間違いだらけの資格取得!?

「資格を取れば転職に有利」ってホント?資格を持っていたために、希望と違う部署に配属された…なんて声も少なくありません。目的があって取得するからこそ、資格は役立つもの。先輩たちのトホホな失敗談を読んで、「資格のワナ」にはまらないようにしてくださいね。

先輩たちのトホホ・エピソード
資格欄に書いたその1行で、配属が思わぬところへ… 資格欄に書いたその1行で、配属が思わぬところへ…
経験がなくても資格さえ取れば、転職できると思ったのに… 経験がなくても資格さえ取れば、転職できると思ったのに…
USCPAを取れば、ラクに経理職に転職できると思って… いつしか資格を取ること自体が目的に…
何の気なしに書いた資格を、面接でつっこまれ… 何の気なしに書いた資格を、面接でつっこまれ…
資格欄に書いたその1行で、配属が思わぬところへ…
佐々木さん (仮名・25歳)

佐々木さん (仮名・25歳)
希望:社長秘書 現在:営業職

佐々木さん (仮名・25歳) 佐々木さんがハマった資格のワナ

もう数年前のことですが、救急救命士と自動二輪の資格を取得しました。どちらの資格も、「持っていれば何かのプラスになるのでは…」という軽い気持ちで取得したので、転職に役立てようという考えはありませんでした。ですが、実際に転職するにあたり履歴書を書いてみると、ほかに書ける資格がないことに気づいたんです。さすがに「空白ではマズイ」と思い、持っているこの2つの資格を書いたのでした…

失敗した!と思った点

ところが、この資格が役立つどころか、マイナスに働いてしまいました。社長秘書の募集で面接を受けたときのこと。「アクティブな人」と受け取られてしまい、希望ではなかった現場の営業職に配属されてしまったんです。
私が失敗したなぁと思うのは、「履歴書の資格欄を埋めたい」と思ってしまったこと。特別な資格を持っていることが、プラスになるとは限らないので、あのとき勇気を持って資格欄を空けておけば…とは思いますね。人事職を志望したのに、簿記の資格を持っていたために、経理として採用された友達もいますから。

こうすればよかった…トホホ

希望する仕事に直結する資格を取るのが前提ですね
やりたい仕事に直結する資格を取る、というのが大前提ではないでしょうか。人事担当の方は必ずと言っていいほど資格欄をチェックしているので、希望職につながらない資格なら記入しないほうが良いと思いますよ。もし記入するなら、その資格を取得した理由や動機を説明できるようにしたほうがいいですね。特別な資格なら、それがどんな資格なのかも説明できるように準備する必要があると思います。

編集部からのアドバイス

「持っている資格を、とりあえず書いておこう」は良くない
業務に関連する資格ならアピールになるが、何でも書けばいいというわけではない。佐々木さんは、過去に人事部に所属して面接を担当したこともあるという。「資格の有無は採用基準の一つだった」そうで、業務に関係ない資格を持つ志望者には、「ほかの会社に勤めたほうがいいのでは?」とも思ったそうだ。ただし、資格取得にチャレンジする姿勢そのものを評価する企業もあるので、資格を書くことが必ずしもマイナスになるわけではない。アピールできないことを、「とりあえず書いておこう」というのが危険なのだ。

経験がなくても資格さえ取れば、転職できると思ったのに…
及川さん (仮名・38歳)

及川さん (仮名・38歳)
希望:通関士 現在:起業計画中

及川さん (仮名・38歳) 及川さんがハマった資格のワナ

「これからは英語を話せるのが当たり前。日本と世界の間に立って仕事をしたい」。そう思ったのが、通関士の資格に挑戦しようと思ったキッカケです。ただ、これまでIT系の営業の仕事をしていたので、関連する経験がありません。まずは通関士の資格を取得して、物流系の企業で働ければと考えていました。ゆくゆくは、フルーツの輸出入を扱う会社を立ち上げるのが私の夢だったんです…

失敗した!と思った点

資格の専門学校で通関士の直前対策講座を受講して、今年の4月から、貿易事務の仕事を探しています。ところが就職はおろか、面接にもたどり着けないというのが現状です。「経験がない」というのが、その一番の理由みたいですね。たしかに、どうせ面接するなら英語を話すことができて、資格も経験もある方のほうが良いのかもしれません。資格の取得がムダというわけではありませんが、予想していた以上に、実務を求められるというのが実感です。

こうすればよかった…トホホ

働きながらスキルアップするのも方法かも?
希望職に就くために転職を考えているのであれば、「どの程度の実務経験を必要としているか」を前もって知ることが大事なんだと思います。関連する企業に入社して、働きながらスキルアップするのも方法でしょうね。私は夢をあきらめたくはないので、自分の会社を立ち上げようかと考えています。でも、それもラクではないですよね…。

