転職回数が多い、失業期間が長い、フリーター経験しかない…etc.

成功者に学ぼう!

転職ハンディを乗り越えるアピール術

転職に不利なハンディを抱えているがために一歩を踏み出せない人、実際に転職活動をしているものの、なかなか採用に至らない人、必見!ハンディを抱えながら転職に成功した人たちが、どんなアピールや工夫で選考を突破したか、生の証言を一挙紹介します。
2009年2月18日

<アンケート協力>ヤフーバリューインサイト。2009年1月、正社員・契約社員として在職中の人・300人を対象に実施。

HANDICAP1.転職回数が多い・職歴に一貫性がない

転職回数の多さを突っ込まれそうだったので、職務経歴書に前職の仕事内容などをキッチリ書き込んでおいたら、転職回数については問われなかった。(33歳/食品メーカー/男性)

応募書類に「さまざまな経験をしたことで、多くの学びがあった。その中で、本当に自分ができること、向いていることがわかったため、貴社に応募いたしました」と記した。経験から得て、気づいた結果が貴社に向いていると思った、というように持っていった。(38歳/医療関連/女性)

 

転職を繰り返した理由について、「スキルアップのため」という意図を明確に伝えるように工夫した。(39歳/飲食業・経理/男性)<POINT.1>

「いろいろな会社の良いところも悪いところも見てきた」とアピールした。例えばどんなことかを中心に聞かれたので、転職歴が多い理由については触れられずに済んだ。(38歳/ソフトウェア/男性)

「何社かのノウハウをミックスした独自のノウハウを持っています」と話すと、興味を持ってもらえて採用された。(27歳/保険/女性)

会社ごとに身につけたスキルを説明したので、面接担当者の反応は特に悪くなかった。(30歳/ITエンジニア/男性)<POINT.2>

転職回数が多かったが、その中からコアとなる業務を3つだけ取り上げてアピール。加えて、営業やそれ以外の業務も一人でこなせることを伝えた。(38歳/人材ビジネス・営業/男性)<POINT.2>

畑違いの職種を3つほど経験したが、どれも英語を使う仕事であり管理業務だったという「一貫性」をアピールした。(34歳/ITエンジニア/男性)

POINT.1

不満を愚痴にせず、自分にとってプラスなことを見つけて伝えようという前向きさがうまく伝わったのだと思われます。ただし、スキルアップのためというからにはしっかりとしたビジョンがないとウソっぽく見え、逆効果になります。「スキルがついたら、次のステージを探して辞めるのか」と懸念されることも。転職歴が多い人に対して企業が気にするのは「すぐ辞めないか」なので、長く働きたいという気持ちを証明することがポイントです。

POINT.2

「あれもこれもできます」というと、何が強みかが伝わらず、印象に残らないことも。相手企業が求めている経験や能力を探り、自分の経験との接点を強調しましょう。

転職回数が多く、さまざまな職場で多くの人と働いてきたので、どんな人とでも会話を上手く保つコミュニケーション力を養ったことを伝えた。(34歳/食品メーカー・営業/男性)<POINT.3>

「複数回の転職で環境適応能力を身につけたので、どんな会社に行ってもなじめる」と話した。(38歳/運輸・経理事務/女性)<POINT.3>

POINT.3

ビジネス環境の移り変わりのスピードが速い今の時代、「変化に対応できる力」は有効なアピール材料になります。

職歴に一貫性がないので、「物事に柔軟に対応できる」とアピールした。(35歳/設備関連/女性)<POINT.4>

面接では、社会人になってから今までの経験をストーリー立てて説明。いいことばかりではなく「失敗」と感じたことに対しても、その後どう活かしたか、どう変えたかを説明した。(35歳/不動産管理/男性)<POINT.5>

勤務したそれぞれの会社で新人の研修を任され、部下を持たせてもらえるまで勤め上げていたことを伝えた。(31歳/警備会社・受付/女性)<POINT.6>

これまで勤務した会社それぞれでの実績数字を具体的に記載し、成果を残したことをアピールした。(28歳/建設・営業/男性)<POINT.6>

職務経歴がバラバラだったので、面接では「これだけ多岐にわたる仕事をこなしてきたので、チャレンジ精神があり、向上心も高いです」と前向きな姿勢を見せるようにした。担当者は「やったことのない仕事にやりがいを感じて取り組んでくれるような人が欲しかった」と言ってくれた。(38歳/生命保険・内勤営業/女性)

POINT.4

柔軟な対応力・適応力をアピールするのはいいのですが「与えられれば何でもやります」という姿勢は、「受け身」ととられることも。
自分の強みを活かし、自ら働きかけて何かを変えていこうとする姿勢を求めている企業も多いので、伝え方に注意しましょう。

POINT.5

面接で失敗体験をたずねる企業は多いです。相手が知りたいのは、失敗から学び、仕事をよりよく変化させてきたかどうか。
失敗経験を隠すのではなく、「今の自分があるのはあの失敗があったからこそ」といえるものを見つけておけば、むしろアピールの材料となります。

POINT.6

成果を伝えるのは○。取り組み姿勢や学んだことを伝えるだけでは説得力に欠けます。「どう行動(工夫)し、どんな結果を出したか」について、2例ほどのエピソードを用意しておくといいでしょう。

EDIT&WRITING
あおきのりこ
ILLUST
ニコ・ニコルソン
DESIGN
Mac.H GraphicArts

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