も浅い私に、こんな専門的なオファーが送られてきたこと自体に驚きましたね。前職では木造住宅をメインに取り扱っていたので、木造住宅の金物を扱うという点にも興味を惹かれ、一度は離れようと決意した住宅業界への思いが、オファーを機に蘇ってくるのを感じたんです。全くの未経験分野なので、自分に果たしてできるのだろうかという不安はあったものの、「できるようになったらこんなに嬉しいことはない。まずは挑戦してみよう」と応募を決めました。
面接では「木造住宅の強度を上げる金物を開発することで、木造住宅市場の拡大にもつなげたい」という事業展望を聞き、共感すると同時に、私も少しでも貢献できたら…と思いました。未経験での挑戦になることについても、「特殊な分野なので即戦力になってほしいとは思わない。ゆっくり着実に覚えてくれればいい」と言われ、不安がなくなりました。

■そして入社。今のやりがいは?

昨年10月に入社。現在は、試験装置を使っての建築金物の強度測定を担当しています。初めは本当にわからないことばかりでしたが、独学したり、先輩に教えられながら、少しずつではありますが知識が身に付いてきました。この前まで見当もつかなかったことが、今日は理解できる…という実感を日々得られるのが嬉しいですね。木造住宅のよさを活かしつつ強度を高めるため、小さな建築金物一つにたくさんの工夫が凝らされていることに感心しています。
今後も着実に知識と経験を積み、自分ならではのアイディアがどんどん出せるようになりたい。そしていずれは、自分の手で、新しい金物を世に生み出したいですね。

<採用担当者の声>

建築の知識があり、粘り強く責任ある仕事に取り組んできた点に惹かれました

(株)カネシン 島田俊一氏

住宅資材事業部
営業開発部
企画開発課
係長
島田俊一氏

木造住宅向けの建築金物という、ニッチで特殊な製品を扱うため、転職市場には経験者はほとんどいません。そのため、建築関係の知識があり、かつ新しい知識を一から習得しようという熱意のある人を採用したいと考えました。松本さんは、短い期間ながら前職で顧客と密にやり取りし、プランを考え提案するという責任ある仕事に関わっていた点に惹かれましたね。面接の場で「顧客のニーズをじっくり聞き出し、納得を得ながら少しずつプランを作り上げていく」という仕事の姿勢に触れ、何事にも粘り強く真面目に取り組める人だとも感じました。入社して3カ月、先輩の仕事を見つつ、着実に自分のものにしています。現場経験を積み、ゆくゆくは開発者として活躍してほしいですね。

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