編集部からのアドバイス

資格の必要度だけではなく、どの程度、実務経験が必要かを調べよう
国際物流を支えるエキスパートである通関士の合格率は、毎年10数パーセント程度。狭き門にもかかわらず、資格を持っているだけでは転職のウリにはならないようだ。どの程度、実務経験を求められるかは企業によってまちまちだが、一般的には1〜3年程度必要とされることが多いようだ。こうしたことは転職を考える段階からしっかり調べておきたいところ。通関士の話に限らないが、応募条件に「未経験歓迎」と書いてあったとしても、それは「関連する職に就いた経験がなくても歓迎」という意味であり、最低限の知識やスキルは必要としていることも少なくない。

いつしか資格を取ること自体が目的に…
茂手木さん (仮名・28歳)

茂手木さん (仮名・28歳)
希望:経理 現在:経理

茂手木さん (仮名・28歳) 茂手木さんがハマった資格のワナ

前職はシステムエンジニアの仕事をしていたのですが、企業の国際化が叫ばれる中で、「外資系の企業で経理の仕事をしたい」という思いがありました。もちろん違う職種への転職に不安があったのは事実です。しかし、夢をあきらめることができず、まずはUSCPA(米国公認会計士)の資格を取得しようと考えました。この資格さえあれば、経理にだってラクに転職できると思ったのです…

失敗した!と思った点

ところが、1年ほど勉強を続けたにもかかわらず、資格取得には失敗。転職活動の始まりは、かなり厳しいものがありました。いくつかの面接に失敗し、私が考えたことは「USCPAの資格が自分にとってどれくらい必要なのか」ということです。資格の勉強を続けるうち、経理の仕事をしたいという夢よりも、資格を取ることが目的になってしまっていたのです。このことに気づき、自分自身の足りない点を踏まえた上で転職活動した結果、数社の内定を取ることができました。現在は、夢だった経理の仕事をしています。

こうすればよかった…トホホ

取得しようとしている資格は、業務上不可欠なもの?
異職種への転職は不安もあるため、私のように「まずは資格を取って…」と考える人もいると思います。しかし、資格を取ることより大切なのは、希望する仕事をするには、どんな知識やスキルが必要なのかを知ることだと思います。資格は転職への不安を取り除く要素になると思いますが、業務上不可欠かといえば、必ずしもそうでないかもしれませんよ。

編集部からのアドバイス

希望の仕事に応募をする上で、何が不足しているのかをはっきりさせよう!
USCPAの資格を活用している人は、実際、監査法人や外資系に多い。しかし、未経験でもそれなりに企業側のニーズがあるため、そこで経験を積んでからスキルアップという道もある。難しい国家試験に挑戦するのは、それはそれで素晴らしいことだが、まずは茂手木さんのように自分に何が不足しているのかをはっきりさせることが先決だ。資格取得のために、結果としてタイミングやチャンスを逃してしまってはもったいない。

何の気なしに書いた資格を、面接でつっこまれ…
石山さん (仮名・26歳)

石山さん (仮名・26歳)
希望:事務職 現在:就職活動中

石山さん (仮名・26歳) 石山さんがハマった資格のワナ

前職が事務で、現在も同じ事務職で転職活動をしています。特筆できる資格があるわけではありませんが、履歴書には「やはり何か書いたほうが良いのでは…」と感じ、事務とはまったく関係ないと思いつつも、「色彩検定2級」の資格を記入していました。この資格は、10年ほど前に独学で取得したものです。すでに、資格の内容やどんな勉強をしたのかは忘れていたのですが、履歴書に色彩検定のことを記入したために、先日の面接でとてもイヤな思いをしました…

失敗した!と思った点

ある企業の社長と面接した際、社長の年齢が高いこともあり、色彩検定のことは知らない様子で、「これはどのような資格なのですか?」「これを活かした仕事は考えていないのですか?」と質問されました。前職と同じ職種を志望していることもあり、まさか色彩検定のことを聞かれるとは思ってもみませんでした。うまく答えられず、たじろいでしまった私。すると「ホントにあなた、この資格を取ったの?」という視線を浴びせられ、気まずい空気が…。むやみに資格を記入しないほうが良かった、と今は後悔しています。

こうすればよかった…トホホ

応募書類に記入するなら説明できないとダメですね…
資格を取得する段階から、何のためにその資格が必要なのかという目的をはっきりさせることが、まず大切なのだと思います。むやみに資格を取得しても、なかなか役に立つことはないのではないでしょうか。履歴書に資格のことを記入するなら、最低限、その資格のことをちゃんと説明できるようにしておかないといけませんね。

編集部からのアドバイス

履歴書の記入は、人事にどうとって欲しいか戦略を持って書こう!
履歴書にどんなことを記入するかは、戦略が必要だ。石山さんは「異業種ではなく、前職と同じ事務職への転職だからこそ、プラスアルファな部分をアピールしたい」と考えていたという。しかし、資格が転職の足を引っ張るようでは本末転倒になってしまう。記入する以上は、資格の内容や活かし方などを説明できるようにしておきたい。逆に、業務に直接関わりがなくても、突っ込んで聞いてほしいことであるなら、資格を記入しておくのも1つの方法だ。

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